at_kazutaka.bito
2017年2月22日 17時00分
起動時にソフトを自動実行する場合は、実行コマンドの後ろに"&"をつけてバックグラウンドで実行させます。 うっかり忘れてしまうと、フォアグラウンドで実行されてしまい、コンソールが戻らずログインできなくなります。
ここでは、Armadillo-X1/IoT(G3/G3L)で、起動時のソフトの自動実行により、ログインできなくなったときの復帰方法を説明します。
1.SDブートの実行
Armadillo-X1/IoT(G3/G3L)のそれぞれの製品マニュアル
Armadillo-X1:SDブートの活用
Armadillo-IoT(G3):SDブートの活用
Armadillo-IoT(G3L):SDブートの活用
を参考にSDブートのブートディスクを作成し、SDブートします。
2.起動時のソフトの自動実行箇所の修正
eMMC内のDebian GNU/Linuxルートファイルシステムをマウントします。
root@armadillo:~# mount -t ext4 /dev/mmcblk2p2 /mnt
起動時のソフトの自動実行箇所を修正します。例えば、/etc/rc.localに記載している場合は、
root@armadillo:~# vi /mnt/etc/rc.local
でファイルを開いて、実行コマンドの後ろに"&"をつけます。
修正後、アンマウントして、終了します。
root@armadillo:~# umount /mnt
root@armadillo:~# halt
次の起動時からは、ソフトがバックグラウンドで自動実行されるため、コンソールが奪われることなく、ログインできるようになります。