Armadilloフォーラム

serial-getty@ttymxc4.serviceが起動/停止を繰り返す

yuki_nishizaki

2021年9月17日 11時00分

お世話になっております。
表題の件、Armadillo-IoT G3LにCON5 デバッグシリアルインターフェースへUSB シリアル変換アダプタを装着して起動させ稼働試験していたところ、
ターミナルにプロンプトが表示されずコマンドが打ち込めなくなりました。
内製ソフト試験中であった為2日ほどそのままにした後にArmadillo自体を再起動させたら、プロンプトは表示されるようになりコマンドも打ちこめるようになりました。
本事象が起こったときのsyslogを確認すると、 serial-getty@ttymxc4.serviceが10秒毎に起動/停止を再起動させるまで繰り返し(添付のSep 13 15:23:41以降)ていたのですが、USB シリアル変換アダプタを装着したままで稼働させると起こることがあるのでしょうか。
USB シリアル変換アダプタを装着したままであることが問題ならば、本番環境では装着せずに稼働させるため問題がないのですが、USB シリアル変換アダプタの装着に関係がないならば、何か思い当たる原因をご教示いただけないでしょうか。
お手数をおかけしますがご確認のほどよろしくお願いします。

ファイル ファイルの説明
syslog.zip
コメント

at_shinya.koga

2021年9月21日 16時58分

アットマークテクノの古賀です。

yuki_nishizakiさん(2021年9月17日 11時00分):
>表題の件、Armadillo-IoT G3LにCON5 デバッグシリアルインターフェースへUSB シリアル変換アダプタを装着して起動させ稼働試験していたところ、
>ターミナルにプロンプトが表示されずコマンドが打ち込めなくなりました。
>内製ソフト試験中であった為2日ほどそのままにした後にArmadillo自体を再起動させたら、プロンプトは表示されるようになりコマンドも打ちこめるようになりました。
>本事象が起こったときのsyslogを確認すると、 serial-getty@ttymxc4.serviceが10秒毎に起動/停止を再起動させるまで繰り返し(添付のSep 13 15:23:41以降)ていたのですが、USB シリアル変換アダプタを装着したままで稼働させると起こることがあるのでしょうか。
>USB シリアル変換アダプタを装着したままであることが問題ならば、本番環境では装着せずに稼働させるため問題がないのですが、USB シリアル変換アダプタの装着に関係がないならば、何か思い当たる原因をご教示いただけないでしょうか。

この現象が起きる直接の要因は、分かりません。ごめんなさい。
'Service hold-off time over, scheduling restart serial-getty' で検索すると、他の Linux PC やデバイスでも同様の現象が報告されており、対症療法的な回避策として、使用しないシリアルコンソールの UART に対する serial-getty を disable にする、というのが挙げられています:
 https://unix.stackexchange.com/a/447101

ただし、ttymxc4 に対する serial-getty を systemctl で disable にすると、変更が永続化されてしまい、ログインを含め、シリアルコンソールからの操作を一切できなくなってしまいます。ssh でリモートログインできる場合は、ssh でログインして ttymxc4 に対する serial-getty を無効化しておき、シリアルコンソールを使う必要が生じた場合にのみ systemctl で enable にして使う、という方策が有効だと思います。 ssh ログインによる設定変更の運用ができない場合は、ttymxc4 に対する serial-getty を systemctl で stop する動作を、起動後に自動的に行うようにしておき、次回起動までの間だけ無効にする、というのが次善の策になるでしょう。

ちなみに、'Service hold-off time over, scheduling restart serial-getty' で検索してヒットするページの中には、journalctl の設定で 、MaxLevelConsole の設定を下げたら、現象が発生しなくなった(※デフォルトは "notice"、それを "warning" に下げた)と書いている人もいました:
 https://www.freedesktop.org/software/systemd/man/journald.conf.html
おそらく、その人の場合には、何かのログのタイミングが要因になっていて、コンソールに出力するログが(レベル下げによって)減ることで現象が起きなくなった、ということなのだろうと思います。

頂いた質問の回答になっておらず、恐縮ですが、もし参考になりましたら幸いです。