Armadilloフォーラム

電波干渉発生時の動作について問い合わせ

k-k

2024年11月11日 15時16分

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製品型番:AGL3100-D10Z
Debian/ABOSバージョン:12.7
カーネルバージョン:6.1-105 at8
3G/LTE モジュール情報 (Debianのみ):
その他:
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WiFi(2.4GHz)を使用し、armadillo-IoT-G3LとWiFiアクセスポイントを接続しています。
armadillo-IoT-G3LとWiFiアクセスポイント間がたびたび切断されており、WiFiアクセスポイントのログを確認したところ
電波干渉が発生していると思われるログが出力されています。

電波干渉が発生した場合のarmadillo-IoT-G3L動作に関して教えてください。

【質問1】
armadillo-IoT-G3Lの機能で、電波強度の強い干渉があれば、キャリアセンスが動作しますか?

【質問2」
YESの場合、どのくらいの電波強度で発動しますか?

【質問3】
干渉する電波が停止した場合、armadilloはWiFiアクセスポイントに対し自動的に接続に行きますか?
nmcli connection edit [essid]のprintコマンドで設定値を確認したところ、
connection.autoconnect:yes
connection.autoconnect-retries:-1(default)
と表示されているので、再接続されるものと考えています。

コメント

at_dominique.m…

2024年11月13日 11時30分

k-kさん

お世話になっています、
マルティネです。

> 【質問1】
> armadillo-IoT-G3Lの機能で、電波強度の強い干渉があれば、キャリアセンスが動作しますか?

11n 40MHzの動作時のみキャリアセンスが動作します。

> 【質問2」
> YESの場合、どのくらいの電波強度で発動しますか?

モジュールのテストレポートでは -53.52dBm ですが、G3Lで測定しておりませんので参考値となります。

> 【質問3】
> 干渉する電波が停止した場合、armadilloはWiFiアクセスポイントに対し自動的に接続に行きますか?
> nmcli connection edit [essid]のprintコマンドで設定値を確認したところ、
> connection.autoconnect:yes
> connection.autoconnect-retries:-1(default)
> と表示されているので、再接続されるものと考えています。

はい。
connection.autoconnect-retries:-1(default) の場合はデフォルト4回だけリトライしますが、しばらくしたら(コードを確認したところ5分)また自動的にリトライしますのでいずれは再接続します。
それを待ちたくない場合は connection.autoconnect-retries を 0 にすればずっとリトライしつづけます。

よろしくお願いします。

マルティネさん

回答ありがとうございます。

追加で質問です。

「 11n 40MHzの動作時のみ」Armadillo側ではこのような設定はなく、Wi-Fiアクセスポイント側の設定だと思いますが認識あいますでしょうか?

「 11n 40MHzの動作時のみキャリアセンスが動作します。」とのことですが、キャリアセンスが発生した場合、syslogにログがかきこまれますか?
Yesの場合、どのようなメッセージがかきこまれるか教えてください。

「 connection.autoconnect-retries:-1(default) の場合はデフォルト4回だけリトライします」とありますが、リトライ時の待ち合わせ時間はどの程度でしょうか?

> k-kさん
>
> お世話になっています、
> マルティネです。
>
> > 【質問1】
> > armadillo-IoT-G3Lの機能で、電波強度の強い干渉があれば、キャリアセンスが動作しますか?
>
> 11n 40MHzの動作時のみキャリアセンスが動作します。
>
> > 【質問2」
> > YESの場合、どのくらいの電波強度で発動しますか?
>
> モジュールのテストレポートでは -53.52dBm ですが、G3Lで測定しておりませんので参考値となります。
>
> > 【質問3】
> > 干渉する電波が停止した場合、armadilloはWiFiアクセスポイントに対し自動的に接続に行きますか?
> > nmcli connection edit [essid]のprintコマンドで設定値を確認したところ、
> > connection.autoconnect:yes
> > connection.autoconnect-retries:-1(default)
> > と表示されているので、再接続されるものと考えています。
>
> はい。
> connection.autoconnect-retries:-1(default) の場合はデフォルト4回だけリトライしますが、しばらくしたら(コードを確認したところ5分)また自動的にリトライしますのでいずれは再接続します。
> それを待ちたくない場合は connection.autoconnect-retries を 0 にすればずっとリトライしつづけます。
>
>
> よろしくお願いします。

at_dominique.m…

2024年11月13日 16時54分

k-kさん

マルティネです。

> 「 11n 40MHzの動作時のみ」Armadillo側ではこのような設定はなく、Wi-Fiアクセスポイント側の設定だと思いますが認識あいますでしょうか?

いいえ、Armadillo 側でも実装されている認識です。
AP側にもそういう機能が実装されてる可能性があり、AP が波数を使えないと判断したら違う波数を使うこともあります(他の製品で DFS の動作確認した際に、APが勝手に違う波数を使ってクライアントに切り替えるようにメッセージを送ってましたので、接続としては維持できていました。その動作は AP によると思いますので何ともいえません)

G3L搭載のTI製モジュールWL1837の技適レポートは、以下TIサイトよりダウンロード可能(要ユーザー登録)ですので、ご確認ください。
http://software-dl.ti.com/dsps/forms/self_cert_export.html?prod_no=WL18…

> 「 11n 40MHzの動作時のみキャリアセンスが動作します。」とのことですが、キャリアセンスが発生した場合、syslogにログがかきこまれますか?
> Yesの場合、どのようなメッセージがかきこまれるか教えてください。

すみませんそこは 100% 確信しているわけではありませんが、
ドライバを確認したところ sense event を取得してもメッセージを表示しませんし、
ユーザースペースに見れるようなイベントを転送しませんのでただ
しばらく通信できない状態になると思います。

その現象を疑ってる場合は linux の drivers/net/wireless/ti/wlcore/event.c の wlcore_event_soft_gemini_sense にデバグメッセージを追加するといいかもしれません。

> 「 connection.autoconnect-retries:-1(default) の場合はデフォルト4回だけリトライします」とありますが、リトライ時の待ち合わせ時間はどの程度でしょうか?

連続で再接続しているはずですので、失敗判断が出たらすぐにリトライするはずです。
すみません、そこも詳細によりますので何ともいえませんが、 NetworkManager のログを debug か trace まであげればちゃんと記録が残りますので確認できるようになります。

/etc/NetworkManager/NetworkManager.conf に以下のを追加してみてください。

[logging]
level=TRACE

よろしくお願いします