manabu-yoshioka-arc
2023年4月19日 12時06分
Armadillo-IoT-A6 を使用しています。LTE-M の電波強度が測定できないかと思い、フォーラム内を検索した結果、Armadillo には mmcli コマンドが存在することを知りました。しかし、Armadillo-IoT-A6 では mmcli コマンドを叩いてみてもコマンドがありませんと返ってきます。もちろん which mmcli もレスなしです。
Armadillo-IoT-A6 には mmcli はプリインストールされているのでしょうか。されているならパスをご教授ください。
プリインストールされていない場合 apt 等での追加インストールは可能でしょうか。
mmcli プログラムをインストールできたとして、Armadillo-IoT-A6 で LTE の電界強度を測定できるのでしょうか。
最後になりましたが、質問の本意は、Armadillo-IoT-A6 で電波強度の測定をしたいということです。RSSI および dB での絶対値を知りたいです。
よろしくお願いします。
コメント
manabu-yoshioka-arc
> Armadillo-IoT ゲートウェイ A6 には NetworkManager / ModemManager は存在せず、
> aiot-modem-control というアプリケーションで LTE モジュールの制御を行っております。
回答ありがとうございます。aiot-modem-conrol アプリで測定していきます。
> 周期的に電波強度を取得したい場合、
> startup.conf の multiplex を有効にしてください。
> multiplex を有効にしないと、ppp 接続中に AT コマンドを入力できません。
マニュアルを見ますと、
> multiplex: Multiplex 機能設定
>
> このパラメーターに auto または enable が設定されており、Linux カーネルのバージョンが at43 以降の場合、Multiplex を有効にします。
> 通常、ppp コネクション確立中は一部のaiot-modem-control コマンドの機能が使用できませんが、 Multiplex 機能を有効にすることで使用可能になります。
とありました。この Multiplex 機能を有効にした場合の LTE 通信系のデメリットのようなものがわかっていればお教えいただけませんでしょうか。消費電力に増える可能性があるとか、接続に時間がかかる場合があるとか、など。
と言いますのも、開発中の機器(アルマジロを使ってます)の納入先での通信試験は一度終了しOKをいただいており、その後の startup.conf など通信系の設定変更をする場合には説明を求められることが想像されるからです。場合によっては再試験が要求されることも考えられます。不明なら不明でも結構ですので回答をぜひお願いします。
もう一つ。こちらは質問ではなく意見をお聞きしたいです。
機器の実運用中の電波強度などを測定し、サーバーに記録することは、トラブル解析や保守・メンテナンスにとって有効でしょうか、過去の知見や他の顧客様などの事例があればお聞きしたいです。
今回の質問の背景である電波強度等の測定は、機器設置時にそれらを測定し、納入時の基礎資料として顧客に提出するために必要だったからです。
しかし、今回の質問で、 Multiplex 機能のお話があり、都度機器動作時に電波強度等が測定できるのであれば、もちろんその値をサーバーにログとして記録し続けることはできます。その機能が何かの役に立つのであれば、(今、量産設計段階ですので)その機能を入れておいてもいいのかなと思ってのお伺いです。
以上、よろしくお願いします。
at_mitsuhiro.yoshida
吉田です。
機器設置時にのみ RSSI と RSRQ を取得すれば OK でしたら、
Multiplex を使用しないで ppp 接続をせずにRSSI と RSRQ を取得したあと
ppp 接続を行う運用手段もあるかと思います。
> この Multiplex 機能を有効にした場合の LTE 通信系のデメリットのようなものがわかっていればお教えいただけませんでしょうか。消費電力に増える可能性があるとか、接続に時間がかかる場合があるとか、など。
Armadillo 起動時、多少 LTE 接続に時間がかかることがあります。
それ以外は特に変化はありません。
> しかし、今回の質問で、 Multiplex 機能のお話があり、都度機器動作時に電波強度等が測定できるのであれば、もちろんその値をサーバーにログとして記録し続けることはできます。その機能が何かの役に立つのであれば、(今、量産設計段階ですので)その機能を入れておいてもいいのかなと思ってのお伺いです。
定期的に電波品質などを取得しておくことで、
場所と時間帯における LTE の通信状態の良し悪しを判定することは可能かと思います。
他にもあるかと思いますが、以下思いつくところを記載します。
- LTE の通信切断が発生した際の解析の手助けになる可能性はあります。
- 人通りが多い場所などでは時間帯によって電波品質が変化しますので、その検知に使える可能性はあります。
- 定常的に電波状況が悪い機器を検知することができます。
ご検討よろしくお願いします。
at_mitsuhiro.yoshida
2023年4月19日 13時07分
吉田です。
Armadillo-IoT ゲートウェイ A6 には NetworkManager / ModemManager は存在せず、
aiot-modem-control というアプリケーションで LTE モジュールの制御を行っております。
詳細は製品マニュアル 「LTE」の章を参照ください。
https://manual.atmark-techno.com/armadillo-iot-a6/armadillo-iota6_produ…
周期的に電波強度を取得したい場合、
startup.conf の multiplex を有効にしてください。
multiplex を有効にしないと、ppp 接続中に AT コマンドを入力できません。
(編集方法は、製品マニュアル「LTE 設定ファイル (/etc/aiot-modem-control/startup.conf) の編集」を参照ください。)
multiplex を有効にした上で、
周期的に以下のコマンドで電波品質 (RSRQ) を取得する手段があります。
RSSI は AT+CSQ コマンドで取得できますので、以下のコマンドの戻ってきた値を参照ください。
RSRQ と RSRP でよければ以下のコマンドでも取得可能です。
但し省電力制御の都合上、最新の値ではない可能性があります。