naga0001 2015年2月6日 9時04分 Armadillo-440で動作確認されている無線LANデバイスで、ローミング(同一SSIDで異なるAPへ切り替えること) が可能なデバイスはありますか。 あれば教えてください。 よろしくお願いします。 コメントを投稿するにはログインまたは登録をしてください コメント at_takashi.sasayama 2015年2月19日 13時27分 笹山です。 > Armadillo-440で動作確認されている無線LANデバイスで、ローミング(同一SSIDで異なるAPへ切り替えること) > が可能なデバイスはありますか。 ローミング機能は atmark-dist に含まれている wpa_supplicant で実現することができます。 以下は Armadillo-440 と PlanexのUSB無線LANアダプタ GW-450D を組み合わせた環境での ローミング設定例です。 下記設定の無線LANアクセスポイントが、2つある環境を想定しています。 SSID : wpa-ap 暗号化方式 : WPA2-PSK パスキー : 0123456789ABC まず wpa_passphrase で /etc/config/wpa_roam.conf を作成します。 armadillo# wpa_passphrase wpa-ap 0123456789ABC > /etc/config/wpa_roam.conf /etc/config/wpa_roam.conf を編集します。 network={ ssid="wpa-ap" #psk="0123456789ABC" psk=a1ba49620e3388a650e42568fe1b5f198fe611ba239d826d7f34447900723796 proto=RSN #追加する key_mgmt=WPA-PSK #追加する pairwise=CCMP #追加する group=CCMP #追加する } 次に /etc/config/interfaces に以下の内容を追加します。 auto ra0 iface ra0 inet manual wpa-driver wext wpa-roam /etc/config/wpa_roam.conf 無線LANアクセスポイントへ接続します。 armadillo# wpa_supplicant -i ra0 -c /etc/config/wpa_roam.conf -B 接続後、アクセスポイントが通信範囲外等になると、 自動で同じSSIDのアクセスポイントへ接続します。 ■異なるSSIDの無線LANアクセスポイントへ自動で接続する場合 以下設定の 無線LANアクセスポイントが更に1つあるとします。 SSID : other-ap 暗号化方式 : WPA2-PSK パスキー : ABCDEFGHIJK このアクセスポイントも自動接続の対象とする場合は、 /etc/config/wpa_roam.conf に以下の設定を追加します。 network={ ssid="wpa-ap" #psk="0123456789ABC" psk=a1ba49620e3388a650e42568fe1b5f198fe611ba239d826d7f34447900723796 proto=RSN key_mgmt=WPA-PSK pairwise=CCMP group=CCMP } # 以下の設定を追加する。 network={ ssid="other-ap" #psk="ABCDEFGHIJK" psk=ea2545a209e275af24650d70bf501019b11c325f93fba6180201f52aadab9048 proto=RSN key_mgmt=WPA-PSK pairwise=CCMP group=CCMP } ■参考情報 Modes of Operation in wpasupplicant for Debian http://anonscm.debian.org/viewvc/pkg-wpa/wpasupplicant/trunk/debian/REA… Armadillo-440 で Planex GW-450Dを使用する方法 https://users.atmark-techno.com/comment/1477#comment-1477 atmark-dist に wpa_supplicant を含める方法 http://armadillo.atmark-techno.com/howto/a800-ieee80211ac-gw-450d#step1 コメントを投稿するにはログインまたは登録をしてください
at_takashi.sasayama 2015年2月19日 13時27分 笹山です。 > Armadillo-440で動作確認されている無線LANデバイスで、ローミング(同一SSIDで異なるAPへ切り替えること) > が可能なデバイスはありますか。 ローミング機能は atmark-dist に含まれている wpa_supplicant で実現することができます。 以下は Armadillo-440 と PlanexのUSB無線LANアダプタ GW-450D を組み合わせた環境での ローミング設定例です。 下記設定の無線LANアクセスポイントが、2つある環境を想定しています。 SSID : wpa-ap 暗号化方式 : WPA2-PSK パスキー : 0123456789ABC まず wpa_passphrase で /etc/config/wpa_roam.conf を作成します。 