Armadilloフォーラム

常に最新の電波強度を取得する方法について

na_rumi

2024年7月2日 19時41分

Armadillo-Iot A6E Cat.M1モデル を使用しています。

SIMをArmadilloに設定して、LTE通信をしています。
様々な場合でのSIMの電波強度を調査したく、
アンテナなしで、mmcli のコマンドで電波強度を測定した際に、以下の結果が得られました。
この状態ではping 8.8.8.8 が通りませんでした。

armadillo:/var/log# mmcli -m 0 | grep "signal quality"
           |       signal quality: 9% (cached)

そのあとにアンテナをArmadilloに設置して、
mmcli のコマンドで電波強度を測定した際の結果が、アンテナなしの場合と変わりませんでした。
この状態ではping 8.8.8.8 が通りました。

armadillo:/var/log# mmcli -m 0 | grep "signal quality"
           |       signal quality: 9% (cached)

mmcliコマンドでは常に最新の電波強度を取得することはできないのでしょうか?
また、mmcliコマンド以外でArmadillo上で電波強度が取得できる方法があれば教えていただきたいです。

コメント

at_mitsuhiro.yoshida

2024年7月3日 7時56分

吉田です。

Cat.M1 モデルでは省電力動作のため、周期的な電波品質の取得を行っておりません。
最新の電波品質は AT+CESQ で確認可能です。

[armadillo ~]# send-at /dev/ttyMux2 AT+CESQ echo ems31
+CESQ: <rxlev>, <ber>, <rscp>, <ecno>, <rsrq>, <rsrp>
OK

rsrq の値の意味は Armadillo-IoT ゲートウェイ A6 の製品マニュアルの「get-signal-quality 戻り値の意味」を参照ください。
https://manual.atmark-techno.com/armadillo-iot-a6/armadillo-iota6_produ…

教えていただいた AT+CESQ コマンドで電波品質を確認しています。
2点教えていただきたいことがあります。

実施した内容は、Armadilloから付属のアンテナを外し、AT+CESQ コマンドで電波品質を測定しました。

1点目:Armadilloからアンテナを外した直後の電波品質(rsrp 17)が、アンテナを付けている状態の電波品質(rsrp 14)と大きな変化が見られなかったのですが、
こちらは電波品質の反映にはタイムラグがあるということでよろしいでしょうか?

armadillo:/var/log# send-at /dev/ttyMux2 AT+CESQ echo ems31
AT+CESQ
+CESQ: 99,99,255,255,17,50
OK

※Armadilloにアンテナを付けている状態では以下の結果です。

armadillo:/var/log# send-at /dev/ttyMux2 AT+CESQ echo ems31
AT+CESQ
+CESQ: 99,99,255,255,14,15
OK

2点目:2分ほど待つと、電波品質が255(測定不能)となりましたが、ArmadilloのLEDのWWANは点灯したままでした。
電波品質が255(測定不能)の場合、LEDの状態は「OFF」または「Blink Fast」とはならないのでしょうか。
表3.36 LED状態と製品状態の対応について
https://manual.atmark-techno.com/armadillo-iot-a6e/armadillo-iotg-a6e_p…

armadillo:/var/log# send-at /dev/ttyMux2 AT+CESQ echo ems31
AT+CESQ
+CESQ: 99,99,255,255,255,255
OK

at_mitsuhiro.yoshida

2024年7月10日 15時08分

吉田です。

> 1点目:Armadilloからアンテナを外した直後の電波品質(rsrp 17)が、アンテナを付けている状態の電波品質(rsrp 14)と大きな変化が見られなかったのですが、
> こちらは電波品質の反映にはタイムラグがあるということでよろしいでしょうか?

LTE モジュール内部の処理までは把握しておりませんが、
タイムラグはあるかもしれません。

> 2点目:2分ほど待つと、電波品質が255(測定不能)となりましたが、ArmadilloのLEDのWWANは点灯したままでした。
> 電波品質が255(測定不能)の場合、LEDの状態は「OFF」または「Blink Fast」とはならないのでしょうか。

WWAN LED は modemmanager の signal quality を基準に変更しております。
そのため、最初の返信に記載した通り Cat.M1 モデルでは LTE 接続中は更新されません。
設置時の目安として表示しております。

以前教えていただいたATコマンドで周期的な電波品質の取得を行いたいと思っています。
現在の設計では、BaseOS上にプログラムは置かない設計であるため、
コンテナから、BaseOS上の電波品質を取得できないかと考えています。

コンテナからATコマンドを実行して、BaseOSの電波品質を取得することは可能でしょうか?

at_mitsuhiro.yoshida

2024年11月28日 15時58分

吉田です。

REST API で modemmanager のコマンドで取得できる電波品質を取得することができます。
こちらは Cat.M1 モデルの場合は、 AT+CSQ コマンドの応答結果を使用しています。

使用方法は、製品マニュアル 「Rest API : WWAN の設定」を参照ください。
https://manual.atmark-techno.com/armadillo-iot-a6e/armadillo-iotg-a6e_p…