at_ito
2015年5月22日 13時27分
ここでは、Linux上で.NET Framework互換の環境を実現するMonoを使用して、.NETアプリをArmadillo-440にて動かしてみます。
1. Debian環境をSDカードに構築
以下のソフトウェアマニュアルを参照し、Armadillo-440でDebian GNU/Linuxを動作させる環境を作成してください。
2. APT リポジトリ設定の追加
できるだけ新しいMonoを使用するために、lenny-backportsのAPT リポジトリからMonoを インストールできるように設定します。
Armadillo上で、「/etc/apt/sources.list.d/mono.list」ファイルを作成し、以下の記述を追加して、保存・終了してください。
deb http://archive.debian.org/debian-backports lenny-backports main deb-src http://archive.debian.org/debian-backports lenny-backports main
3. Monoのインストール
Armdillo上からインターネットに通信できる環境を構築した後、以下のコマンドを実行してMonoをインストールしてください。
[armadillo ~]# apt-get update [armadillo ~]# apt-get install -t lenny-backports mono-complete
途中で「console-data」パッケージの設定画面が表示されますので、適切な項目を選択してください。(ここでは「Don't touch keymap」を選択しました)
その後パッケージのインストールに2~3時間程度かかりますので、少々お待ちください。
4. Monoの動作確認
まずはMonoで動くアプリケーションを作成します。
「excample.cs」というファイル名で、以下の内容でファイルを作成してください。
class X { static void Main () { System.Console.Write("My first mono app worked!\n"); } }
上記ファイルを作成した後、ソースコードをコンパイルするために、以下のコマンドを実行してください。
[armadillo ~]# mcs example.cs
以下のコマンドを実行し、アプリケーションを実行してください。
[armadillo ~]# mono example.exe My first mono app worked!
参考ページ
- http://zoetrope.hatenablog.jp/entry/20090412/1239548088
- https://www.ibm.com/developerworks/jp/linux/library/l-mono/