2025年9月24日18時10分
Armadillo-IoT ゲートウェイ A9E および Armadillo-900 のアップデートを行いました。
このリリースはダウンロードページからダウンロード可能です。
ドキュメント
Armadillo-IoT ゲートウェイ A9E 製品マニュアル (v1.6.0)
- 「3.6.11. GPIO を制御する」 において、 sysfs GPIO クラスの使用が非推奨になったのに伴って当該の記載を削除
- 「6.12.11.2. コンテナ以外のアクセスを制限」 に command_args に渡すコマンド引数の説明を追加
- 「6.12.6.9. Rest API : WWAN の設定」 に 「LTE モジュールの再起動」 を追加
- 「6.12.4. SWU インストール」 に ABOS を最新バージョンに更新する機能の説明を追加
- 軽微な修正
Armadillo-900 開発セット 製品マニュアル (v1.5.0)
- 「10.9.11.2. コンテナ以外のアクセスを制限」 に command_args に渡すコマンド引数の説明を追加
- 「10.9.6.9. Rest API : WWAN の設定」 に 「LTE モジュールの再起動」 を追加
- 「10.9.4. SWU インストール」 に ABOS を最新バージョンに更新する機能の説明を追加
- 「10.18. Device Tree をカスタマイズする」 に Device Tree に関する説明を追加
- 「7.4. Device Tree で I/O ピンの設定を行う」 を追加
- 軽微な修正
Armadillo-900 ハードウェア設計ガイド (v1.3.0)
- 「図 8.1. 基板形状図」 を修正
Armadillo-900/Armadillo-IoT ゲートウェイ A9E セキュアブートガイド (v1.2.0)
- 「4.1.1. インストールディスクイメージ作成用の SWU イメージ を生成する」 及び、 「4.2.1. 量産用インストールディスクイメー ジの作成」 内に、 SD ブート時に起動する Linux カーネルイメージに組み込む dtbo ファイルを設定するオプションについての説明を追記
JC-STAR★1開発ガイド (v1.1.0)
- 「17.2. Armadillo 内の指定したデータを削除する方法」 に、ユーザーデータ削除機能実行時に任意の処理を実行させる機能についての説明を追加
Armadillo Base OS (3.22.1-at.5)
Armadillo Base OS は SWU イメージとして提供されます。
SWUイメージをインストールする方法については、製品マニュアルの 「SWU イメージのインストール」 を参考にしてください。
対応した脆弱性
対応した脆弱性に関する情報です。アップデートの緊急性を評価する際の参考にしてください。
- linux: linux v5.10.242からv5.10.243までに対応した各脆弱性 (mm, BT, ppp)
- abos-web でカスタム Rest API を root ユーザーでご利用の場合: 今までのアップデートの際に /etc/atmark/abos_web/customize_rest ディレクトリの所有者が abos-web-user にリセットされていましたが、doas のルールにスクリプトを追加していた場合は abos-web-user が自由にスクリプトを編集できるようになって、任意実行できるようになっていました。今回のアップデートで root ユーザーの所有物に戻りますので、変更不可能になります。カスタムな Rest API を root ユーザーで追加してなかった場合には影響ありません。
Linux カーネル (linux-at-5.10.243-r0)
- Linux v5.10.243 アップストリームアップデート
- サスペンドの際い gpio による起床要因が正しく設定されてなかった問題の修正
- x2_defconfig: netconsole 有効化、不要な imx rpmsg 例のテストドライバーの無効化
Linux カーネル v5.10-atのソースコードは、github上でも公開しています。
imx-boot (2023.04-at8), m33_firmware_at 1.5)
- サスペンドの際に /dev/ttyrpmsg* デバイスが開いてると m33側がハングする不具合の修正
- a900 モジュールで rv8803 の rtc を利用の場合に、uboot で alarm をリセットできるように対応
- secureboot の場合の upgrade_available 変数の改善(ロールバック無効化になっていたはずの設定でデフォルト値が利用されて無効化されてなかった問題の修正)。セキュアブートを利用しない場合には影響ありません。
ABOS Web (1.10.2)
- 「SWUインストール」ページに「最新バージョンに更新」機能を追加
- 「WWAN の設定」の Rest API である “/api/wwan” に接続は行わず設定のみを行うための “no_connect” パラメータを追加
- 「WWAN の設定」のRest API に LTE モジュールの再起動を行うための “/api/wwan/force_restart” を追加
- /etc/atmark/abos_web ディレクトリの所有者を root にしても実行できるように対応 (abos-web を root ユーザーで実行し、HTTPS の TLS 鍵を読み込んでから権限を落とすように変更等)
modemmanager (1.22.0-r110)
- APN のユーザー名やパスワードに “_”(アンダースコア) が含まれている場合、正常に接続できない問題を修正
ゲートウェイコンテナ (2.10.0)
- 設定ファイルが存在しない場合に配置する処理の追加
アップデート機能については製品マニュアルの [アップデート機能について][a6e-update] を参考にしてください。
ATDE
debian package
- mkswu (7.8)
- swupdate_preserve_files の abos-web/device-info 用の更新
- 他の細かい変更