kazumori88
2025年4月16日 9時14分
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製品型番:armadillo-640
debianからABOSへ移行
カーネルバージョン:4.14 at36(debianの場合)
3G/LTE モジュール情報 (Debianのみ):
その他:
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お世話になります。
deban busterからABOSへの移行を進めようとしています。
<質問>
1.debianで動作しているアプリなので、debianで作成したカーネルとdtbを使用したいのですが、ABOS上で再作成しなければならないのでしょうか?
2.ABOSではで、device tree ".dtbo" debianでは".dtb"となっているようですが、内容も異なるのでしょうか?
3.dockerfileでコンテナイメージのベースとなるイメージを指定しているようですが、ここの内容と使いたい独自のカーネルの関係はどうなるのでしょうか?
基礎セミナーのexampleは正常に動作できています。
以上、よろしくお願いします。
コメント
kazumori88
> kazumori88さん
>
> お世話になっています、
> マルティネです。
>
> > 1.debianで動作しているアプリなので、debianで作成したカーネルとdtbを使用したいのですが、ABOS上で再作成しなければならないのでしょうか?
>
> 理論上では動かせますが、Armadillo Base OS で利用している podman はいくつかの(比較的に)新しい昨日を要していますのでそのまま動かない可能性は高いです(おそらく config 設定行えば動きますが)
>
> バージョンとしては動くかもしれませんがエラーメッセージを見てオプションを有効化してリビルドぐらいは必要になりそうですし、長めのサポートで見ると推奨してません:
> * ユーザースペースの更新で動かなくなるおそれもあります(podman を更新する際は 5.10 での動作確認は行ってますが 4.14 になかった機能が必要となってきても気づかない可能性が高いです)
> * セキュリティの面では対応している脆弱性のほとんどはカーネルの更新なので、標準のカーネルを利用できると便利です。
>
> ハードウェアは同じなので、podman さえ動作すれば同じカーネルでも問題ないと思いますが、サポートできませんのでご了承ください。
>
> > 2.ABOSではで、device tree ".dtbo" debianでは".dtb"となっているようですが、内容も異なるのでしょうか?
>
> dtbo というのは「dtb overlay」と言って、内容は同じですが管理が異なります。
> debian の場合は dtb の変更が必要な場合に dtb をすべて入れ替えて、更新になにかベースの dtb の修正が必要でしたら適用されないようになっていましたが、dtbo を利用すると必要な変更部分だけを別のファイルに保存してメインの dtb をカーネルと同時に更新して、更新の適合性が上がります。
> カーネルを自分でビルドして管理する場合は弊社のカーネルアップデートを利用しないので、その場合は dtb でも今までどおり利用できます。
>
> > 3.dockerfileでコンテナイメージのベースとなるイメージを指定しているようですが、ここの内容と使いたい独自のカーネルの関係はどうなるのでしょうか?
> > 基礎セミナーのexampleは正常に動作できています。
>
> コンテナはアプリケーションのコードのみで、カーネルが含まれていません。ホストのカーネルをそのまま使っています。
> 独自のカーネルが必要な場合にカーネルを ABOS 側で管理するしかありません。
> マニュアルに紹介している SWU 方法でカーネルを更新[1]すると、/etc/swupdate_preserve_filesの仕組みでカーネルが更新されなくなりますので、カーネルとユーザースペースを別々で管理できるようになります
> [1] https://manual.atmark-techno.com/armadillo-640/armadillo-640_product_ma…
>
> よろしくおねがいします
お世話になります。
1.カーネルとDTBを新しくbuildし、
Linux 7e8d18982925 5.10.235-cip55 #1 Thu Apr 17 05:57:44 JST 2025 armv7l GNU/Linuxとしました。
2.一度、コンテナをクリアしようと思い、
①コンテナを削除するSWUを作成し、ABOS webでSWUファイルをインストールしましたがエラーで停止しました。
⓶armadillo上で削除しようとroot@xxx:~# abos-ctrl container-clearを実行しましたが、-bash: abos-ctrl: command not foundになっています。
abos-ctrl statusも実行できません。
abos-ctrlコマンドのarmadilloへのインストール方法はありますか?
