at_kazutaka.bito
2021年3月1日 17時00分
Armadillo-IoT(G3/G3L)/X1を無線LANアクセスポイントとして使う方法です。
ここでは、create-apを使います。
1. 必要なパッケージのインストール
Armadillo-IoT(G3/G3L)/X1をインターネット接続可能なネットワークに接続して、
下記コマンドで必要なパッケージをインストールしておきます。
root@armadillo:~# apt-get update
root@armadillo:~# apt-get install create-ap
2. NetworkManagerの管理対象から無線LANを外す
/etc/NetworkManager/NetworkManager.confのファイル末尾に下記の記述を追加します。
[keyfile]
unmanaged-devices=interface-name:wlan0
3. create-apの設定
/etc/create_ap.confを下記(設定例)のように編集します。
設定例)
CHANNEL=1
GATEWAY=10.0.0.1
WPA_VERSION=2
ETC_HOSTS=0
DHCP_DNS=gateway
NO_DNS=0
NO_DNSMASQ=0
HIDDEN=0
MAC_FILTER=0
MAC_FILTER_ACCEPT=/etc/hostapd/hostapd.accept
ISOLATE_CLIENTS=0
SHARE_METHOD=nat
IEEE80211N=0
IEEE80211AC=0
HT_CAPAB=[HT40+]
VHT_CAPAB=
DRIVER=nl80211
NO_VIRT=0
COUNTRY=
FREQ_BAND=2.4
NEW_MACADDR=
DAEMONIZE=0
NO_HAVEGED=0
WIFI_IFACE=wlan0
INTERNET_IFACE=eth0
SSID=MyAccessPoint
PASSPHRASE=12345678
USE_PSK=0
補足1)
上記設定では、SSIDとパスフレーズは下記のように設定しています。
SSID:MyAccessPoint
パスフレーズ:12345678
補足2)
上記設定では、LAN(eth0)がインターネットに接続可能なネットワークに接続されている場合、無線LANルーターのように動作します。
設定箇所は下記の行が該当します。
INTERNET_IFACE=eth0
Armadillo-IoT(G3/G3L)にて、3G/LTE回線をインターネットに接続する場合は、eth0の箇所を3G/LTEのネットワーク名に読み替えてください。
4. create-apの再開
下記コマンドでcreate-apを再起動します。
root@armadillo:~# systemctl restart create_ap.service
無線LAN端末から、下記のSSIDとパスフレーズで接続できます。
SSID:MyAccessPoint
パスフレーズ:12345678