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Armadillo-IoT(G3)/X1:無線LANをアドホックモードで動かす(iwコマンドを使用)

at_kazutaka.bito
2020年8月31日 18時05分

Armadillo-IoT(G3)/X1で、無線LANをアドホックモードで動かします。
ここでは、iwコマンドで設定します。
(以下の説明では、Armadillo-IoT(G3)/X1は、Armadilloと略します。)

 

1. NetworkManagerの管理対象から無線LANを外す

/etc/NetworkManager/NetworkManager.confのファイル末尾に下記の記述を追加します。

[keyfile]
unmanaged-devices=interface-name:wlan0

 

NetworkManagerをリスタート、もしくは、Armadilloを再起動します。
NetworkManagerをリスタートする場合は、下記コマンドになります。

root@armadillo:~# service NetworkManager restart

 

2. アドホックモードで動かす

iwコマンドで、アドホックモードで動かします。
(下記は、無線LANデバイスがwlan0の場合です。)

root@armadillo:~# iw dev wlan0 set type ibss
root@armadillo:~# ip link set wlan0 up
root@armadillo:~# iw wlan0 ibss join my-ssid 2437

補足)2437は、下記サイトを参考に、2.4 GHz (802.11b/g/n/ax)のchannel 6相当の周波数を意味します。
List of WLAN channels

 

参考)動作確認

上記1,2を実施したArmadilloを2台用意しました。
それぞれのArmadilloで、ifconfigコマンドまたは、ipコマンドで、IPアドレスを確認しておきます。
ここでは、下記のコマンドで、相手のIPv6アドレスに対して、pingが通ることを確認しました。

root@armadillo:~# ping -I wlan0 [相手のIPv6アドレス]