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2018年9月10日 17時53分
Armadilloの消費電力を測定する方法を、Armadillo-440液晶モデル開発セットを例にしてご紹介します。
■ 使用機材
- Armadillo-440液晶モデル開発セット (以下、Armadillo-440)
- 安定化電源装置: GW Instek GPS-3030DD
■ 測定環境
- USB端子からの外部電源供給なし
- SDカード未実装
- Armadilloログイン後の状態で測定(バックグラウンドプロセス以外は未実行)
■ 測定方法
1. 安定化電源装置の出力電圧設定
Armadillo-440の入力電圧範囲は、DC3.1V~DC5.25Vです。今回は、安定化電源装置の出力電圧を5Vに設定します。
2. Armadillo-440を安定化電源装置に接続
※ 安定化電源装置の電源がオフになっていることを確認して作業を進めます。
「Armadillo-440のCON13」は、電源入力用のインターフェースです。
ピン番号 | 信号名 | I/O | 機能 |
---|---|---|---|
1 | GND | Power | 電源(GND) |
2 | VIN | Power | 電源入力端子、CON12のセンターピンと共通 |
3 | GND | Power | 電源(GND) |
4 | PMIC_ONOFF* | In | 電源ICのON/OFF制御 (2秒以上のGNDショートで電源OFF、 電源OFF時に再度GNDショートで電源ON。PMIC_ONOFF*は電源入力VINで10kΩプルアップされています。) |
CON13はスルーホールとなっています。 今回は、スルーホール用テストワイヤを使って、安定化電源装置の5V出力をCON13の2番ピン、またGNDを3番ピンに接続します。 CON13の2番ピンと3番ピンは隣り合っていますので、ワイヤが短絡しないように注意してください。
3. Armadillo-440消費電力測定
すべての接続を確認した後、安定化電源装置の電源をオンにします。 安定化電源装置のLCDパネルに表示される電圧値と電流値を読み取ることで、Armadillo-440の消費電力が分かります。
■ 参考
参考として、今回の測定で得た値を以下に示します。
■ LANケーブル未接続
- brightness最大: 5.0V x 0.25A = 1.25W
- brightness最小: 5.0V x 0.15A = 0.75W
■ LANケーブル接続
- brightness最大: 5.0V x 0.29A = 1.45W
- brightness最小: 5.0V x 0.19A = 0.95W