shiriru
2015年8月7日 18時03分
こんにちは、
Armadilloの環境でパイソンスクリプトを実行したいですが、使っているArmadilloにパイソンのPackageがありません。
パイソンをこのArmadillo-410で使うことは可能でしょうか?
コメント
at_takashi.sasayama
笹山です。
反応が遅くなり申し訳ございません。
Armadillo-400シリーズで Python を使用する方法について以下に記載します。
■開発環境について
atmark-dist に標準で含まれている Python は不具合により使用することができず、
アップデート用のパッチを適用することで使用できるようになります。
本パッチは Armadillo-IoT 用の為、ATDE3 ではビルドすることができません。
その為、ATDE5 でビルドする必要があります。
ATDE5 での Armadillo-400シリーズ用のビルドは、まだ検証段階の為、
X-Window-System が使用できないなどの制限事項が存在します。
以降の説明は、ATDE5 上にカーネル/ユーザーランドのソースコードの準備が完了していることを想定しています。
第7章 ビルド
http://manual.atmark-techno.com/armadillo-4x0/armadillo-400_series_soft…
■ユーザーランドコンフィギュレーション
以下のファイルとパッチをダウンロードします。
http://download.atmark-techno.com/misc/forum/1561/atmark-dist-python279…
http://download.atmark-techno.com/misc/forum/1561/atmark-dist-v20150727…
以下の手順で展開、適用します。
[ATDE5]$ cd atmark-dist/user/ [ATDE5]$ mv python python-old [ATDE5]$ tar zxf atmark-dist-python279.tar.gz [ATDE5]$ cd .. [ATDE5]$ patch -p1 < atmark-dist-v20150727-add-python279.patch patching file config/config.in
次に以下のユーザーランドコンフィギュレーションを行います。
atmark-dist v1.42.0 Configuration Miscellaneous Applications ---> [*] python # チェックを入れます [ ] enable ipv6 # IPv6対応が必要な場合はチェックを入れます (pyc) python file extension [*] stdlib # libpython2.7-stdlib 相当のファイルが必要な場合はチェックを入れます [ ] 2to3 # Python 2から3への自動コード変換が必要な場合はチェックを入れます : X Window System ---> [ ] X.Org KDrive #チェックを外します
コンフィギュレーション完了後にビルドを行ってください。
参考までに上記コンフィギュレーションで作成した romfs.img.gz を以下に格納します。
http://download.atmark-techno.com/misc/forum/1561/romfs-a440-1.11-pytho…
※ Armadillo-410のユーザーランドイメージは、Armadillo-440と共通です。
■Armadilloの設定
Pythonを含めたromfs.img.gz はサイズが大きい為、hermit にて以下の設定を行う必要があります。
hermit> setenv console=ttymxc1 ramdisk_size=61440
本設定が行われていない場合は、以下のエラーが出力され起動ができません。
RAMDISK: ext2 filesystem found at block 0 RAMDISK: image too big! (36656KiB/32768KiB) List of all partitions: 1f00 128 mtdblock0 (driver?) 1f01 2048 mtdblock1 (driver?) 1f02 30464 mtdblock2 (driver?) 1f03 128 mtdblock3 (driver?) No filesystem could mount root, tried: ext3 ext2 msdos vfat Kernel panic - not syncing: VFS: Unable to mount root fs on unknown-block(1,0)
■Pythonの動作確認
[armadillo]# echo "print 'Hello, world!'" >> hello.py [armadillo]# python hello.py Hello, world!
shiriru
shiriru
笹山様
インストールをしてみましたが、Armadillo-410じゃなくて、貰っていたデバイスはArmdillo-IoTでした。
http://manual.atmark-techno.com/armadillo-iot/armadillo-iotg-std_produc…
上記のガイドを見て、パッチしてみましたが、make menuconfigで下記のメニュが表示されません。
atmark-dist v1.42.0 Configuration
Miscellaneous Applications --->
[*] python # チェックを入れます
[ ] enable ipv6 # IPv6対応が必要な場合はチェックを入れます
(pyc) python file extension
[*] stdlib # libpython2.7-stdlib 相当のファイルが必要な場合はチェックを入れます
[ ] 2to3 # Python 2から3への自動コード変換が必要な場合はチェックを入れます
:
X Window System --->
[ ] X.Org KDrive #チェックを外します
どうしたらいいですか?
> 笹山様
>
> 詳細なインストール方法を教えていただき、ありがとうございました。インストールしてみます。
>
> よろしくお願いします。
>
> シリル
at_takashi.sasayama
笹山です。
> インストールをしてみましたが、Armadillo-410じゃなくて、貰っていたデバイスはArmdillo-IoTでした。
> http://manual.atmark-techno.com/armadillo-iot/armadillo-iotg-std_produc…
Armadillo-IoT でも同様の手順で動作確認が可能です。
> 上記のガイドを見て、パッチしてみましたが、make menuconfigで下記のメニュが表示されません。
> atmark-dist v1.42.0 Configuration
> Miscellaneous Applications --->
> [*] python # チェックを入れます
> [ ] enable ipv6 # IPv6対応が必要な場合はチェックを入れます
> (pyc) python file extension
> [*] stdlib # libpython2.7-stdlib 相当のファイルが必要な場合はチェックを入れます
> [ ] 2to3 # Python 2から3への自動コード変換が必要な場合はチェックを入れます
> :
> X Window System --->
> [ ] X.Org KDrive #チェックを外します
上記のメニューを表示するには、make menuconfig 実行後に
Customize Vendor/User Settings を選択する必要があります。
詳細は、下記製品マニュアルをご参照ください。
18.1. イメージをカスタマイズする
http://manual.atmark-techno.com/armadillo-iot/armadillo-iotg-std_produc…
shiriru
2015年8月20日 11時03分
こんにちは!
この件について念押ししますが、Armadillo-410上でパイソンスクリプト言語を使える方法がありますか?
よろしくお願い致します。