ryo_agusa
2023年3月29日 16時12分
https://armadillo.atmark-techno.com/forum/armadillo/14718 で質問させていただいたものです。
ルートファイルシステムイメージを作り、swupdateの後にRTL8811AUドライバは無事動くことの確認はできました。しかし、at-dtwebでカスタマイズしたデバイスツリーが反映されておらず、今回はECSPI2を入れたのですが、/dev/spidev0.0が存在せず、困っています。
できれば、カーネルモジュールのインストールだけでなく、at-dtwebでのデバイスツリーのカスタマイズも反映したswuファイルが作りたいのですが、可能でしょうか
コメント
ryo_agusa
> .desc ファイルを組み合わせて一つの .swu にすることは可能ですので、
> カーネルの更新の .desc ファイルと at-dtweb の ~/mkswu/at-dtweb-Armadillo-IoT_G4/at-dtweb.desc を合わせれば一つの swu に両方のファイルを組み込めます。
>
> カーネルの .desc ファイルを ~/mkswu/kernel.desc としますと、「mkswu -o kernel+dtweb.swu ~/mkswu/kernel.desc ~/mkswu/at-dtweb-Armadillo-IoT_G4/at-dtweb.desc」で作成できます。
>
> # もちろん、desc ファイルの内容を編集してもいいですが、組み合わせた方が柔軟だと思います。
>
こちらの方法で解決できました。ありがとうございました。
> なお、at-dtweb で使っていただいたカーネルツリーはビルドしたカーネルツリーと同じディレクトリでしたら、at-dtweb はカーネルの dts ファイルを直接に編集していますので /boot/overlays.txt に at-dtweb の dtbo さえ入っていればカーネルのアップデートだけでいいはずです。
>
> カーネルの ビルドと swu の作成の手順はなにを使っていますか?
デバイスツリーのカスタマイズに必要なカーネルコンフィギュレーションは https://manual.atmark-techno.com/armadillo-iot-g4/armadillo-iotg-g4_pro… を参考に https://armadillo.atmark-techno.com/resources/software/armadillo-iot-g4… にあったファイルを展開してデフォルトコンフィギュレーションし、カーネルをビルドしてから https://manual.atmark-techno.com/armadillo-iot-g4/armadillo-iotg-g4_pro… の手順通りに行いました。 あとは https://armadillo.atmark-techno.com/blog/10899/14608 を参考にswuファイルを生成しています。
at_akihito.irie
入江です。
> できれば、カーネルモジュールのインストールだけでなく、at-dtwebでのデバイスツリーのカスタマイズも反映したswuファイルが作りたいのですが、可能でしょうか
https://manual.atmark-techno.com/armadillo-iot-g4/armadillo-iotg-g4_pro…
製品マニュアルの上記の箇所に、at-dtwebのインストール→device treeのカスタマイズ→
swupdateによるカスタマイズしたdtboのインストール までの手順を記載しています。
特に、swupdateによるdtboのインストール手順はお試しいただけましたでしょうか?
お使いのat-dtwebのバージョンが古いと自動的にdescファイルが生成されませんので、
その場合は
[ATDE]$ sudo apt update && sudo apt -y upgrade
を実行してアップデートを行なってください。
ryo_agusa
> https://manual.atmark-techno.com/armadillo-iot-g4/armadillo-iotg-g4_pro…
> 製品マニュアルの上記の箇所に、at-dtwebのインストール→device treeのカスタマイズ→
> swupdateによるカスタマイズしたdtboのインストール までの手順を記載しています。
>
> 特に、swupdateによるdtboのインストール手順はお試しいただけましたでしょうか?
>
> お使いのat-dtwebのバージョンが古いと自動的にdescファイルが生成されませんので、
> その場合は
>
> [ATDE]$ sudo apt update && sudo apt -y upgrade >
> を実行してアップデートを行なってください。
>
すみません、言い忘れておりましたが、デバイスツリーのカスタマイズをしたswupdateはできており、別のArmadilloにカーネルモジュールを加えたswuを使ったところ、/dev/spidev0.0が存在していなかったので https://armadillo.atmark-techno.com/forum/armadillo/14718 で作ったカーネルモジュールとデバイスツリーのカスタマイズを両方Armadilloに反映させるにはどうしたら良いのかなと思い質問させていただきました。
別の方が提示していただいた方法により、この問題は解決いたしました。ありがとうございました。
at_dominique.m…
2023年3月29日 16時26分
ryo_agusaさん、
お世話になっています、
アットマークテクノのマルティネです。
> ルートファイルシステムイメージを作り、swupdateの後にRTL8811AUドライバは無事動くことの確認はできました。しかし、at-dtwebでカスタマイズしたデバイスツリーが反映されておらず、今回はECSPI2を入れたのですが、/dev/spidev0.0が存在せず、困っています。
>
> できれば、カーネルモジュールのインストールだけでなく、at-dtwebでのデバイスツリーのカスタマイズも反映したswuファイルが作りたいのですが、可能でしょうか
.desc ファイルを組み合わせて一つの .swu にすることは可能ですので、
カーネルの更新の .desc ファイルと at-dtweb の ~/mkswu/at-dtweb-Armadillo-IoT_G4/at-dtweb.desc を合わせれば一つの swu に両方のファイルを組み込めます。
カーネルの .desc ファイルを ~/mkswu/kernel.desc としますと、「mkswu -o kernel+dtweb.swu ~/mkswu/kernel.desc ~/mkswu/at-dtweb-Armadillo-IoT_G4/at-dtweb.desc」で作成できます。
# もちろん、desc ファイルの内容を編集してもいいですが、組み合わせた方が柔軟だと思います。
なお、at-dtweb で使っていただいたカーネルツリーはビルドしたカーネルツリーと同じディレクトリでしたら、at-dtweb はカーネルの dts ファイルを直接に編集していますので /boot/overlays.txt に at-dtweb の dtbo さえ入っていればカーネルのアップデートだけでいいはずです。
カーネルの ビルドと swu の作成の手順はなにを使っていますか?