ahirata
2025年4月11日 12時07分
お世話になります。
ラズパイ4BからArmadillo-X2へ移行して、ラズパイ4B上で動作させていたアプリを
Armadillo-X2上に構築したラズパイ4Bのコンテナの上で動作させようとしています。
Armadillo-X2 製品マニュアル
(https://armadillo.atmark-techno.com/files/downloads/armadillo-x2/docume…)
「6.2.8.2 FTPサーバを構築する」
を参照して、ラズパイ4Bのコンテナの上にvsftpdをインストールして起動し、
PCからファイルアップロードできるところまで確認しましたが、
armadilloの電源をOFF→ONすると、vsftpdが消えてしまいます。
再度インストールが必要になります。
vsftpdが消えないようにする設定方法を教えてください。
at_shinya.koga
2025年4月11日 17時59分
アットマークテクノの古賀です。
ahirataさん:
>ラズパイ4BからArmadillo-X2へ移行して、ラズパイ4B上で動作させていたアプリを
>Armadillo-X2上に構築したラズパイ4Bのコンテナの上で動作させようとしています。
>
>Armadillo-X2 製品マニュアル
>(https://armadillo.atmark-techno.com/files/downloads/armadillo-x2/docume…)
>「6.2.8.2 FTPサーバを構築する」
>を参照して、ラズパイ4Bのコンテナの上にvsftpdをインストールして起動し、
>PCからファイルアップロードできるところまで確認しましたが、
>armadilloの電源をOFF→ONすると、vsftpdが消えてしまいます。
>再度インストールが必要になります。
コンテナ内の変更(コンテナのルートファイルシステムに対する変更)は、ABOS の場合、次の二つの要因により、電源 OFF -> ON で消えるのです。
・通常状態では、コンテナのデータが tmpfs に記録される。
・コンテナ起動設定ファイルを配置して自動起動されるようにしたコンテナは、自動起動時に podman_start コマンドによってコンテナイメージから作り直される。
どちらも、セキュリティを確保するための仕組みです。
>vsftpdが消えないようにする設定方法を教えてください。
コンテナ内でアプリケーションをインストールしたりしてコンテナのルートファイルシステムに加わった変更が、電源 OFF->ON や ABOS の再起動で失われないようにするためには、ストレージ上のコンテナイメージに変更内容を書込み、コンテナイメージを更新しなければいけません。
コンテナイメージを更新して更新内容が失われないよういするには、次の手順が必要です:
(1) podman(コンテナエンジン)のデータ書き込み記憶域を、tmps からストレージ(eMMC)に切り替える。
(2) アプリケーションのインストールなど、コンテナのルートファイルシステムに対する変更操作を行う。(※コンテナ内での操作)
(3) podman commit コマンドを使い、更新内容をコンテナイメージに書き込む。
(4) podman のデータ書き込み記憶域を、tmpfs に戻す。
(1) と (4) の切り替えは、abos-ctrl podman-stroage コマンドを使います:
https://manual.atmark-techno.com/armadillo-x2/armadillo-x2_product_manu…
(3) の podman commit コマンドについては、製品マニュアルの「コンテナの基本的な操作」にある「ンテナの変更を保存する」や、podman のコマンドリファレンスをご覧ください:
https://manual.atmark-techno.com/armadillo-x2/armadillo-x2_product_manu…
https://docs.podman.io/en/latest/markdown/podman-commit.1.html
いかがでしょうか?