2025年9月24日18時10分
Armadillo-600シリーズのアップデートを行いました。
このリリースはダウンロードページからダウンロード可能です。
ドキュメント (Armadillo Base OS 向け)
Armadillo-640 製品マニュアル Armadillo Base OS 対応 (v4.25.0)
- 「3.6.9. GPIO を制御する」 において、 sysfs GPIO クラスの使用が非推奨になったのに伴って当該の記載を削除
- 「6.9.11.2. コンテナ以外のアクセスを制限」 に command_args に渡すコマンド引数の説明を追加
- 「6.9.6.9. Rest API : WWAN の設定」 に 「LTE モジュールの再起動」 を追加
- 「6.9.4. SWU インストール」 に ABOS を最新バージョンに更新する機能の説明を追加
- 「3.9. USB デバイスの接続を許可する」 に 標準出荷状態で許可されている USB デバイスについての説明を追加
- 軽微な修正
Armadillo-610 製品マニュアル Armadillo Base OS 対応 (v4.25.0)
- 「3.6.6. GPIO を制御する」 において、 sysfs GPIO クラスの使用が非推奨になったのに伴って当該の記載を削除
- 「6.9.11.2. コンテナ以外のアクセスを制限」 に command_argsに渡すコマンド引数の説明を追加
- 「6.9.6.9. Rest API : WWAN の設定」 に 「LTE モジュールの再起動」 を追加
- 「6.9.4. SWU インストール」 に ABOS を最新バージョンに更新する機能の説明を追加
- 「3.9. USB デバイスの接続を許可する」 に 標準出荷状態で許可されている USB デバイスについての説明を追加
- 軽微な修正
JC-STAR★1開発ガイド (v1.1.0)
- 「17.2. Armadillo 内の指定したデータを削除する方法」 に、ユーザーデータ削除機能実行時に任意の処理を実行させる機能についての説明を追加
Armadillo Base OS (3.22.1-at.5)
Armadillo Base OS は SWU イメージとして提供されます。
SWU イメージをインストールする方法については、製品マニュアルの 「SWU イメージのインストール(A640)」 または 「SWU イメージのインストール(A610)」 を参考にしてください。
対応した脆弱性
対応した脆弱性に関する情報です。アップデートの緊急性を評価する際の参考にしてください。
- linux: linux v5.10.242からv5.10.243までに対応した各脆弱性 (mm, BT, ppp)
- abos-web でカスタム Rest API を root ユーザーでご利用の場合: 今までのアップデートの際に /etc/atmark/abos_web/customize_rest ディレクトリの所有者が abos-web-user にリセットされていましたが、doas のルールにスクリプトを追加していた場合は abos-web-user が自由にスクリプトを編集できるようになって、任意実行できるようになっていました。今回のアップデートで root ユーザーの所有物に戻りますので、変更不可能になります。カスタムな Rest API を root ユーザーで追加してなかった場合には影響ありません。
インストールディスクによる初期化の変更
Armadillo Base OS 3.22.1-at.5 以降で Armadillo-640 及び Armadillo-610 を初期化すると、デフォルト状態で USB 接続制御機能が有効になります。
デフォルトでは USB メモリ、USBハブまたは wlan モジュールが搭載されている場合にそのモジュールに必要なデバイスを有効化していますが、
無効化したい場合は「abos-ctrl usb-filter disable
」で無効化するか、SWUpdate を用いてUSB接続制御機能の設定を行う を参考にしてください。
アップデートまたは「make-installer」による量産イメージの生成では適用されませんので、逆に有効したい場合は「abos-ctrl usb-filter enable
」コマンドで有効化してください
Linux カーネル (linux-at-5.10.243-r0)
- Linux v5.10.243 アップストリームアップデート
- a6e defconfig: netconsole 有効化
Linux カーネル v5.10-atのソースコードは、github上でも公開しています。
u-boot (2020.04-at28)
- linker スクリプトの修正。debian bookworm 以降でビルドする際に起動できなくなる問題の修正。ATDE9でビルドする場合には影響ありません。
ABOS Web (1.10.2)
- 「SWUインストール」ページに「最新バージョンに更新」機能を追加
- 「WWAN の設定」の Rest API である “/api/wwan” に接続は行わず設定のみを行うための “no_connect” パラメータを追加
- 「WWAN の設定」のRest API に LTE モジュールの再起動を行うための “/api/wwan/force_restart” を追加
- /etc/atmark/abos_web ディレクトリの所有者を root にしても実行できるように対応 (abos-web を root ユーザーで実行し、HTTPS の TLS 鍵を読み込んでから権限を落とすように変更等)
device-info (1.4.2)
- セキュアエレメント非搭載の場合、 --se-spram と --env オプションを同時に使用した時にエラーする問題を修正
ATDE9
debian package
- mkswu (7.8)
- swupdate_preserve_files の abos-web/device-info 用の更新
- 他の細かい変更