armadillo# wpa_passphrase wpa-ap 0123456789ABC > /etc/config/wpa_roam.conf /etc/config/wpa_roam.conf を編集します。 network={ ssid="wpa-ap" #psk="0123456789ABC" psk=a1ba49620e3388a650e42568fe1b5f198fe611ba239d826d7f34447900723796 proto=RSN #追加する key_mgmt=WPA-PSK #追加する pairwise=CCMP #追加する group=CCMP #追加する } 次に /etc/config/interfaces に以下の内容を追加します。 auto ra0 iface ra0 inet manual wpa-driver wext wpa-roam /etc/config/wpa_roam.conf 無線LANアクセスポイントへ接続します。 armadillo# wpa_supplicant -i ra0 -c /etc/config/wpa_roam.conf -B 接続後、アクセスポイントが通信範囲外等になると、 自動で同じSSIDのアクセスポイントへ接続します。 ■異なるSSIDの無線LANアクセスポイントへ自動で接続する場合 以下設定の 無線LANアクセスポイントが更に1つあるとします。 SSID : other-ap 暗号化方式 : WPA2-PSK パスキー : ABCDEFGHIJK このアクセスポイントも自動接続の対象とする場合は、 /etc/config/wpa_roam.conf に以下の設定を追加します。 network={ ssid="wpa-ap" #psk="0123456789ABC" psk=a1ba49620e3388a650e42568fe1b5f198fe611ba239d826d7f34447900723796 proto=RSN key_mgmt=WPA-PSK pairwise=CCMP group=CCMP } # 以下の設定を追加する。 network={ ssid="other-ap" #psk="ABCDEFGHIJK" psk=ea2545a209e275af24650d70bf501019b11c325f93fba6180201f52aadab9048 proto=RSN key_mgmt=WPA-PSK pairwise=CCMP group=CCMP } ■参考情報 Modes of Operation in wpasupplicant for Debian http://anonscm.debian.org/viewvc/pkg-wpa/wpasupplicant/trunk/debian/REA… Armadillo-440 で Planex GW-450Dを使用する方法 https://users.atmark-techno.com/comment/1477#comment-1477 atmark-dist に wpa_supplicant を含める方法 http://armadillo.atmark-techno.com/howto/a800-ieee80211ac-gw-450d#step1 コメントを投稿するにはログインまたは登録をしてください
at_takashi.sasayama
2015年2月19日 13時27分
笹山です。
> Armadillo-440で動作確認されている無線LANデバイスで、ローミング(同一SSIDで異なるAPへ切り替えること)
> が可能なデバイスはありますか。
ローミング機能は atmark-dist に含まれている wpa_supplicant で実現することができます。
以下は Armadillo-440 と PlanexのUSB無線LANアダプタ GW-450D を組み合わせた環境での
ローミング設定例です。
下記設定の無線LANアクセスポイントが、2つある環境を想定しています。
まず wpa_passphrase で /etc/config/wpa_roam.conf を作成します。
/etc/config/wpa_roam.conf を編集します。
次に /etc/config/interfaces に以下の内容を追加します。
無線LANアクセスポイントへ接続します。
接続後、アクセスポイントが通信範囲外等になると、
自動で同じSSIDのアクセスポイントへ接続します。
■異なるSSIDの無線LANアクセスポイントへ自動で接続する場合
以下設定の 無線LANアクセスポイントが更に1つあるとします。
このアクセスポイントも自動接続の対象とする場合は、
/etc/config/wpa_roam.conf に以下の設定を追加します。
■参考情報
Modes of Operation in wpasupplicant for Debian
http://anonscm.debian.org/viewvc/pkg-wpa/wpasupplicant/trunk/debian/REA…
Armadillo-440 で Planex GW-450Dを使用する方法
https://users.atmark-techno.com/comment/1477#comment-1477
atmark-dist に wpa_supplicant を含める方法
http://armadillo.atmark-techno.com/howto/a800-ieee80211ac-gw-450d#step1