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ATDE7にanyenv+nodenvを使ってNode.jsをインストールしてみる

at_ito
2019年8月5日 5時45分

Node.js等のスクリプト言語では、実行するNode.jsのバージョンにより動作しなかったりということが起きうるため、各言語で用意されている*envコマンドにてバージョン管理を行うことが多いです。

ここでは、Armadilloでスクリプト開発を行う際に、使用する可能性のあるATDE7でanyenvとnodenvを使ってNode.js実行環境を構築してみます。

anyenvのインストール

anyenevは各々のスクリプト言語に対応する、*envコマンドをインストールしてくれるツールです。

以下のコマンドを実行してanyenvをインストールします。

[atde ~]$ git clone https://github.com/anyenv/anyenv ~/.anyenv 
[atde ~]$ echo 'export PATH="$HOME/.anyenv/bin:$PATH"' >> ~/.bashrc
[atde ~]$ echo ‘eval "$(anyenv init -)"’ >> ~/.bashrc
[atde ~]$ exec $SHELL -l
[atde ~]$ anyenv install --init

nodenvのインストール

前述の手順でanyenvをインストールできましたので、それを利用してnodenvをインストールします。nodenvはNode.js用のバージョン管理ツールです。

以下のコマンドを実行してnodenvをインストールします。

[atde ~]$ anyenv install nodenv 
[atde ~]$ exec $SHELL -l 

Node.jsのインストール

nodenvコマンドで、Node.jsの各バージョンをインストール可能です。

以下のコマンドを実行すると、インストールできるバージョンを確認できます。

[atde ~]$ nodenv install --list 

例として、12.7.0をインストールする場合は、以下のコマンドを実行します。

[atde ~]$ nodenv install 12.7.0 

※: インストール時にコンパイルされるため非常に時間がかかります。

Node.jsの実行

前述のnodenvコマンドだけでは、nodejsコマンドは使用できるようになっていません。

任意のディレクトリに移動し、以下のコマンドを実行することでそのディレクトリ内でのみnodejsコマンドが実行可能になります。

[atde ~]$ mkdir work
[atde ~]$ cd work
[atde ~]$ nodenv local 12.7.0
[atde ~]$ node --version
v12.7.0
[atde ~]$ npm --version
6.10.0