2025年5月28日15時00分
Armadillo-IoT ゲートウェイ A9E および Armadillo-900 のアップデートを行いました。
このリリースはダウンロードページからダウンロード可能です。
ドキュメント
Armadillo-IoT ゲートウェイ A9E 製品マニュアル (v1.2.0)
- 「3.9. USB デバイスの接続を許可する」 を追加
- 「3.1.5. Armadillo に初期設定をインストールする」 内に、Armadillo をインターネットに接続できない環境についての記述を追加
- 「6.2. persist_file について」 に、 OverlayFS の説明を追加
- 「6.36. 不正な USB デバイスの接続を拒否する」 内の、各種コマンドの使用方法を新しいバージョン向けに修正
- 工場出荷状態における USB 接続制御機能 の追加など、 USB 接続制御機能デフォルト有効化に伴う変更
- 「 3.6.4. Bluetooth を使用する 」 内に標準出荷状態ではBluetooth のプロトコルスタックを実装していないことを記載
- 「6.16.5. LTE」 内に SIM7672G のファームウェアに関する説明を追加
- 「3.6.21. 入力電圧を監視する」 内に電源電圧を監視する際のダイオードの電圧降下に関する注意事項を記載
- 「6.37. EdgeLock SE050 を利用したキーストレージ」 を追加
- 誤記などの軽微な修正
Armadillo-IoT ゲートウェイ A9E Node-RED™ 開発ガイド (v1.1.0)
- 「3.6. USB デバイスの接続を許可する」 を追加
※1 Node-REDは、OpenJS Foundationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。
Armadillo-900 開発セット 製品マニュアル (v1.1.0)
- 「5.5.8. GNSS を使用する」 内に 「5.5.8.2. ソフトウェア仕様」を追加
- 「5.4. USB デバイスの接続を許可する」 を追加
- 「7.1.3. Armadillo に初期設定をインストールする」 内に、Armadillo をインターネットに接続できない環境についての記述を追加
- 「10.25. 不正な USB デバイスの接続を拒否する」 内の、各種コマンドの使用方法を新しいバージョン向けに修正
- 「5.2.6. LTE」 内に SIM7672G のファームウェアに関する説明を追加
- 誤記などの軽微な修正
Armadillo-900 ハードウェア設計ガイド (v1.0.1)
- 「表 4.2. 各ピン説明」 及び、「表 5.6. Ethernet 信号」 内の Ethernet LED 信号の説明を修正
Armadillo Base OS (3.21.3-at.12)
Armadillo Base OS は SWU イメージとして提供されます。
SWUイメージをインストールする方法については、製品マニュアルの 「SWU イメージのインストール」 を参考にしてください。
インストールディスクによる初期化の変更
Armadillo Base OS 3.21.3-at.12 以降で Armadillo-IoT A9E 及び Armadillo-900 開発セットを初期化すると、デフォルト状態で USB 接続制御機能が有効になります。
デフォルトでは USB メモリ、USBハブまたは LTE モジュールに必要なデバイスを有効化していますが、
無効化したい場合は「abos-ctrl usb-filter disable
」で無効化するか、SWUpdate を用いてUSB接続制御機能の設定を行う を参考にしてください。
こちらの設定はアップデートまたは「make-installer」による量産イメージの生成では適用されませんので、逆に有効したい場合は「 abos-ctrl usb-filter enable
」で有効化してください
対応した脆弱性
対応した脆弱性に関する情報です。アップデートの緊急性を評価する際の参考にしてください。
- linux: linux v5.10.236からv5.10.237までに対応した各脆弱性 (net, bluetooth, ext4, usb, bpf…)
Linux カーネル (linux-at-5.10.237-r0)
- linux v5.10.237, v5.10.236-cip59 のマージ
- dac rpmsg ドライバの追加
- sound rpmsg ドライバまたは SND_SOC_TLV320AIC31XX の追加
- Armadillo-900 開発セットの gpio 名に GNSS_ANT_PWR_EN の追加
Linux カーネル v5.10-atのソースコードは、github上でも公開しています。
imx-boot 2023.04-at4
- RTC が起動時に正しくリセットされてなかった問題の修正。電源投入による起動で RTC のアラームがかかってる状態で起動すると5秒後に Armadillo が停止する問題の修正です。
- dac, sound のドライバー追加
- Armadillo の A35 コアの電圧をサスペンド時に正常に落としてなかった不具合の修正
podman (5.3.2-r5)
- go 1.23.9 リリースのためのリビルド
- 自動リスタート後に hook を正常に実行する修正
- この修正によって add_hotplugs を利用した場合の udev 情報をリスタート後にも正常にコンテナに転送できるようになりました(podman 実装変更による ABOS 3.20以降の不具合)
abos-base (2.17-r0)
abos-ctrl make-installer
:- 「
abos-ctrl make-installer –dl-only
」の新規オプションで標準イメージで Armadillo を初期化できるインストーラーを書き込みできます。
- 「
abos-ctrl usb-filter
:- SWU で利用できるように修正
- allow-class, remove-rule に複数の引数を設定できるように対応
- allow-device に明示的に vendor-id 等を指定できるように対応
- 各コマンドの後にルールを再適用するように対応(以前のバージョンでは allow-device/block-device の変更のみに対応していました)
plug-and-trust (4.2.0-r7)
- 稀に se050 の排他的ロックを解除できてなかった場合の修正。
modemmanager (1.22.0-r107)
- modemmanager が切断を認識した際に接続を停止するように修正
ABOS Web (1.8.0)
- 「USB 接続制御」の機能を追加
armadillo-twin-agent (1.6-r0)
- Twin サービスへの接続時に SE050(セキュアモジュール)のアクセスでエラーが起きた場合に、その後の再接続動作が必ず失敗する問題の修正
atmark-power-utils (1.3.0)
- aiot-sleep または aiot-alarm-poweroff コマンドによる間欠動作の有効・無効を制御するサブコマンドを追加(※詳細は来月リリースのマニュアルに記載します)
- aiot-sleep と aiot-alarm-poweroff コマンドに、上記サブコマンドの対応を追加
ゲートウェイコンテナ (2.8.3)
- 起動スクリプト処理の修正
アップデート機能については製品マニュアルの アップデート機能について を参考にしてください。
ATDE
ATDE9 (20250528)
- ストレージを 32 GB から 64 GB に変更
- ビデオメモリーを 16 MB から 128 MB に変更
- パッケージの更新
- lighttpdサービスの自動起動を無効に変更
debian package
- mkswu (7.6.2):
- usb-filter のサンプル desc ファイルの追加
- swdesc_command で複数のコマンドを設定した場合に
||
オペレーターでもちゃんと引数でグループするように対応
ABOSDE (1.9.2)
- A900 で以下のプロジェクトの作成に対応
- Flutter App Project
- GUI App Project
- Monitor のお気に入り機能のボタン(↑↓)をサブメニュー(…)に移動
- Monitor のお気に入り情報と ABOS Web のトークン情報の保存先をホームディレクトリに変更
ABOSDE Project
- Flutter App Project 1.4.8
- A900 でのプロジェクト作成に対応
- プロジェクトに含まれる desc ファイルに USB Filter の設定例を追加
- GUI App Project 1.4.8
- A900 でのプロジェクト作成に対応
- プロジェクトに含まれる desc ファイルに USB Filter の設定例を追加