2023年3月28日16時30分
Armadillo-IoT ゲートウェイ G4およびArmadillo-X2のアップデートを行いました。
このリリースはダウンロードページからダウンロード可能です。
ドキュメント
Armadillo-IoT ゲートウェイ G4 製品マニュアル (v1.16.0)
- 「7.1.2. IP アドレスの確認方法」 を追加
- 「7.1.7.8. 3G/LTE コネクションを切断する」 から 3G/LTE のコネクション設定を編集する場合の注意事項を削除
- 「9.1. GUI アプリケーションを開発する」 の VSCode を使用した開発方法に関する説明を VSCode エクステンションを使用した開発方法に変更
- 「9.2. CUI アプリケーションを開発する」 を追加
- 「9.3. VSCode を使用して Armadillo のセットアップを行う」 を追加
- 「9.5.1. コンテナの自動起動」 にコンテナ起動後にホットプラグデバイスを認識させる方法を追加
- 「9.7.1. ブートローダーをビルドする」 に imx-boot のインストール方法を追加
- 「9.7.2. Linux カーネルをビルドする」 にあるカーネルのインストール手順を変更
- 「9.7.3. Alpine Linux ルートファイルシステムをビルドする」 にルートファイルシステムのカスタマイズ方法とインストール方法を追加
- 「表 9.12. u-boot の主要な環境変数」 を追加
- 「9.18. Linux カーネルがクラッシュしたときにメモリの状態を保存する」 を追加
- 誤記および分かりにくい表記の修正
Armadillo-X2 製品マニュアル (v1.2.0)
- 「7.1.2. IP アドレスの確認方法」 を追加
- 「9.1. GUI アプリケーションを開発する」 の VSCode を使用した開発方法に関する説明を VSCode エクステンションを使用した開発方法に変更
- 「9.2. CUI アプリケーションを開発する」 を追加
- 「9.3. VSCode を使用して Armadillo のセットアップを行う」 を追加
- 「9.5.1. コンテナの自動起動」 にコンテナ起動後にホットプラグデバイスを認識させる方法を追加
- 「9.7.1. ブートローダーをビルドする」 に imx-boot のインストール方法を追加
- 「9.7.2. Linux カーネルをビルドする」 にあるカーネルのインストール手順を変更
- 「9.7.3. Alpine Linux ルートファイルシステムをビルドする」 にルートファイルシステムのカスタマイズ方法とインストール方法を追加
- 「表 9.12. u-boot の主要な環境変数」 を追加
- 「9.18. Linux カーネルがクラッシュしたときにメモリの状態を保存する」 を追加
- 誤記および分かりにくい表記の修正
Armadillo-IoT ゲートウェイ G4 セキュリティガイド (v1.3.0)
- 「8. 悪意のある攻撃者への対策」 を追加
Armadillo Base OS (3.17.2-at.4)
Armadillo Base OS は SWU イメージとして提供されます。 SWUイメージをインストールする方法については、製品マニュアルのSWU「イメージのインストール(G4)」またはSWU「イメージのインストール(X2)」 を参考にしてください。
Linux カーネル (linux-at-5.10.175-r0)
- linux-stable/linux-5.10.y merge 168 -> 175。
- x2_defconfig にオプションでしか使わない機能をいくつかモジュールとしてビルドさせるようにしました。カーネルを更新する場合はビルド手順のインストール方法にしたがって、必ずモジュールもインストールしてください。
- KASLR (Kernel Adress Space Layout Randomization) を有効した場合に必要な SPARSEMEM オプションが常に有効となるようにしました。更新の後に u-boot の optargs 変数から nokaslr を外すと有効になります。
Linux カーネル v5.10-atのソースコードは、github上でも公開しています。
abos-base 1.16-r0
- abos-ctrl make-installer に --output オプションを追加しました。インストーラーイメージをファイルに保存します。
- abos-ctrl rollback-clone の新しいコマンドを追加しました。現在実行中のシステムを rollback 領域にコピーして、rollback による「ダウングレード攻撃」を防ぐことができます。
- persist_file が fifo や node ファイルをコピーできるように修正しました。
- podman_start に add_hotplugs オプションを追加しました。詳細は podman_start のオプション一覧 の「add_hotplugs」部分を参照してください。
上記以外の変更
- /etc/inittab に記載されているコンソールは存在しない vt101 から vt102 へ変更しました。nano 等を使用する場合にエラーが出なくなります。
ATDE
ATDE9(v20230328)
- プリインストール済みの mkswu と x2-essential を更新
debian package
-
flutter-elinux
- 3.3.10 にダウングレード
-
flutter-elinux-plugins
- 1.0.0 にダウングレード
flutter-elinux のバージョン 3.7.3 にはアプリケーション画面にちらつきが発生する不具合があります。 このためバージョン 3.3.10 にダウングレードしました。以下の手順で、ダウングレードしていただきますようお願いします。
[ATDE]$ sudo apt update
[ATDE]$ sudo apt upgrade -y --allow-downgrades
-
x2-essential 1.2
- atmark-firmware を追加
- firmware-libertas, firmware-atheros を削除
-
mkswu 4.10.1
- swupdate_preserve_files に記載されているファイルは overlay ではなく rootfs からコピーするように修正しました。アップデートの際に persist_file されてなかったファイルを間違って保存しないようになります。
- swupdate とのバージョンの比較方法の齟齬を修正しました。(バージョンが 0 で始まる場合、x.y.z-t と x.y.z の順番)
- mkswu --update-version の新しいコマンドを追加しました。 スクリプト等で .desc ファイルを更新する場合に便利です。
- /usr/share/mkswu/examples ディレクトリに kernel_update_plain.install.sh の新しいスクリプトを追加しました。カーネルをビルドした時のモジュールなどによくある問題をチェックしてから .desc ファイルを作成または更新します。
- .desc ファイルに使う 「swdesc_*」 コマンドに「--オプション=値」の、= で指定できる対応を追加しました。例えば
swdesc_files --dest=/dir files
と書けるようになりました。
イメージファイル
- Armadillo Base OS SWUイメージ baseos-x2-3.17.2-at.4.swu
- インストールディスクイメージ baseos-x2-installer-3.17.2-at.4.zip