橋梁監視システムや農場・工場向けのIoTなど、屋外や粉塵の多い場所にゲートウェイなどを設置する場合、防塵・防水の対策が必要となる場合があります。Armadillo向けのオプションケース類は防塵・防水非対応のため、お客様ご自身で対策いただく必要があります。
実際に対策する方法として、
(1) Armadillo本体基板を汎用の防水・防塵ボックスに入れる
(2) ボックス型のArmadillo本体(ゲートウェイなど)を市販の防水・防塵ケースに入れる
(3) お客様ご自身で専用筐体を作成する
の3点が考えられます。それぞれの特長は以下のとおりです。
(1) 基板を汎用の防水・防塵ボックスに入れる | (2) 筐体ごと汎用の防水・防塵ボックスに入れる | (3) 専用筐体を作成する | |
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筐体サイズ | 比較的小さくできる可能性あり | 大きくなる傾向 | 自由に設計できる |
専用ケーブル | 形状により専用ケーブルの手配が必要(Armadillo基板は変更しない前提 | 不要(Armadillo用ケーブルをそのまま使う前提) | 防水コネクタなどを自由に選定可能。 ※選択するコネクタによってはArmadillo本体の基板変更が必要 |
熱対策 | 要検討 | 要検討 | 最も適切な方法を選択・設計できる |
イニシャルコスト | 汎用筐体を使えるので少量生産にコストメリットあり | 汎用筐体を使えるので少量生産にコストメリットあり | ゼロから開発するのでコスト大 |
汎用の防塵・防水ボックスは、タカチ電機工業株式会社や日東工業株式会社をはじめ、産業用・工業用のボックス・ケースやラックを取り扱うメーカーから提供されています。