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拡張ピンのアサインの決め方(Armadillo-400シリーズ編)

at_mangetsu
2016年6月27日 17時01分

Armadilloシリーズで外部にデバイスを接続して運用したい場合、
ピン配置の決め方を参考までにご紹介しようと思います。

今回はArmadillo-400シリーズ編です。
Armadillo-440を例に挙げてみます。

1.Armadillo-400シリーズで使えるインターフェースを確認する。

ハードウェア仕様一覧を確認します。

http://armadillo.atmark-techno.com/armadillo-440/specs

によると、

UART, GPIO, SD, 1-Wire, I²C, SPI, I²S他
LCD I/F: UART, GPIO, I²C, I²S, LCD, タッチパネル, キーパッド他 (専用LCDオプションセット別売)

が使用可能になっています。
ですので、これらの中から接続可能なデバイスを選択します。

以下、UARTデバイスとSPIデバイスを使うことを検討してみます。

2.接続のためのピンアサインを決める。

Armadillo-400シリーズハードウェアマニュアルを確認します。

http://manual.atmark-techno.com/armadillo-4x0/armadillo-400_series_hardware_manual_ja-1.12.0/

ここでは、CON9を例にとってみます。

CON9のピンマルチプレクス仕様は以下のようになっています。
各ピンがいくつかの機能をアサインできるようになっており、
この中から使いたい機能を指定します。

http://manual.atmark-techno.com/armadillo-4x0/armadillo-400_series_hardware_manual_ja-1.12.0/ch05.html#sec-con9-exp-iface1-a420-440

たとえば、ピン番号3の場合、CSPI1またはUART3に使うことができます。
ここでピン番号3をCSPI1に使う場合、ピン番号5、11,13をCSPI1に使うことになります。
一方、UARTとして使う場合、CSPI1を先にアサインすることによってUART3では使えないことになります。
したがい、UARTとしては、空いているUART5が使用可能となります。

3.ソフトウェアドライバを指定する。

ソフトウェアマニュアルを参照します。

http://manual.atmark-techno.com/armadillo-4x0/armadillo-400_series_software_manual_ja-2.1.0/

前項で決めたピンアサインに対して、ソフトウェアドライバをアサインします。
マニュアルの9.3項を参照します。

http://manual.atmark-techno.com/armadillo-4x0/armadillo-400_series_software_manual_ja-2.1.0/ch09.html#sct.kernel_spec.drivers

SPIの場合は9.3.15項、

http://manual.atmark-techno.com/armadillo-4x0/armadillo-400_series_software_manual_ja-2.1.0/ch09.html#sct.kernel_spec.drivers.spi

UARTについては9.3.3項の記載を参考に設定していきます。

http://manual.atmark-techno.com/armadillo-4x0/armadillo-400_series_software_manual_ja-2.1.0/ch09.html#sct.kernel_spec.drivers.uart