Armadilloフォーラム

動作温度範囲について

tktk

2015年8月7日 11時13分

はじめまして。
今井と申します。

Armadillo-IoTの動作温度範囲について教えてください。
Webページのハードウェア仕様には

-10~60℃ (基板単体:-20~+70℃ ※ただしいずれも結露なきこと)

という記載があります。また、注記として

高温時、3Gモジュールの通信を停止するなど消費電力をセーブした場合の周囲温度。

とあります。

①これは60℃の状態では消費電力をセーブせずに使用すると、更に周囲温度が上昇し、
 動作温度範囲を超えてしまう(故障する可能性がある)ということなのでしょうか?

②基板単体で-20~+70℃、パッケージ(箱に実装)すると-10~60℃という記載なので
 すが、高温側は放熱などの影響を考慮して10℃のマージンを見ているということでしょうか?
 また、低温側で10℃のマージンを見ている理由は何でしょうか?

コメント

at_koseki

2015年8月7日 12時32分

古関です。

> ①これは60℃の状態では消費電力をセーブせずに使用すると、更に周囲温度が上昇し、
>  動作温度範囲を超えてしまう(故障する可能性がある)ということなのでしょうか?
はい。ご指摘の通り、消費電力をセーブせずに使用し続けると
動作温度範囲を超え、故障する可能性があります。

設置環境の周囲温度が常温(25℃程度)の場合、
Max負荷状態で動かし続けても、温度上限値まで達することはまずありません。

主な熱源は3Gモジュールとなっており、3G通信を制限(インターバルを入れるなど)する
ことで温度上昇を抑えることができます。

3Gモジュールによる発熱ですが、電波環境が非常に厳しい状態かつ、
連続的にデーター通信を行う場合でのみ顕著にみられます。

また、Armadillo-IoTは筐体内温度を監視するアプリケーション(thermalmonitor)を用意しています。

筐体内温度が危険温度以上になると、故障等を避けるため3Gデータ通信を終了し温度上昇を抑えます。
その後、筐体内温度が安全温度以下まで下がると3Gの再接続を行います。
(温度のしきい値、温度のしきい値を超えたときに実行する処理は、変更することも可能です)

thermalmonitorは、出荷状態では無効になっているため、厳しい温度環境下でご利用の場合、
有効にすることをお勧めいたします。

設定方法、仕様などは製品マニュアルをご参照ください。
http://manual.atmark-techno.com/armadillo-iot/armadillo-iotg-std_produc…

> ②基板単体で-20~+70℃、パッケージ(箱に実装)すると-10~60℃という記載なので
>  すが、高温側は放熱などの影響を考慮して10℃のマージンを見ているということでしょうか?
筐体使用時の上限、60℃は、ご指摘の通り筐体に入れることにより
放熱がされにくくなるため、10℃のマージンを見ています。

>  また、低温側で10℃のマージンを見ている理由は何でしょうか?
筐体使用時の加減、-10℃は、筐体の仕様による制限です。

以上、よろしくお願いいたします。

tktk

2015年8月7日 12時42分

今井です。
ご回答ありがとうございました。

> 古関です。
>
> > ①これは60℃の状態では消費電力をセーブせずに使用すると、更に周囲温度が上昇し、
> >  動作温度範囲を超えてしまう(故障する可能性がある)ということなのでしょうか?
> はい。ご指摘の通り、消費電力をセーブせずに使用し続けると
> 動作温度範囲を超え、故障する可能性があります。
>
> 設置環境の周囲温度が常温(25℃程度)の場合、
> Max負荷状態で動かし続けても、温度上限値まで達することはまずありません。
>
> 主な熱源は3Gモジュールとなっており、3G通信を制限(インターバルを入れるなど)する
> ことで温度上昇を抑えることができます。
>
> 3Gモジュールによる発熱ですが、電波環境が非常に厳しい状態かつ、
> 連続的にデーター通信を行う場合でのみ顕著にみられます。
>
>
> また、Armadillo-IoTは筐体内温度を監視するアプリケーション(thermalmonitor)を用意しています。
>
> 筐体内温度が危険温度以上になると、故障等を避けるため3Gデータ通信を終了し温度上昇を抑えます。
> その後、筐体内温度が安全温度以下まで下がると3Gの再接続を行います。
> (温度のしきい値、温度のしきい値を超えたときに実行する処理は、変更することも可能です)
>
> thermalmonitorは、出荷状態では無効になっているため、厳しい温度環境下でご利用の場合、
> 有効にすることをお勧めいたします。
>
> 設定方法、仕様などは製品マニュアルをご参照ください。
> http://manual.atmark-techno.com/armadillo-iot/armadillo-iotg-std_produc…
>
>
> > ②基板単体で-20~+70℃、パッケージ(箱に実装)すると-10~60℃という記載なので
> >  すが、高温側は放熱などの影響を考慮して10℃のマージンを見ているということでしょうか?
> 筐体使用時の上限、60℃は、ご指摘の通り筐体に入れることにより
> 放熱がされにくくなるため、10℃のマージンを見ています。
>
> >  また、低温側で10℃のマージンを見ている理由は何でしょうか?
> 筐体使用時の加減、-10℃は、筐体の仕様による制限です。
>
> 以上、よろしくお願いいたします。
>