Armadilloフォーラム

rootfsパーティションの拡張

dev.sanko

2025年1月17日 17時41分

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製品型番:A6400-D00Z
ABOSバージョン:3.20.2-at.2
カーネルバージョン:5.10.224-0-at
その他:WLAN コンボオプションモジュール(OP-A600-AWLMOD-20)増設
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お世話になっております。
Armadillo-640にてBaseOSを使用したときのパーティション構成についての質問です。
BaseOSをインストール後のeMMCのパーティション構成は下記のようになっております。

デフォルト構成
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| パーティション | サイズ | ラベル |
| 1 | 300MiB | rootfs_0 |
| 2 | 300MiB | rootfs_1 |
| 3 | 50MiB | logs |
| 4 | 200MiB | firm |
| 5 | 2.7GiB | app |
----------------------------------------

rootfs_0とrootfs_1のパーティションサイズを拡張して、下記のようなパーティション構成にすることは可能でしょうか。
可能であれば、手順をご教授いただけますと助かります。

変更後構成
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| パーティション | サイズ | ラベル |
| 1 | 500MiB | rootfs_0 |
| 2 | 500MiB | rootfs_1 |
| 3 | 50MiB | logs |
| 4 | 200MiB | firm |
| 5 | 2.3GiB | app |
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コメント

at_dominique.m…

2025年1月17日 18時14分

dev.sankoさん

お世話になっています、
マルティネです。

> rootfs_0とrootfs_1のパーティションサイズを拡張して、下記のようなパーティション構成にすることは可能でしょうか。

技術的には可能ですが、あまりサポートしてません。
(例えば、製造用のインストーラーを生成する再にサイズを維持しているように実装していますが、テストはしてませんのでエラーの場合は自己責任となります)

ABOS のコンセプトとしては rootfs をできるだけ小さくして、できるだけの処理をコンテナで行うということですので、rootfs で必要としているパッケージなどをコンテナでインストールしてコンテナで処理することを推奨します。
不便な面もありますが、その設計を守るとアップデートの仕組みがわかりやすくなるための物です(標準の ABOS を利用すると armadillo サイトからの自動アップデートができますのでシステム側のメインテナンスが楽になります。)

説教をこれぐらいにして、サイズは build-rootfs ツールの build_image.sh スクリプト内のこちらの変数で決まります:

create_disk() {
    # 'normal' rootfs is fixed at 300MB...
    SIZE=300

build_image.sh のこちらの SIZE 変数をを編集してからインストーラーを作り直すとインストーラーの image.xxh ファイルの一つ目のサイズ値が更新されていて、そのサイズのままにパーティション 1 と 2 が生成されるはずです。
その後に再びインストールするまでずっと維持されていますし、量産用のインストーラーを生成する再にも拾われますので他の対応は不要なはずですが、上記に書いたように非サポートのケースでテストが全くないのでご了承ください。

よろしくお願いします。