keiko-502
2025年2月25日 18時57分
お世話になっております。
無線通信の優先度について確認させていただきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
現在,G3にEnOceanモジュールの拡張ボードを乗せ,EnOceanで取得したデータをSORACOMに送信する
pythonスクリプトの検証をしています。
無線通信の手段として,LTEと無線LANのコネクションを作成しております。
この両方のコネクションが有効な場合,SORACOMへの送信ができなかったため,
実行前に無線LANのコネクションを無効にしてから実行しているのですが,LTEの通信を優先するなどしてこの手間がなくせないでしょうか。
最終的には,systemdを使用し,電源投入時または再起動時に特に操作せずにpythonスクリプトが実行され,SORACOMにデータが蓄積されるように
したいと考えています。
なお,無線LANのコネクションについては,pythonスクリプトを開発用PC(Windows)で作成し,winSCPを介してG3に送っているため,無線LANも
使用したい状況でした。
製品仕様について,以下に記載します。
==========
製品型番:AGX3140
Debian/ABOSバージョン:Debian GNU/Linux 10
カーネルバージョン:4.9.133-at26
3G/LTE モジュール情報 (Debianのみ):Quectel EC25
その他:
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以上,よろしくお願いいたします。
コメント
keiko-502
at_koseki
古関です。
routeコマンドで確認してみるのはいかがでしょうか。
■ wlanがdefaultのrouteのとき
root@armadillo:~# route Kernel IP routing table Destination Gateway Genmask Flags Metric Ref Use Iface default xxx.xx.x.x 0.0.0.0 UG 600 0 0 wlan0 default 0.0.0.0 0.0.0.0 U 700 0 0 ppp0 xx.xx.xx.xx 0.0.0.0 255.255.255.255 UH 0 0 0 ppp0 link-local 0.0.0.0 255.255.0.0 U 1000 0 0 ppp0 xxx.xx.x.x 0.0.0.0 255.255.0.0 U 600 0 0 wlan0
■ LTEがdefaultのrouteのとき
root@armadillo:~# route Kernel IP routing table Destination Gateway Genmask Flags Metric Ref Use Iface default 0.0.0.0 0.0.0.0 U 700 0 0 ppp0 xx.xx.xx.xx 0.0.0.0 255.255.255.255 UH 0 0 0 ppp0 link-local 0.0.0.0 255.255.0.0 U 1000 0 0 ppp0 xxx.xx.x.x 0.0.0.0 255.255.0.0 U 600 0 0 wlan0
こちらでもやってみましたが、
nmcli connection modifyした後にwlanをdown/upしないと適用されないようです。
(再起動すれば適用されますが)
root@armadillo:~# nmcli connection modify <WLANのコネクション名> ipv4.never-default yes ipv6.never-default yes root@armadillo:~# nmcli connection down <WLANのコネクション名> root@armadillo:~# nmcli connection up <WLANのコネクション名>
keiko-502
at_koseki
2025年2月25日 19時14分
古関です。
WLANもLTEもnmcli(NetworkManager)で設定しているでしょうか?
もしそうであれば、
NetworkManagerは複数のネットワークインターフェースが有効になっていた場合
スマホなどと一緒で標準だと信頼性の高いインターフェースを優先してデフォルトのrouteとして使うはずです。
Ethernet > WLAN > LTEの順番になるので、
WLANで通信しようとしている状況と思います。
以下のように設定するとWLANがデフォルトのrouteにならず
LTE側から通信できるはずです。確認お願い致します。