at_kazutaka.bito
2015年6月25日 19時24分
Armadillo-810開発セットに簡単にトグルスイッチを付ける方法を検討した。
ここでは、スイッチを1個つけれればいい、ということで、ピンコネクタが実装済みの起動モード設定のジャンパ(JP1)を使うことにした。
JP1の1ピンのGPIOのポート番号:101をGPIOクラスディレクトリに登録する。
[root@armadillo810-0 (ttySC2) ~]# cd /sys/class/gpio [root@armadillo810-0 (ttySC2) /sys/class/gpio]# echo 101 > export
上記により、gpio101というクラスディレクトリが追加される。
備考)
JP1の1ピンのGPIOのポート番号は、ユーザ限定コンテンツから入手可能なR-mobile-A1のデータシートを参照。
directionファイルでgpio101の入出力が"in"になっていることを確認。
[root@armadillo810-0 (ttySC2) /sys/class/gpio]# cat gpio101/direction in
JP1の1ピンの入力のHigh/Lowレベルは、valueファイルを読むことで1/0という値で確認できる。
[root@armadillo810-0 (ttySC2) /sys/class/gpio]# cat gpio101/value
トグルスイッチを JP1の1ピン(gpio101):トグルスイッチの真ん中ピン JP1の2ピン(GND):トグルスイッチの片方の端のピン のように接続。
補足)
Armadillo-810製品マニュアル19.2.5. CON5 拡張インターフェース1 (Aコネクタ)
表19.8 CON5 信号配列のHERMIT_EN_N より、Armadillo-810上でVCC_3.3Vで10kΩプルアップされているので、プルアップ等は不要。
トグルスイッチをGND側になるようにスイッチを倒すと、
[root@armadillo810-0 (ttySC2) /sys/class/gpio]# cat gpio101/value 0
トグルスイッチをオープンになるようにスイッチを倒すと、
[root@armadillo810-0 (ttySC2) /sys/class/gpio]# cat gpio101/value 1
のように値が変わることを確認した。
注)
JP1は、電源投入時にOS自動起動/保守モードの選択に使用するため、電源投入時は、トグルスイッチはオープンになるよう側に倒しておく必要がある。