Armadilloシリーズで外部にデバイスを接続して運用したい場合、
ピン配置の決め方を参考までにご紹介しようと思います。
今回はArmadillo-400シリーズ編です。
Armadillo-440を例に挙げてみます。
1.Armadillo-400シリーズで使えるインターフェースを確認する。
ハードウェア仕様一覧を確認します。
http://armadillo.atmark-techno.com/armadillo-440/specs
によると、
が使用可能になっています。
ですので、これらの中から接続可能なデバイスを選択します。
以下、UARTデバイスとSPIデバイスを使うことを検討してみます。
2.接続のためのピンアサインを決める。
Armadillo-400シリーズハードウェアマニュアルを確認します。
http://manual.atmark-techno.com/armadillo-4x0/armadillo-400_series_hardware_manual_ja-1.12.0/
ここでは、CON9を例にとってみます。
CON9のピンマルチプレクス仕様は以下のようになっています。
各ピンがいくつかの機能をアサインできるようになっており、
この中から使いたい機能を指定します。
http://manual.atmark-techno.com/armadillo-4x0/armadillo-400_series_hardware_manual_ja-1.12.0/ch05.html#sec-con9-exp-iface1-a420-440
たとえば、ピン番号3の場合、CSPI1またはUART3に使うことができます。
ここでピン番号3をCSPI1に使う場合、ピン番号5、11,13をCSPI1に使うことになります。
一方、UARTとして使う場合、CSPI1を先にアサインすることによってUART3では使えないことになります。
したがい、UARTとしては、空いているUART5が使用可能となります。
3.ソフトウェアドライバを指定する。
ソフトウェアマニュアルを参照します。
http://manual.atmark-techno.com/armadillo-4x0/armadillo-400_series_software_manual_ja-2.1.0/
前項で決めたピンアサインに対して、ソフトウェアドライバをアサインします。
マニュアルの9.3項を参照します。
http://manual.atmark-techno.com/armadillo-4x0/armadillo-400_series_software_manual_ja-2.1.0/ch09.html#sct.kernel_spec.drivers
SPIの場合は9.3.15項、
http://manual.atmark-techno.com/armadillo-4x0/armadillo-400_series_software_manual_ja-2.1.0/ch09.html#sct.kernel_spec.drivers.spi
UARTについては9.3.3項の記載を参考に設定していきます。
http://manual.atmark-techno.com/armadillo-4x0/armadillo-400_series_software_manual_ja-2.1.0/ch09.html#sct.kernel_spec.drivers.uart