manamana
2025年5月12日 15時39分
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製品型番:Armadillo-IoT G3L
Debian/ABOSバージョン:9.13
カーネルバージョン:Linux version 4.9.133-at33
3G/LTE モジュール情報 (Debianのみ):
その他:
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お世話になっております
藤尾と申します。
Linuxカーネルをat15からat33にアップデートしたところ、
アップデート後でのdmesgコマンド出力で気になるエラーメッセージがありまして
(アップデート前では発生していませんでした)
以下のような差異がありました。
アップデート前のdmesg出力抜粋
[ 3.802075] imx_thermal 30000000.aips-bus:tempmon: Extended Commercial CPU temperature grade - max:105C critical:100C passive:95C
アップデート後のdmesg出力抜粋
[ 3.239883] imx_thermal 30000000.aips-bus:tempmon: failed to get nvmem device
[ 3.245747] imx_thermal 30000000.aips-bus:tempmon: failed to init from from fsl,tempmon-data
[ 3.252939] imx_thermal: probe of 30000000.aips-bus:tempmon failed with error -2
アップデート後の 「failed with error -2」が意味するところが不明でして
ご教示いただきたく、お願いいたします。
at_dominique.m…
2025年5月12日 16時24分
藤尾さん
お世話になっています、
マルティネです。
連絡ありがとうございます。
> Linuxカーネルをat15からat33にアップデートしたところ、
dtb を更新せずにカーネルだけを更新しましたね。確認できました。
申し訳ございません、自分の確認不足です。
Linux 4.19-at19 に、いくつかのパッチで温度センサーの OTP ヒューズ設定の取得方法を変更しました:
https://github.com/atmark-techno/linux-4.9-at/commit/dda51d87f56786a302…
https://github.com/atmark-techno/linux-4.9-at/commit/6dfbcd70f28ee525e9…
https://github.com/atmark-techno/linux-4.9-at/commit/ff27fc868444e7fc1b…
(背景はコミットメッセージに十分ですが、デバグ用に crashkernel を利用する再の不具合修正だった記憶があります。クラッシュした時にクロックが無効のままに OTP を読もうとして、デバグ情報を取得できないままに Armadillo が固まっていました)
その時は 3パッチ目で dts の変更しましたが、2パッチ目で適合性のための修正も実装して、そこまではまだ正常に動作していましたが、4.19-at21 にもう一つの変更 ( https://github.com/atmark-techno/linux-4.9-at/commit/6f1ab30f9ca555cfc9… ) を行った時に、at19前の dts での動作確認を取ってなかったようです…
適合性の実装に必要なドライバーがなくなったので、温度センサーの設定を取得できずにドライバー初期化が失敗しています。
現状では温度センサーが動作していませんので、緊急停止の仕組みも動いてないので太陽が当たるようなところで動作する場合は修正した方がいいと思います。
根本的な適合性の問題を修正しますが、時間がかかりますので、
現在利用中の dts ファイルがまだある場合は、お手数ですが https://github.com/atmark-techno/linux-4.9-at/commit/ff27fc868444e7fc1b… を適用して dtb を更新していただければこの問題はひとまず解決されます。
dts はもう手元にない、または更新したくない場合は申し訳ないですが時間をください(カーネルをビルドできる場合は https://github.com/atmark-techno/linux-4.9-at/commit/6f1ab30f9ca555cfc9… のコンフィグ変更を逆に行えば動作すると思いますが確認してません)
大変お手数ですがよろしくお願いします。