Armadilloフォーラム

Armadillo420のUSBハブ認識

aoi_mizo

2015年6月30日 8時46分

お世話になっております。
溝上です。
以前も少し教えて頂きましたが、USBハブの認識エラーについて教えて下さい。
USBハブの認識で速度認識がHighSpeedで最初認識し起動終了間際(起動終了後時もあり)にFullSpeedへ再認識するような現象が起きております。
ハブの先はFTD社のFT232RLを使用したシリアル変換ケーブルが4台接続されています。
この現象はUSB2(下段)側のみに起こっているようでUSB1(上段)側では起こらないようです。
USB1と2(上下段)で計8台のシリアル変換ケーブルを使用していますが、接続台数に制限があったりしますでしょうか?
これからUSB1にUSBハブ10ポートを接続し8台のシリアル変換ケーブルをUSB1に接続して見ようと思います。

前回はUSBケーブルの長さの問題ではとのご指摘を受け、ケーブルを短くした所その時は改善された感じでした。
今回は当然短いケーブル(1.5m)を使用しています。

何か対処方法をご教授お願い致します。

コメント

at_daisuke.sasaki

2015年6月30日 10時20分

佐々木大輔です。

ご使用のUSBハブはACアダプターから電源を供給するセルフパワーのハブでしょうか?
Armadilloから電源を供給するバスパワーのハブでしょうか?

もしも、バスパワーのUSBハブを使っている場合には、セルフパワーのUSBハブに変更する事で改善しないでしょうか?

> USBハブの認識で速度認識がHighSpeedで最初認識し起動終了間際(起動終了後時もあり)にFullSpeedへ再認識するような現象が起きております。

USBが一度 High Speedで接続した後に Full Speedになってしまうという現象は、通信エラーが多発し、リトライ不能と判断された場合に発生します。
記載していただいた情報の範囲では、たくさんのUSBデバイスを接続したために電源が足りなくなり、この問題が発生したという事が考えられます。

ちなみに、たくさんのポートを持つUSBハブは、内部でUSBハブを多段接続している物が多いです。
私が持っている10ポートのUSBハブは、内部でハブが3段接続になっており、このUSBハブ自体も結構な電力を消費します。

> この現象はUSB2(下段)側のみに起こっているようでUSB1(上段)側では起こらないようです。

Armadillo-420のUSB上段のポートは、もともとFull Speedでしか繋がらないので、同様の現象は起きません。
(初回の認識時からFull Speedで接続されるはずです)
バススピードは変わらないですが、同じように電力が足りなくなると、通信エラーが多発しDisconnect / Connectを繰り返したりする現象が起きる可能性があります。

以上です。

溝上です。
ご教授ありがとうございます。

全てバスパワーにて接続しております。
手持ちの10ポートハブでは8台のシリアル変換を接続しても現象は起きないようです。(U2H-Z10SBK:ELECOM使用)
この10ポートハブはセルフパワーが付いているので、同様の現象が起きるようであればACアダプターから電源を入れて見ようと思います。

現状、上段->10ポートハブ->シリアル変換4台と下段->10ポートハブ->シリアル変換8台を接続しています。
この10ポートハブに変更後は接続エラーが出にくい状態です。(全くでない訳ではない)

ハブを変える事で状態が変わったので、ICの相性もある様なので消費電力なども踏まえて色々と試したいと思います。
最終的に自作の基板を起こす予定です。もし推奨のハブICなどありましたら教えて下さい。

at_daisuke.sasaki

2015年6月30日 13時52分

佐々木大輔です。

状況のご説明ありがとうございます。

> ハブを変える事で状態が変わったので、ICの相性もある様なので消費電力なども踏まえて色々と試したいと思います。

ご使用のハブの中では、10ポートハブ経由の方が問題が少ないようですね。

> 最終的に自作の基板を起こす予定です。もし推奨のハブICなどありましたら教えて下さい。

申し訳ありません。
具体的にUSBハブのチップで「推奨できる」ものの情報はもっていません。

相互接続性の問題を気にする場合、少なくてもUSBハブのシリコン自体がコンプライアンス試験をパスしているものを選ぶ必要があると思います。
USBの以下のページでは、特定の機器やチップが、コンプライアンス試験にパスしているか調べる事ができます。
http://www.usb.org/kcompliance/view

たとえば、以下URLのUSBハブのチップであれば、上記ページの「Search by Product Name」に「D720115」と入力しSearchすると、ちゃんとコンプライアンス試験にパスしたチップのため、検索にヒットします。
http://japan.renesas.com/products/soc/usb_assp/product/upd720115/index…

USBハブのチップ選定の際に、参考にしてください。

実際には、いくらUSBハブがコンプライアンス試験にパスしていても、接続しているUSBデバイスに問題がある場合は、USBのツリー全体の相互接続性に問題が出てしまうケースがあります。
そのため、上記情報も参考情報とし、実機での評価を行った方がいいと思います。

溝上です。
無事に16ポートの同時通信テストが完了しました。
確かに16ポートにシリアル変換を接続するとバスパワーも限界のようでArmadillo自体の電源(緑LED)がチャタリングしていました。
ご教授頂いた通りUSBハブをセルフパワーにする事で回避できました。

情報提供ありがとうございます。
提供いただいた情報はUSBハブICの選定時に参考にさせてもらいます。
お世話になりました。