yanagida_iwaya
2024年5月23日 19時58分
お世話になっております。
現在、Armadillo-610を使用し、内製の拡張基板を開発しております。
以下資料を参考にしています。
armadillo-610_ext-board_schematic_rev3.3.1.pdf
ソフトウェア開発時のデバッグ用に必要なピン出しを検討しているのですが、上記資料のP10を参考に、デフォルト設定はGND、VCCの他に83, 85ピンのUART1、87ピンのMAINT_EN_B(GPIO1_IO22)と認識しております。(CTS、RTSは接続不要との認識)
ここでMAINT_EN_Bピンについて以下質問です。
・どのような入力、出力がされるピンなのか
・Armadilloとのシリアル接続でデバッグするために必須のピンか
・動的にデバッグピンアサインを変更する方法はあるか
以上、よろしくお願いいたします。
コメント
at_matsuzaka
2024年5月28日 10時57分
松坂です。
> 例えばEXT_SW1の割り当てを、GPIO1のIO11に変更することができるということでしょうか?
EXT_SW1の割り当てを、GPIO1のIO10から別のGPIOに変更することは可能ですが、U-Bootのソースコードを直接修正する必要があります。
> または、事前に割り当て可能なピンの選択肢があり、当該設定を別の選択肢に変更できるような仕組みがあるということでしょうか?
ブートモードのGPIOについてそのような仕組みは提供していません。
可能であれば、標準で提供しているピンをそのまま使うことをお勧めいたします。
> また、掘り返しで申し訳ないのですが、U-BOOTのUARTを3への変更ではなく、例えば8に変更する方法などはあるでしょうか?
UART8へ切り替える場合は、U-Bootのソースコードを直接修正していただく必要があります。
実際に変更したことはありませんが、ソースコード内にあるUART3にコンソールを設定している箇所をUART8に修正するのが早いと思います。
以下の情報を参考にしてください。
* 設定個所を探す際の検索キーワード:CONSOLE_UART3
* 修正が必要と思われるソースファイル
include/configs/armadillo-640.h
board/atmark-techno/armadillo-640/board_early_init_f.c
at_matsuzaka
2024年5月24日 9時25分
松坂です。
> ・どのような入力、出力がされるピンなのか
MAINT_EN_Bは、USB シリアル変換アダプタのスライドスイッチの入力ピンとなっています。
機能としては、
・GNDにショートでブートローダーは保守モード
・解放でブートローダーはオートブートモード
> ・Armadilloとのシリアル接続でデバッグするために必須のピンか
未接続でも動作はしますが、デバック向けに用意しておいたほうが良いピンです。
主にU-Boot上でのデバック、kernelやソフトの書き込みに失敗して起動できなくなった場合の復旧などで使用します。
製品マニュアルの章「USB シリアル変換アダプタ」も参考にしてみてください。
> ・動的にデバッグピンアサインを変更する方法はあるか
デバックピンアサインとは例えばシリアルコンソールのポートを「UART1」から「UART3」に変えることはできるか?ということでしょうか。
実現は可能です。UART3でしたら以下のhowtoを参考にしてください。
https://armadillo.atmark-techno.com/howto/armadillo-640-uart3-console