mori22554
2024年4月1日 11時07分
お世話になっております。
https://armadillo.atmark-techno.com/news/20240329/software-update-aiotg…
のブートローダーのアップデートのお知らせについてご教授願います。
現在運用中のArmadillo G3Lも多くありまして、現状はブートローダーをアップデートすることが困難でして影響を確認させていただきたいです。
すみませんがご回答のほどよろしくお願いいたします。
>搭載SoC(i.MX7D)の個体差によって、ごくまれにDRAMからReadするデータが化ける個体があります。 状況によっては、ウォッチドックタイマーによるリセットが発生し再起動に至ります。
>再起動の発生には個体依存性があり、ほとんどの個体では発生せず、経年劣化によるものではありません。
>発生頻度も個体によって違いがあります。
①ユーザランドやカーネルの対象
上記の現象はu-bootがat25未満であれば、Debian12(Linux6.1)、Debian10(Linux4.9)どちらの環境でも発生する可能性があるのでしょうか。
②発生する個体の特定
特定の個体で発生するとありますが、購入日や型番等で発生する個体を特定可能でしょうか。
③現象について
再起動が発生するのはRAMのReadで文字化けすることが原因でしょうか。またハードウェアウォッチドッグタイマーが発動するのでしょうか。
④影響について
ごく稀にとのことですが、発生するタイミングや発生頻度はどのくらいかわかりますでしょうか。再起動を繰り返し復帰しないようなケースもあるのでしょうか。
以上、よろしくお願いいたします。
コメント
mori22554
otani818
otani818
at_koseki
2024年4月2日 11時38分
古関です。
> ①ユーザランドやカーネルの対象
> 上記の現象はu-bootがat25未満であれば、Debian12(Linux6.1)、Debian10(Linux4.9)どちらの環境でも発生する可能性があるのでしょうか。
はい、ユーザーランドやkernelとは無関係です。
bootloaderで設定しているDRAMのタイミング設定に依るためです。
> ②発生する個体の特定
> 特定の個体で発生するとありますが、購入日や型番等で発生する個体を特定可能でしょうか。
いいえ、特定のロット等で判定できるものではなく、搭載SoCの個体バラツキによって発生するものがあり、
発生する個体であれば確実に再現する。発生しない個体については発生しない状況です。
現在、該当する個体であるかは実際に起動してみることでしか判定をすることができないため、
事前に特定する手段が無くご不便をおかけいたします。
>③現象について
> 再起動が発生するのはRAMのReadで文字化けすることが原因でしょうか。またハードウェアウォッチドッグタイマーが発動するのでしょうか。
"文字"ではありませんが、データが化けた場合に、それがkernelの実行コードであり復帰不可能な例外となった
場合に結果としてWDTが発生することになります。
また、社内で行った実験的にも起動時のDRAMへのkernelコードの展開以外では観察できていないため
(単純なDRAMのメモリテスト等では観察できていません)こういった説明になっております。
> ④影響について
> ごく稀にとのことですが、発生するタイミングや発生頻度はどのくらいかわかりますでしょうか。再起動を繰り返し復帰しないようなケースもあるのでしょうか。
先述の通り、発生しない個体については発生しないため、現時点で長期にわたって運用しているものについて、
原因の不明な再起動が発生していないのであれば、原則発生しないと考えてよいです。
可能性としては、再起動を繰り返すケースもあり得ますが、
確実にその状態であると判断でき、明確に本アップデートを適用する必要があります。