at_kazutaka.bito
2023年3月5日 15時10分
Armadillo-IoT(G3/G3L)/X1を無線LANアクセスポイントのように使う方法です。
ここでは、dnsmasq+hostapdを使います。
1. 必要なパッケージのインストール
Armadillo-IoT(G3/G3L)/X1をインターネット接続可能なネットワークに接続して、
下記コマンドで必要なパッケージをインストールしておきます。
root@armadillo:~# apt-get update
root@armadillo:~# apt-get install dnsmasq hostapd
2. 無線LANの設定
2.1. NetworkManagerの管理対象から無線LANを外す
/etc/NetworkManager/NetworkManager.confのファイル末尾に下記の記述を追加します。
[keyfile]
unmanaged-devices=interface-name:wlan0
NetworkManagerをリスタートします。
root@armadillo:~# service NetworkManager restart
2.2. hostapd(アクセスポイントモード)の設定
/etc/hostapd/hostapd.confを下記の内容で作成します。
interface=wlan0
driver=nl80211
ssid=testssid
hw_mode=g
channel=10
ieee80211n=1
wpa=2
wpa_passphrase=testpassphrase
wpa_key_mgmt=WPA-PSK
rsn_pairwise=CCMP
/etc/default/hostapdの末尾に下記の記述を追加します。
DAEMON_CONF="/etc/hostapd/hostapd.conf"
カーネルの起動時にhostapdの設定を有効にするようにします。
root@armadillo:~# systemctl unmask hostapd.service
root@armadillo:~# update-rc.d hostapd enable
3. dnsmasq(DHCPサーバー)の設定
dnsmasq(DHCPサーバー)を設定します。
/etc/dnsmasq.confの変更点
ファイル末尾に下記の記述を追加します。
listen-address=127.0.0.1, 192.168.100.1
interface=wlan0
dhcp-range=192.168.100.100, 192.168.100.254, 12h
4. 再起動
再起動します。
root@armadillo:~# reboot
上記までの手順は、再起動以降は不要になります。
5. 無線LANをアクセスポイントモードで起動
下記コマンドで、無線LANを再起動します。
補足)下記では、Armadilloの無線LANのIPアドレスを192.168.100.1に設定しています。
root@armadillo:~# ip link set wlan0 down
root@armadillo:~# ip addr flush dev wlan0
root@armadillo:~# ip link set wlan0 up
root@armadillo:~# ip addr add 192.168.100.1/24 dev wlan0
アクセスポイントモードを再起動します。
root@armadillo:~# service hostapd restart
無線LAN端末から、下記のSSIDとパスフレーズで接続できます。
SSID:testssid
パスフレーズ:testpassphrase