Armadillo-9とArmadillo-240に採用している CPU EP93xxのビデオクロックは、
- CPUクロック(の元となるもの)
- (通常)48MHz×N(USB系)
- 14.7456MHz
の3種を元に、指定されたクロックに比較的近い値を自動生成しています。クロック値は fbsetコマンドを使うことで調べることができます。
[armadillo ~]# fbset mode "640x480-60" # D: 25.176 MHz, H: 31.469 kHz, V: 59.942 Hz geometry 640 480 640 960 16 timings 39721 32 64 40 3 64 2 accel false rgba 5/11,6/5,5/0,0/0 endmode
ソースクロックが上記3種しかないため、モニターが準拠しているリファレンス信号とは ことなる信号が出力されている場合があります。 最悪の場合モニターが同期できず、なにも表示されません。
正確なビデオクロックが必要な場合や、ご利用のモニタと相性が悪い場合は、 上記のクロックの調整を行ってください。デバイスドライバーのソースコードを修正することで、 ご希望のクロックを作り出せる可能性があります。
もし CPUクロックが200MHz以外でも妥協できるのであれば、 ビデオクロックから逆算して、CPUクロックを決定することで さらに希望数値に近いクロック出力が(理論的に)可能です
ソースコードは linux-2.6.12.3-a9/drivers/video/ep93xxfb.c を、クロックツリーは EP9315 Users Guide の 「5.1.5 Clock Control」を参照してください。