Armadilloフォーラム

Armadillo A6e(AG6221)のLinuxカーネルのビルドについて

yoshi92185

2025年1月31日 11時54分

Armadillo A6E (AG6221)を購入させていただきました。
Linuxカーネルのビルドを行うため
https://manual.atmark-techno.com/armadillo-iot-a6e/armadillo-iotg-a6e_p…
上記のarmadillo製品マニュアルに記載の方法でビルドを試みましたが
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armadillo:~/build-rootfs-v3.20-at.8# ./build_rootfs.sh -b a6e
use default(outdir=/root/build-rootfs-v3.20-at.8)
use default(output=baseos-6e-ATVERSION.tar.zst)
Error: alpine-3.20-armv7: image not known
trying to build required alpine container
env: can't execute './build.sh': No such file or directory
Could not build alpine container
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上記のようにビルドが失敗となっております。
そこでお伺いしたいのですが
「alpine-3.20-armv7: image not known」「env: can't execute './build.sh': No such file or directory」
 これら2つのエラーは「Alpine 3.20のarmv7イメージ」と「build.sh」が存在しないとの内容のエラーだとは思うのですが
 マニュアルに記載の方法以外で実施する必要のある手順などあるのでしょうか。

大変お手数おかけしますがご教示いただけますと幸いです。
armadilloの開発等の経験がなく、今回が初めての開発となりますので
質問文に不足している情報等ございましたらこちらもご教示いただけますと幸いです。

コメント

> Error: alpine-3.20-armv7: image not known
これは初回はビルドしているマシンにビルド用のコンテナが無いとき必ず出るので
問題ありません。

> env: can't execute './build.sh': No such file or directory
こちらが問題で、ダウンロードしたbuild-rootfs-latest.tar.gzが正しく展開されてない
可能性が有ります。

build-rootfs-v3.20-at.8/の中でfind .した結果を貼っていただきたいのと、
ATDE無いで実行していると思いますが、
Windowsとの共有ディレクトリやFAT等でフォーマットしたUSBメモリ上で
作業していない事を確認してみてください。

ちなみに、大抵の用途ではkernelのビルドは不要なのですが、なにを実現するため
ビルドしようとしているか教えてもらえますか。
殆どの場合、単にコンテナアプリをVSCode上で作るだけでシステム開発が完了
します。

build-rootfs-v3.20-at.8/の中でfind .した結果を貼っていただきたいのと、
> 「find .」を実行した結果をテキストファイルでお送りさせていただきます。
ATDE無いで実行していると思いますが、
Windowsとの共有ディレクトリやFAT等でフォーマットしたUSBメモリ上で
作業していない事を確認してみてください。
>「build-rootfs-v3.20-at.8」はarmadilloのrootディレクトリにダウンロードしてますので
 作業自体はarmadilloのディレクトリで行っております。

ちなみに、大抵の用途ではkernelのビルドは不要なのですが、なにを実現するため
ビルドしようとしているか教えてもらえますか。
殆どの場合、単にコンテナアプリをVSCode上で作るだけでシステム開発が完了
します。
> armadilloとカードリーダーをUSB接続し、正しく機器間で通信ができていることを確認したいです。
カードリーダーを接続するためにUSBドライバ(cp210x.c)をarmadilloにインストールしようとしたところ
make -C /lib/modules/`uname -r`/build M=/matsu modules
make[1]: Entering directory '/matsu'
make[1]: *** /lib/modules/5.10.226-0-at/build: No such file or directory. Stop.
make[1]: Leaving directory '/matsu'
make: *** [Makefile:7: all] Error 2
上記のエラーが発生し、確認したところカーネルのビルドが必要と判断し本題に至るといった背景になります。
USBドライバのビルド手順のテキストファイルも添付させていただきました。

お手数おかけしますが宜しくお願い致します。

ファイル ファイルの説明
find .結果.txt
日本語_CP210x_VCP_Linux_4.x_Release_Notes.txt

>「build-rootfs-v3.20-at.8」はarmadilloのrootディレクトリにダウンロードしてますので
> 作業自体はarmadilloのディレクトリで行っております。

build-rootfsの実行はarmadillo上ではなく開発環境のATDE上で必ず行ってください。

> USBドライバ(cp210x.c)をarmadilloにインストール
cp210xのカーネルモジュールはABOS製品の場合標準で搭載しているので、ビルド不要です。
差し込むと自動的に/dev/ttyUSB0として認識します。

以下のように差し込んだ前後でログからも確認できるはずです。

armadillo:~# tail /var/log/messages
(省略....)
Feb  4 15:22:57 armadillo authpriv.notice login[1722]: ROOT LOGIN  on '/dev/ttymxc2'
Feb  4 15:23:15 armadillo kern.info kernel: [   53.505423] usb 1-1: new full-speed USB device number 2 using ci_hdrc
Feb  4 15:23:15 armadillo kern.info kernel: [   53.719539] cp210x 1-1:1.0: cp210x converter detected
Feb  4 15:23:15 armadillo kern.info kernel: [   53.728380] usb 1-1: cp210x converter now attached to ttyUSB0