at_ito
2016年6月3日 12時02分
Armadillo-IoT(G1/G2): Node.jsを入れてみたで作成したNode.js実行環境に、追加でWebSocketを使えるようにwebsocket.ioを入れてみましたので、その時の手順を紹介します。
1. websocket.ioを入手
Armadilloのユーザーランドにwebsocket.ioを追加するには、まずは追加するファイルを入手する必要があります。
今回は以下のようにATDE5にwebsocket.ioをインストールすることで追加するファイルを入手します。
1.1. ATDE5にNode.jsをインストール
ATDE5上で、以下のコマンドを実行し、nodejsをインストールしてください。
[ATDE ~]$ curl -o- https://raw.githubusercontent.com/creationix/nvm/v0.29.0/install.sh | bash [ATDE ~]$ nvm install v0.10.29 [ATDE ~]$ nvm use 0.10.29
1.2. ATDE5にwebsocket.ioをインストール
前述の手順終了後、一度端末(コンソール)を立ち上げ直し、以下のコマンドを実行してwebsocket.ioをインストールしてください。
[ATDE ~]$ npm install websocket.io
2. websocket.ioをArmadilloのユーザーランドに追加する
以下のコマンドを実行し、websocket.ioをromfsディレクトリに配置してください。
[ATDE ~]$ cp -R ~/node_modules/ atmark-dist/romfs/usr/lib/
3. ユーザーランドイメージの作成
以下のコマンドを実行し、ユーザーランドイメージを作成してください。
[ATDE ~]$ cd ~/atmark-dist [ATDE ~/atmark-dist]$ make romfs image
上記コマンドを実行して出来上がったromfs.img.gzをAramdilloのユーザーランド領域に書き込んでください。
4. スクリプトの実行
前述の手順で作成したイメージで起動した後websocket.ioを使用するサンプルスクリプトを実行する際には、以下のコマンドを実行し、websocket.ioを使用できるようにしてください。
[armadillo ~]# export NODE_PATH=/usr/lib/node_modules [armadillo ~]# nodejs サンプルスクリプト