製品の主な特長
産業用途向けの省電力IoTルーター 「Armadillo-IoTルーター A9R」
Armadillo-IoTルーター A9Rは、センサーやデバイスをインターネットに安全・確実に接続するためのIoTルーターです。複数の通信方式に対応し、遠隔監視やデータ収集をスムーズに実現。工場や店舗、物流など幅広い現場で、安定したネットワーク環境を提供します。

IPルーター機能で、LAN・WLAN接続デバイスを安全にインターネットに接続します。

設置済みのIoTルーターを、リモートから管理・稼働監視することができます。

IoTルーター本体を開発することなく、RS-485や接点入出力デバイスの監視・制御を実現します。
省電力モードと間欠動作に対応
省電力機能として「シャットダウンモード」と「スリープモード」を搭載しています。これらのモードを使い分けることで間欠動作を実現し、IoTルーターの消費電力を抑えることができます。ソーラーパネルとバッテリを組み合わせた自立給電型のIoTシステムとして、遠隔地に設置する場合にも最適です。
専用クラウドサービスでIoTルーターを管理
デバイス運用管理クラウドサービス「Armadillo Twin」に対応しています。リモートから稼働監視ができるほか、ソフトウェアアップデートやデバイス再起動も実行可能です。遠隔地に設置したIoTルーターも常に最新の状態に保てます。
Armadillo Twinについて
Armadillo Twin ユーザーマニュアル(Armadillo Twinサイト)
サービス・無償トライアルのお申し込み(Armadillo Twinサイト)
クラウドI/Oマネージャーでデータ送受信
Armadillo-IoTルーターシリーズ向けに「クラウドI/Oマネージャー機能」を提供しています。IoTルーター本体を開発することなく、AWSやMicrosoft Azureといったクラウドサービスと連携し、RS-485や接点入出力の制御を実行できます。これにより、実用的なIoTソリューションを少ない工数で実現します。
Web UIのツールから簡単設定
専用のWeb UI(ブラウザベースのGUI設定ツール)から各種の設定を操作できます。LTEやWLANなどのネットワーク設定をはじめ、デバイスのソフトウェアアップデートや再起動などの操作も可能です。クラウドI/Oマネージャー機能も、このツール上で設定できます。
IoT製品のセキュリティ要件(JC-STAR)に適合予定
独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が運用する、IoT製品に対する「セキュリティ要件適合評価及びラベリング制度(JC-STAR)」の基準★1に適合予定です。高セキュリティな製品として長期運用できます。(申請中・2025年10月現在)
IoTセキュリティに対する取り組み(JC-STARへの適合)
DINレールに取り付け可能
標準ケースはDINレールに取り付け可能な構造になっています。既存のレイアウトを変更することなく、容易に追加設置できます。

※Cat.1 bisモデルの参考値


Web UI(ブラウザベースのGUI設定ツール)のイメージ

※Cat.1 bis+WLANモデル
エッジ処理を実現するIoTゲートウェイ
IoTルーターは、センサーやデバイスをインターネットやクラウドに安全・確実に接続する機能を持っています。一方、IoTゲートウェイは接続機能に加えて、異なる通信規格の変換やデータの前処理・フィルタリングなどのエッジ処理を行い、効率的なデータ活用を可能にします。IoTルーターは最終製品であり、専用ツールからの設定操作のみで利用できますが、IoTゲートウェイはアプリケーションの開発が必要です。Armadillo-IoTゲートウェイシリーズは、ユーザーの開発を支援するツールやドキュメント、サービスが充実しているのが特長です。
Armadillo-IoTルーター A9Rと同等性能の製品「Armadillo-IoTゲートウェイ A9E」の開発セットおよび量産用モデルを提供しています。詳細は製品概要ページをご覧ください。

製品モデル

Cat.1 bis+WLANモデル、Cat.1 bisモデルをラインアップ
Armadillo-IoTルーター A9Rは、無線LAN機能の搭載有無で、各モデルをラインアップしています。設置環境や用途に合わせて製品を柔軟に選ぶことができます。
Armadillo-IoTルーター A9Rの製品ラインアップ
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