3.ロールバックを停止して、デバックしたいのですが・・・・abos-ctrlがないと確認できません。
以上、よろしくお願いします。
era-
at_dominique.m…
マルティネです。
> 1.カーネルとDTBを新しくbuildし、
> Linux 7e8d18982925 5.10.235-cip55 #1 Thu Apr 17 05:57:44 JST 2025 armv7l GNU/Linuxとしました。
了解しました。お手数をおかけしました。
> 2.一度、コンテナをクリアしようと思い、
> ①コンテナを削除するSWUを作成し、ABOS webでSWUファイルをインストールしましたがエラーで停止しました。
エラー内容(できれば ABOS Web が表示したすべてのインストール内容)をこちらにコピーしていただけますでしょうか。
(こちらでは正常に動作していることを確認しましたので、別の方法で削除するようになってもこの問題を解決できれば嬉しいです)
> ⓶armadillo上で削除しようとroot@xxx:~# abos-ctrl container-clearを実行しましたが、-bash: abos-ctrl: command not foundになっています。
> abos-ctrl statusも実行できません。
> abos-ctrlコマンドのarmadilloへのインストール方法はありますか?
abos-ctrl コマンドは abos-base というパッケージに入ってますが、インストールされてないことは考えにくいです。
Armadillo のプロンプトにユーザー名が表示されてないのと、bash ではなく busybox sh を実行しているから察すると、もしかしたら ATDE (仮想マシン)で実行しようとしていますでしょうか?
Armadillo にシリアル接続を行って Armadillo で実行しているかを確認していただけますか。
> 3.ロールバックを停止して、デバックしたいのですが・・・・abos-ctrlがないと確認できません。
ロールバックの動作は 2024年6月 にだいぶ変わりまして、古い資料の情報で停止したくなったのではないかと思います。
現状のデフォルト設定では、アップデート直後以外にロールバックは自動的にされませんので、特別に停止する必要はないと考えています。
(ロールバック直後に、インストールしたカーネルが動作しなかった場合などにロールバックは可能ですが、一度だけユーザースペースまでたどりついたらカーネルが化けてもロールバックしません。
あえて「abos-ctrl rollback-clone」を実行すると、B面(起動していない面)に起動中と同じソフトウェアがコピーされて、ロールバックの安全機能が再び動作します)
内容を確認したいので、参考にしている資料を教えていただけますでしょうか。
よろしくお願いします
kazumori88
> マルティネです。
>
> > 1.カーネルとDTBを新しくbuildし、
> > Linux 7e8d18982925 5.10.235-cip55 #1 Thu Apr 17 05:57:44 JST 2025 armv7l GNU/Linuxとしました。
>
> 了解しました。お手数をおかけしました。
>
> > 2.一度、コンテナをクリアしようと思い、
> > ①コンテナを削除するSWUを作成し、ABOS webでSWUファイルをインストールしましたがエラーで停止しました。
>
> エラー内容(できれば ABOS Web が表示したすべてのインストール内容)をこちらにコピーしていただけますでしょうか。
> (こちらでは正常に動作していることを確認しましたので、別の方法で削除するようになってもこの問題を解決できれば嬉しいです)
>
> > ⓶armadillo上で削除しようとroot@xxx:~# abos-ctrl container-clearを実行しましたが、-bash: abos-ctrl: command not foundになっています。
> > abos-ctrl statusも実行できません。
> > abos-ctrlコマンドのarmadilloへのインストール方法はありますか?
>
> abos-ctrl コマンドは abos-base というパッケージに入ってますが、インストールされてないことは考えにくいです。
> Armadillo のプロンプトにユーザー名が表示されてないのと、bash ではなく busybox sh を実行しているから察すると、もしかしたら ATDE (仮想マシン)で実行しようとしていますでしょうか?
> Armadillo にシリアル接続を行って Armadillo で実行しているかを確認していただけますか。
>
> > 3.ロールバックを停止して、デバックしたいのですが・・・・abos-ctrlがないと確認できません。
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> ロールバックの動作は 2024年6月 にだいぶ変わりまして、古い資料の情報で停止したくなったのではないかと思います。
> 現状のデフォルト設定では、アップデート直後以外にロールバックは自動的にされませんので、特別に停止する必要はないと考えています。
> (ロールバック直後に、インストールしたカーネルが動作しなかった場合などにロールバックは可能ですが、一度だけユーザースペースまでたどりついたらカーネルが化けてもロールバックしません。
> あえて「abos-ctrl rollback-clone」を実行すると、B面(起動していない面)に起動中と同じソフトウェアがコピーされて、ロールバックの安全機能が再び動作します)
> 内容を確認したいので、参考にしている資料を教えていただけますでしょうか。
>
> よろしくお願いします
お世話になります。
1.ABOS Webcontainer_clear.swu ですが、添付のcontainer_clear.swu .pngのように同じSWUで2度目は成功しました。
2.ABOS EXPLORER画面で添付のABOS EXPLORER.pngのようにOPEN PROJECTにexample2が表示されるものなのでしょうか?
3.”Armadillo にシリアル接続を行って Armadillo で実行しているかを確認していただけますか。”ということは、ssh root@192.168.0.30で接続時に表示されroot@xxx:~#はarmadillo上ではないということでしょうか?
