hermitのmd5機能[1]を使用して、イメージファイルの書き込みチェックを行なうことができます。
チェックを行なうためには、以下の2つの情報が必要になります。
- イメージファイルのサイズ
- イメージファイルのmd5チェックサム値
以下の例では、フラッシュメモリのimageリージョンの書き込みチェックを行ないます。 linux.bin.gzは、すでにkernelリージョンに書き込まれていることを前提にしています。
1. イメージファイルのサイズを確認
[PC ~]$ ls -l linux.bin.gz
-rw-r--r-- 1 atmark atmark 1869221 2009-01-19 18:04 linux.bin.gz
2. イメージファイルのmd5チェックサム値を確認
[PC ~]$ md5sum linux.bin.gz
5934d40431bbb3144a83dfbc9f55b517 linux.bin.gz
3. フラッシュメモリに書き込まれているimage.binのmd5チェックサム値を確認
ターゲットボードをhermitモードで起動した状態で以下のコマンドを入力します。 "-s"オプションの引数には、1.で取得したサイズを指定します。
[PC ~]$ hermit md5sum -r kernel -s 1869221
5934d40431bbb3144a83dfbc9f55b517
4. イメージファイルの書き込みチェック
2.と3.で表示されたmd5チェックサム値を比較します。値が同一であればイメージファイルが正常に書き込まれたことが確認できます。
[1] v1.1.21で追加された機能です。