at_ito
2019年3月3日 19時56分
Armadillo-640用LCDオプションは、ノリタケ伊勢電子製の金属電極投影型静電容量タッチパネルを搭載しており、障害物ごしでもタッチができことが特徴です。実際に使用する際には、障害物の素材や厚み等によりタッチパネルの感度調整が必要となります。
ここではArmadillo-640用LCDオプションのタッチパネルの感度調整をする方法を紹介します。
タッチパネルの感度調整
例としてタッチパネルの感度を0x12に調整場合は、以下のようにコマンドを実行します。
[armadillo ~]# i2cset -y 4 0x50 0x1F 0x4b 0x70 0x00 0x12 i
0x12以外の値を設定する場合は、上記の第6引数の値を変更してください。 詳細な設定値については、以下のURLにある製品仕様書の「タッチパラメータ制御」の章を参照してください。
タッチパネルの感度をタッチパネルに保存する方法
前述の感度調整の方法では、タッチパネルの感度を調整するのみで設定が保存されません。そのため、再起動後に再度設定する必要があります。
Armadillo-640用LCDオプションでは、タッチパネルの感度情報をタッチパネル側に保存することができます。例としてタッチパネルの感度を0x12に調整場合は、以下のようにコマンドを実行します。
[armadillo ~]# i2cset -y 4 0x50 0x1F 0x28 0x65 0x03 0x3B 0x12 i
上記はタッチパネルの設定値を変更するのみで、現在の設定は変更されません。そのため、設定値を有効化したい場合は再起動してください。