Armadilloフォーラム

「Wi-SUN」USBドングルとの通信実績

miyakemotoo

2015年5月10日 11時37分

Armadillo-420とArmadillo-IoT間でWi-SUN通信をさせたいと思っています。
以下の方法で実現できるか、ご存じの方がおいででしたら、ご教示いただければ幸いです。
1.Armadillo-420側
  USBポートに、USBドングルタイプの無線通信モジュール「WSR35A1-00」(*1)を挿す。
2.Armadillo-IoT側
   Wi-SUNアドオンモジュール WS00を取り付ける。 
3.両者間でシリアル通信する
(*1) http://www.rohm.co.jp/web/japan/news-detail?news-title=2014-10-
02_news&defaultGroupId=false

また、Armadillo-420にGPS機能を付加したい場合、同様にUSBポートにUSB接続のGPSレシーバ(例:*2)を繋いでシリアル通信するだけで実現できるものでしょうか?
(*2) http://www.gpsdgps.com/product/pr_br-355s4.htm

ご存じの方、実績をお持ちの方、アドバイスを戴ければ幸いです。
よろしくお願い申し上げます。

コメント

exire

2015年5月10日 13時48分

株式会社えくしぐのさいがです。

どちらもただのシリアルデバイスとして認識されます。
文字列の解釈をしてあげるだけです。

まず、Wi-SUNはWindows PCにつないでTeratermマクロで動きを確認し、Armadilloで動くようにすると良いでしょう。
マクロを使わないとIPv6ですからアドレスが長く認証面倒です。
プログラム作っちゃえば良いんですが、まずは動作確認するために…。

GPSは一般的に外に出ないとなかなか測位しないものです。
外にPCを持っていって動作確認、ログ取りをしてから、室内で開発されると良いでしょう。

いずれもDebian,Ubuntu等のデスクトップPCを使用し、dmesgコマンドでの出力結果を参考にArmadilloで使用すればすんなり行きます。

標準のカーネルドライバで動きますので、接続で悩むことは無いと思います。
最悪カーネルを再構築すればOKです。

miyakemotoo

2015年5月10日 14時41分

日曜日にもかかわらず、早速お返事いただき恐縮です。
そうですか。 どちらもUSBポートに挿すだけで文字列授受ができるようになるのですね。
ありがとうございました。

y.nakamura

2015年5月10日 21時45分

中村です。

> そうですか。 どちらもUSBポートに挿すだけで文字列授受ができるようになるのですね。
> ありがとうございました。

たぶん、「USBポートに挿すだけ」ではダメだと思いますよ。

> 1.Armadillo-420側
>  USBポートに、USBドングルタイプの無線通信モジュール「WSR35A1-00」(*1)を挿す。

Armadillo-420のカーネルは、デフォルトではUSB-Serialの
ドライバは有効になっていなかったはずです。
カーネルコンフィグレーションの変更が必要でしょう。

WSR35A1-00のロームの説明をみると、ドングル内部は
FTDIでUSB-UART変換をしているようです。
Armadillo側にFTDIのドライバを入ればよさそうです。

> また、Armadillo-420にGPS機能を付加したい場合、同様にUSBポートにUSB接続のGPSレシーバ(例:*2)を繋いでシリアル通信するだけで実現できるものでしょうか?
> (*2) http://www.gpsdgps.com/product/pr_br-355s4.htm

このGPSのUSBタイプのものはググってみるとProlificのようです。
PL2303のドライバを有効にしてあげればいいと思います。

Armadillo-IoTの方はUSB-Serialは有効になっていますが、
FTDIとPL2303は有効になっていません。
ですので、こちらも、カーネルコンフィグレーションの変更が
必要だと思います。

--
なかむら

miyakemotoo

2015年5月11日 9時18分

中村様 日曜夜にもかかわらずご回答いただきありがとうございます。
なるほど、Windowsでもドライバはインストールされますものね。
基本が分かっておらず、お恥ずかしい勘違いをしてしまいました。
FTDIとPL2303が有効になるようにカーネルコンフィグレーションの変更が必要とのこと、了解しました。
ありがとうございました。

miyakemotoo

2015年6月10日 17時59分

USBタイプのGPS BU-353S4  をArmadillo-420に挿したところ、以下が表示されました。
----
[root@armadillo420-0 (ttymxc1) ~]# usb 2-1: new full speed USB device using fsl-ehci and address 2
usb 2-1: configuration #1 chosen from 1 choice
----
この状態からGPS情報を読み出すには、カーネルコンフィグレーションの変更が必要と教えていただきましたが、恥ずかしながら、具体的にどうすればよいかがわかりません。どの文献を見るべきかだけでもご教示いただけないでしょうか。
よろしくお願い申し上げます。

at_hanada

2015年6月10日 18時08分

> USBタイプのGPS BU-353S4  をArmadillo-420に挿したところ、以下が表示されました。

BU-353S4だと、PL-2303のようです。

参考URL:
http://usglobalsat.com/store/gpsfacts/bu353s4_gps_facts.html

他のデバイスと古いカーネルでの情報ですが、有効にすべきドライバはこれと同じです。

UMGPS | 組み込みLinuxのArmadilloサイト
http://armadillo.atmark-techno.com/node/827

at_hanada

2015年6月10日 18時16分

花田です。

念のため追記です。

リンク先には「以下のベンダID, プロダクトIDを登録する必要があります。」と書いてありますが、B-353S4の場合は「ID 067b:2303」として認識したと書いてあるサイトがありましたので、これと同様とすればソースに手を入れる必要はなさそうです。

miyakemotoo

2015年6月11日 18時33分

できました!
「Armadillo-400シリーズソフトウェアマニュアル」の「イメージをカスタマイズする」を参照しながら、make menuconfig画面から「Customize Kernel Settings」を選択することで、ご紹介いただいたリンク先で説明されている選択肢が現れました。
あとはマニュアルどおりにmakeして、ジャンパを保守モードにして、Hermit-At Win32ダウンローダでフラッシュメモリを書き換えて再起動。USB GPSを挿したところ、今度は以下のように表示されました。
usb 1-1: new full speed USB device using fsl-ehci and address 2
usb 1-1: configuration #1 chosen from 1 choice
pl2303 1-1:1.0: pl2303 converter detected
usb 1-1: pl2303 converter now attached to ttyUSB0
あとはリンク先のコマンド例のとおりに入力したところ、GPSデータが表示されました。
[root@armadillo420-0 (ttymxc1) ~]# stty -F /dev/ttyUSB0 speed 4800
9600
[root@armadillo420-0 (ttymxc1) ~]# cat /dev/ttyS USB0
$GPGGA,084710.368,35__.4580,N,139__.9505,E,1,04,1.9,178.7,M,39.4,M,,0000*5A
$GPGSA,A,3,28,30,03,07,,,,,,,,,3.7,1.9,3.1*31
......

花田様の追記のとおり、ソースはいじらずに再ビルド→書き換えのみで済みました。
さいがさま、中村様、花田様、丁寧にご指導くださり誠にありがとうございました。