2023年4月25日16時16分
Armadillo-IoT ゲートウェイ A6E の新規リリースを行いました。
このリリースはダウンロードページからダウンロード可能です。
ドキュメント
Armadillo-IoT ゲートウェイ A6E 製品マニュアル (v1.5.1)
- 「3.5. ブロック図」画像を型番ごとに表示
- 「3.4. Armadillo-IoT ゲートウェイ A6E の外観」の追加、「表 4.4.インターフェース内容」の内容修正
- 「7.1.6.1. 無線 LAN アクセスポイントに接続する」に、無線 LANの MAC アドレスがランダムになることについて記載
- 「8.1.1.3. スリープモード」に、Cat.M1 モデルでの注意点追記
- 「9.4.2. ゲートウェイコンテナを利用せず、一からコンテナを作成する」に、ゲートウェイコンテナを削除する方法を追記
- 「10.3. ゲートウェイコンテナを動かす」の、DO 動作に関する記述を修正
- 「10.3.5.1. インターフェース設定」の、DI edge_type の設定値を修正
- 「図 10.140. Linux カーネルを SWU でインストールする方法」に、カーネルアップデートの preserve_files について注意事項を追加
- 「10.5.2.9. コンテナとコンテナに関連するデータを削除する」の追加
- 「 10.7.2. Linux カーネルをビルドする 」 の 、 make modules_install パスの修正
- 「10.7.3. Alpine Linux ルートファイルシステムをビルドする」に、build_rootfs.sh --cache オプションについて追記
- 「10.10.1. SWU イメージとは」に、よくあるエラーの FAQ の紹介を記載
- 「図 14.2. 電源シーケンス」の追加
- 「14.2. インターフェース仕様」の、インターフェイス図の CON11と CON12 の位置を修正
- 誤記修正
Armadillo Base OS (3.17.3-at.5)
Armadillo Base OS は SWU イメージとして提供されます。 SWUイメージをインストールする方法については、製品マニュアルのSWU「イメージのインストール」 を参考にしてください。
u-boot (2020.04-at14)
- btrfs ファイルシステムから圧縮されたファイルを読み取れない可能性の修正
Linux カーネル (linux-at-5.10.178-r0)
- linux-stable/linux-5.10.y merge 175 -> 178
- a6e_defconfig: BT ドライバ を再度有効化
- a6e: 無線 LAN のカントリーコードを JP に設定
Linux カーネル v5.10-atのソースコードは、github上でも公開しています。
abos-base (1.17-r0)
- abos-ctrl に「container-clear」のヘルパーコマンドの追加。このコマンドは app パーティションにあるコンテナイメージ、ボリュームデータと /etc/atmark/containers にあるコンフィグファイルを削除します。
-
persist_file -r
でまだ eMMC で存在しなかったディレクトリを保存する時のエラーの修正。 -
podman_start -a
でエラーが発生した場合のエラーコードでそのエラーを反映されるようになりました。 -
podman_start --dry-run
の際にコンテナが起動されないことをメッセージで明確になりました。
atmark-power-utils (1.1.2)
- Cat.M1 モデル で Sleep から 復帰後稀に IP 通信ができなくなる問題の対処
swupdate v2022.12_git20230414
- swupdate --version を修正しました。
- エラーメッセージいくつかを改善しました。
- mkswu 4.11 で作成された swu をインストールする場合にインストール内容を表示するようにしました。エラーが発生する場合にはどこでエラーするかがこれで分かりやすくなります。前のバージョンで作成された swu はインストール可能ですが、メッセージは出力されません。
上記以外の変更
-
build_rootfs.sh
のビルドスクリプトにキャッシュを使って、インターネットの接続がない環境でもアーカイブを作成できるようになりました。このキャッシュを利用する場合はアットマークが作成したイメージとまったく同じバイナリアーカイブを作成します。 - 3.17.2-at.4 で motd が表示されなくなった問題の修正
ゲートウェイコンテナ (2.2.0)
今回のリリースから、ゲートウェイコンテナのアップデートを swuイメージ を用いて実施できるようになります。
SWUイメージをインストールする方法については、製品マニュアルのSWU「イメージのインストール」を参考にしてください。
また、対応するゲートウェイアプリケーションプロジェクトのバージョンは 1.1.1 以降です。
- コンフィグパース処理の改善
- DO 設定項目 output_time に 0 を指定しても出力が固定されない問題の対処
- DO のモードのデフォルトを 出力無効に変更
- DO 出力の初期値を設定ファイルの内容に対応した出力値になるように修正
- クラウドに接続しない場合は SE050 を OFF にする対応を追加
- Azure IoT Hub への再接続が停止した場合にアプリケーションを再起動する処理を追加
ATDE
debian package
- mkswu 4.11
- desc ファイルに設定されているバージョンに「x.y.0」の様な、swupdate が無視する 0 を記載する場合にワーニングを出力してその 0 を削除するようにしました。swupdate では x.y と x.y.0 はまったく同じバージョンとして扱われますので、齟齬がでないように文字列をノーマライズします。
- 「version」等のよく使われる変数を使う場合に swu に影響があることをワーニングで注意します。このアップデートでは動作に影響ありませんが、一年後(2024年4月)のアップデート以降に変数を読み取らないようになります。ほとんどの場合には影響ありませんので、ワーニングが出力されない場合には対応が不要です。
- swupdate のアップデートに合わせた新しいメッセージの対応です。細かいコマンドを表示したくない場合は「swdesc_... --description '代わりの文字列'」で指定できます。
- /etc/udev/rules.d を swupdate_preserve_files に追加するようになりました。
- ユーザーがビルドした u-boot をインストールする swu を作成した場合に、swu による u-boot イメージの書き込み位置が正しくなかった問題を修正しました(※A6E のみの問題)。
- swupdate で自動アップデートを有効にしている場合に、ゲートウェイコンテナが存在していれば、ゲートウェイコンテナの swu も更新監視対象の URL リストに追加するようにしました。
VSCode Project
- Python Project 1.0.1
- python3 のインストールを base コンテナで行うように修正
- VSCode のファイルエクスプローラーに、SWU ファイルビルド用の不可視ファイルが表示されないように対応
- Shell Project 1.0.1
- VSCode のファイルエクスプローラーに、SWU ファイルビルド用の不可視ファイルが表示されないように対応
イメージファイル
- Armadillo Base OS SWUイメージ baseos-6e-3.17.3-at.5.swu
- インストールディスクイメージ baseos-6e-installer-3.17.3-at.5.zip