Armadilloフォーラム

古関です。

> RTCがハード的に故障していた場合システムクロックとハードウェアクロックとが非同期になるとは思いますが、
> NTPサーバに接続できておりシステムクロックのみが更新可能な状態であればLinuxシステム上は動作可能でしょうか？

RTCだけがハード的に故障して他には何も故障が無いという前提ですと、
NTPサーバーからも時刻取得できていないときに
保存したログやファイルのタイムスタンプがズレますがLinuxとしては動作します。

ただ、あまりこの状態になるケースはないと考えています。

Armadillo-IoT G3では一般的なRTCのICを搭載しているわけではなく、
独自のBMIC（ Board Management IC）内に電源管理など様々な機能を搭載し、RTCはその中の一機能です。

基板全体の中で、BMICだけがピンポイントで故障し、
かつその一機能のRTCだけピンポイントで壊れるという症状はまず起きないと考えています。

仮に、RTCの機能が故障している場合、BMIC全体が故障している可能性が極めて高く
そもそも製品が起動しないという症状になると考えています。

> またRTCの故障を検出するためのコマンドなどありますでしょうか？
何をもって故障とするかが難しいのですが、
hwclockコマンドを実行して、エラーになった場合に故障とみなすのはいかがでしょうか。
※ RTCだけが壊れて起動する状態じゃないとできませんが。。

また、あまりないと思いますが、例えばRTCから時刻は取得できるとけど、
時間がおかしいなどの症状の故障が出た場合は判断が難しいです。
（ありえないような時刻の場合NGという判断はできそうです）

よろしくお願いいたします。

横からすみません。間違ってたらごめんなさい。
質問にあんま関係無い話ですが。

> RTCがハード的に故障していた場合システムクロックとハードウェアクロックとが非同期になるとは思いますが、
故障していても居なくても非同期じゃないでしょうか。
UNIX/LinuxはCPUクロック(に連動するタイマーの定期割り込み)の数を数えて時刻日時を作っています。
RTCがある場合は、起動時のシステムクロックをRTCで初期化するだけで、それ以降はRTCとは関係なくOSのシステムクロックは進行するのでは？

あと一つ疑問なのは、
RTCがあるけど故障している場合は、壊れたRTCの値を読み取って変な日時にしちゃうとか可能性があるような気がします。

> NTPサーバに接続できておりシステムクロックのみが更新可能な状態であればLinuxシステム上は動作可能でしょうか？

ご存じとは思いますが念のため:
NTPは時刻の微調整しかしないので大幅な時刻差(確か1000秒以上)があると同期しません(日時が飛ぶような変更はしない)。最初に1回ntpdateコマンド等で日時あわせをして、それいこうのズレをntpデーモンに修正してもらうという手順になろうかと思います。