以上、よろしくお願いします。
以上、よろしくお願いします。
シリアル接続で確認してみます。
ファイル | ファイルの説明 |
---|---|
container_clear.swu_.png | container_clear.swu をインストールします。一度目は参照コメント表示のみで、2度目は添付のように成功しました |
ABOSDE EXPLORE.png | armadillo.localにはContainer does not existになっれいるのに、OPEND PROJECTにexample2が表示されるものなのでしょうか? |
at_dominique.m…
マルティネです
> 1.ABOS Webcontainer_clear.swu ですが、添付のcontainer_clear.swu .pngのように同じSWUで2度目は成功しました。
失敗は気になりますが、とりあえず成功したのでしたらよかったです。
> 2.ABOS EXPLORER画面で添付のABOS EXPLORER.pngのようにOPEN PROJECTにexample2が表示されるものなのでしょうか?
> armadillo.localにはContainer does not existになっれいるのに、OPEND PROJECTにexample2が表示されるものなのでしょうか?
すみみません、こちらの質問は理解できませんでした。
「OPENED PROJECT」現在開いてるプロジェクトの名前になっているはずです。
上左メニューの「File > Open Folder」で別のプロジェクトディレクトリを開くとその名前が変わります。
また、コンテナイメージの名前にも使いますので、名前がちゃんと更新されてないとこのメニューのコンテナで間違ってコンテナを表示している可能性はありますので、プロジェクトディレクトリが正しく開いてることを確認してください。
> 3.”Armadillo にシリアル接続を行って Armadillo で実行しているかを確認していただけますか。”ということは、ssh root@192.168.0.30で接続時に表示されroot@xxx:~#はarmadillo上ではないということでしょうか?
MONITOR メニューで確かに 192.168.0.30 であってますが、「root@xxx:~#」は Armadillo Base OS のシェルではありません。
接続すると「armadillo:~#」で表示されるはずです。
その後にコンテナに入るとまた変わります(コンテナによります。例えば、(debian bash)「root@89ea60633246:/# 」か (alpine sh)「/ # 」になると思います)
なので、「root@xxx@」と言われましたら ATDE かコンテナの中になりますが、abos-ctrl はコンテナから実行できませんので、Armadillo Base OS 側の root シェルを開く必要があります。
よろしくおねがいします
at_dominique.m…
2025年4月16日 11時19分
kazumori88さん
お世話になっています、
マルティネです。
> 1.debianで動作しているアプリなので、debianで作成したカーネルとdtbを使用したいのですが、ABOS上で再作成しなければならないのでしょうか?
理論上では動かせますが、Armadillo Base OS で利用している podman はいくつかの(比較的に)新しい昨日を要していますのでそのまま動かない可能性は高いです(おそらく config 設定行えば動きますが)
バージョンとしては動くかもしれませんがエラーメッセージを見てオプションを有効化してリビルドぐらいは必要になりそうですし、長めのサポートで見ると推奨してません:
* ユーザースペースの更新で動かなくなるおそれもあります(podman を更新する際は 5.10 での動作確認は行ってますが 4.14 になかった機能が必要となってきても気づかない可能性が高いです)
* セキュリティの面では対応している脆弱性のほとんどはカーネルの更新なので、標準のカーネルを利用できると便利です。
ハードウェアは同じなので、podman さえ動作すれば同じカーネルでも問題ないと思いますが、サポートできませんのでご了承ください。
> 2.ABOSではで、device tree ".dtbo" debianでは".dtb"となっているようですが、内容も異なるのでしょうか?
dtbo というのは「dtb overlay」と言って、内容は同じですが管理が異なります。
debian の場合は dtb の変更が必要な場合に dtb をすべて入れ替えて、更新になにかベースの dtb の修正が必要でしたら適用されないようになっていましたが、dtbo を利用すると必要な変更部分だけを別のファイルに保存してメインの dtb をカーネルと同時に更新して、更新の適合性が上がります。
カーネルを自分でビルドして管理する場合は弊社のカーネルアップデートを利用しないので、その場合は dtb でも今までどおり利用できます。
> 3.dockerfileでコンテナイメージのベースとなるイメージを指定しているようですが、ここの内容と使いたい独自のカーネルの関係はどうなるのでしょうか?
> 基礎セミナーのexampleは正常に動作できています。
コンテナはアプリケーションのコードのみで、カーネルが含まれていません。ホストのカーネルをそのまま使っています。
独自のカーネルが必要な場合にカーネルを ABOS 側で管理するしかありません。
マニュアルに紹介している SWU 方法でカーネルを更新[1]すると、/etc/swupdate_preserve_filesの仕組みでカーネルが更新されなくなりますので、カーネルとユーザースペースを別々で管理できるようになります
[1] https://manual.atmark-techno.com/armadillo-640/armadillo-640_product_ma…
よろしくおねがいします