Armadilloフォーラム

BTスキャンしてもデバイスが検出されない

eqc_1101

2023年4月21日 16時32分

お世話になっております。

Armadillo-IoT G3LでBluetoothを使ったユーザーアプリケーションを動作させていますが、
ある日突然周辺デバイスを検出及び接続できなくなってしまい、原因と対策をご教示いただけないでしょうか。

現象が発生している対象機のsyslogを添付します。
ユーザーアプリケーションが出力しているログから正常に動作しているのは4/19 9:50頃までと推定しております。

対象機は遠隔地に設置されており、直接操作することは難しいです。

異常を確認後、遠隔からSSHで端末にアクセスして、以下の操作を複数回行いましたが改善に至っておりません。
・再起動(reboot)
・bluetoothサービス再起動(systemctl restart bluetooth.service)
・bluetoothキャッシュ削除(/var/lib/bluetooth/<該当機アドレス>/配下)
・ユーザーアプリケーション動作とは別で、bluetoothctlから、scan on/off、power off/on等を実行

対象機バージョンは以下の通りです。
===================================================
> uname -a
Linux ArmadilloG3L 4.9.133-at25 #6 SMP PREEMPT Fri Mar 31 23:15:14 JST 2023 armv7l GNU/Linux

> dmesg | grep wlcore | grep firmware
[ 16.112142] wlcore: PHY firmware version: Rev 8.2.0.0.245
[ 16.295974] wlcore: firmware booted (Rev 8.9.0.0.88)

> systemctl status bluetooth.service
● bluetooth.service - Bluetooth service
Loaded: loaded (/lib/systemd/system/bluetooth.service; enabled; vendor preset: enabled)
Active: active (running) since Fri 2023-04-21 15:29:30 JST; 51min ago
Docs: man:bluetoothd(8)
Main PID: 2074 (bluetoothd)
Status: "Running"
Memory: 1.9M
CGroup: /system.slice/bluetooth.service
mq2074 /usr/lib/bluetooth/bluetoothd --compat --experimental
Apr 21 15:29:30 ArmadilloG3L systemd[1]: Starting Bluetooth service...
Apr 21 15:29:30 ArmadilloG3L bluetoothd[2074]: Bluetooth daemon 5.50
Apr 21 15:29:30 ArmadilloG3L systemd[1]: Started Bluetooth service.
Apr 21 15:29:30 ArmadilloG3L bluetoothd[2074]: Starting SDP server
Apr 21 15:29:30 ArmadilloG3L bluetoothd[2074]: Bluetooth management interface 1.14 initialized

> dpkg -l | grep blue
ii bluez 5.50-1.2atmark1 armhf Bluetooth tools and daemons
ii libbluetooth3:armhf 5.50-1.2atmark1 armhf Library to use the BlueZ Linux Bluetooth stack
===================================================
思いつく関連を記載しましたが、他バージョンが必要でしたらお申し付けください。

尚、対象機が設置されている同じ現場に同一バージョンのG3Lが設置されており、
そちらは正しく動作していることから環境的な問題ではないと考えております。
又、周囲の正常なG3Lでscan on/connectすると正常に検出・接続できることから、
検出先デバイスが物理的にいない、もしくは電源OFFの可能性もありません。

原因が分かればご教示いただきたいのですが、
取り急ぎの回避策でもよいため、遠隔から実行可能な対応策をご案内いただけますと幸いです。

よろしくお願いします。

ファイル ファイルの説明
syslog.1.txt
syslog.2.txt
syslog.3.txt
syslog.txt
コメント

at_syunya.ohshio

2023年5月12日 15時05分

大塩です。

ログ送付等ありがとうございます。

> Armadillo-IoT G3LでBluetoothを使ったユーザーアプリケーションを動作させていますが、
> ある日突然周辺デバイスを検出及び接続できなくなってしまい、原因と対策をご教示いただけないでしょうか。

断定はできませんが、1つの個体だけで発生しており全く同じ環境の別個体は正常動作していること
reboot等の再起動や一通りの動作確認をして復帰していないことから
おそらくはハードウェアの問題である可能性が高いです。
難しいと思われますが、実際に設置している個体を確認して
アンテナが外れているかどうかの確認を行い、接続が正常であるならば故障の可能性も視野に入れる必要があると思われます。

以上です。

eqc_1101

2023年5月23日 13時16分

お世話になっております。
こちらお返事ができておらず申し訳ございません。

ハードウェア問題の可能性が高いこと、承知しました。
本件ですが、お客様の許可をもらい実機の交換をすることができたため、対象機を回収しました。

>アンテナが外れているかどうかの確認を行い、~
アンテナの確認を行いたく、本件BT通信が問題ですがその場合のアンテナは筐体外側の2本のアンテナでよろしいでしょうか?

それと、対象機を回収できたのですが、現象調査及び復旧について、
他に何か実機で確認できることはございますでしょうか?
(確認したところ、現状もBTスキャンして通信先デバイスが検出ができない状況が発生していると思われます)

よろしくお願いします。

at_syunya.ohshio

2023年5月23日 17時27分

大塩です。

> アンテナの確認を行いたく、本件BT通信が問題ですがその場合のアンテナは筐体外側の2本のアンテナでよろしいでしょうか?
筐体外側のアンテナはLTE用のアンテナです。
WLAN+BT コンボモジュールのアンテナは、そのままご利用であるならば筐体内部に貼り付けられています。
詳細はご利用の筐体型番の納入仕様書をご確認ください。

> それと、対象機を回収できたのですが、現象調査及び復旧について、
> 他に何か実機で確認できることはございますでしょうか?
> (確認したところ、現状もBTスキャンして通信先デバイスが検出ができない状況が発生していると思われます)

正常なG3Lが手元にある場合は、サブユニットを正常品と入れ替えて動作確認を行っていただくことでソフトウェアorハードウェアの問題切り分けは可能かと思います。
ただし、破損交換等をご希望の場合は以下ページから移動できる「製品保証規定」をよくご確認の上、作業してください。
https://armadillo.atmark-techno.com/faq/troubleshooting-aiotg3l-buster

eqc_1101

2023年5月29日 17時33分

お世話になっております。

WLAN+BT コンボモジュールのアンテナは納入仕様書のレイアウト通り貼り付けられているのを確認したため問題ない認識です。

サブユニットの入れ替えですがご案内いただいた規定を含めて保留中です。
サブユニット交換やSDカードによるソフトウェア書き換えといった物理操作を含む対処以外(例えばソフトウェアによるコマンド操作)で、
本現象の特定及び復旧についての手立てがありましたらご教示いただきたいです。
(現象の特定は難しいようであれば、復旧のみでも構いません)

よろしくお願いします。

at_syunya.ohshio

2023年6月2日 17時46分

大塩です。

> WLAN+BT コンボモジュールのアンテナは納入仕様書のレイアウト通り貼り付けられているのを確認したため問題ない認識です。
ご確認ありがとうございます。
アンテナの問題でなければ、おそらくはコンボモジュール本体が原因かもしれません。

> サブユニットの入れ替えですがご案内いただいた規定を含めて保留中です。
> サブユニット交換やSDカードによるソフトウェア書き換えといった物理操作を含む対処以外(例えばソフトウェアによるコマンド操作)で、
> 本現象の特定及び復旧についての手立てがありましたらご教示いただきたいです。
> (現象の特定は難しいようであれば、復旧のみでも構いません)

本現象の調査可能な作業としては、Armadillo-IoT G3L がコンボモジュールを認識しているか否かだと思われます。
現象が発生している個体にて、無線LANは使用できるでしょうか。

以上です。