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Armadillo Base OS のロールバックを確認・実行する方法

at_shiita.ishigaki
2022年6月7日 8時21分

Armadillo Base OSはOS・ブートローダー・コンテナ部分が二面化されており、起動が失敗した時に自動的にロールバックされます。

現在のルートファイルシステムの確認とロールバックが行われたかどうかの確認をするにはabos-ctrl statusコマンドを使用します。

# ロールバックが行われていない場合
[armadillo ~]# abos-ctrl status
Currently booted on /dev/mmcblk2p1
rollback-status: optimal
# ロールバックが行われた場合
[armadillo ~]# abos-ctrl status
Currently booted on /dev/mmcblk2p2
WARNING: Currently running on non-latest version (expected /dev/mmcblk2p1 installed on Fri Jun  3 10:45:01 JST 2022)
rollback-status: rolled back

手動でロールバックを行う場合はabos-ctrl rollbackコマンドを使用します。

[armadillo ~]# abos-ctrl rollback
Currently booted on /dev/mmcblk2p2
Switched to /dev/mmcblk2p1 successfully.
Reboot to apply change.

abos-ctrl rollbackコマンド実行後に再起動することで、ルートファイルシステムが切り替わります。

次に起動するルートファイルシステムを指定するには、abos-ctrl rollback-forceコマンドを使用します。

abos-ctrl rollback-force mmcblk2p2
Currently booted on /dev/mmcblk2p2
Forcing rollback to /dev/mmcblk2p2
Switched to /dev/mmcblk2p2 successfully.
Reboot to apply change.