Armadilloフォーラム

拡張ボード(CON11)のGPIOについて

sks_kmiyaki

2025年6月24日 16時36分

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製品型番:AX2210-U00Z
Debian/ABOSバージョン:3.21.3-at.1
カーネルバージョン:5.10.234-0-at
3G/LTE モジュール情報 (Debianのみ):
その他:
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お世話になっております。宮木と申します。

Armadillo-X2の拡張ボード(CON11)にあります下記の2ピンについて、GPIOとして利用可能か、ご教示いただけますでしょうか。
・ピン番号:5 / ピン名:I2C4_SCL / GPIO:GPIO5_IO20 / I2C:I2C4_SCL
・ピン番号:7 / ピン名:I2C4_SDA / GPIO:GPIO5_IO21 / I2C:I2C4_SDA

Armadillo-X2のマルチプレクス表おいては5,7番ピンがGPIO5_IO20、GPIO5_IO21として利用可能に見受けられましたが、
at-dtwebからはI2C4機能をOFFにできないこと、
また、Armadillo-X2の製品マニュアルの3.6.8.1項で、最大21ポート拡張することが可能と記載があり、
上記2ピンを除いたGPIO数と一致することから、
5番および7番ピンはGPIOとしては利用できないという認識でよろしいでしょうか。

よろしくお願いいたします。

コメント

at_shota.shimoyama

2025年6月24日 17時48分

アットマークテクノの下山です。

5番と7番ピンをGPIOとして完全に利用できないというわけではなく、少し手間ですが
armadillo_iotg_g4-customize.dtsに次のように記載することで5番と7番ピンをGPIOとして利用することは可能です。

// SPDX-License-Identifier: (GPL-2.0 OR MIT)
/*
 * Copyright (C) 2022 Atmark Techno, Inc. All Rights Reserved.
 */
 
/dts-v1/;
/plugin/;
 
#include <dt-bindings/gpio/gpio.h>
#include <dt-bindings/clock/imx8mp-clock.h>
#include <dt-bindings/input/input.h>
 
#include "imx8mp-pinfunc.h"
 
&i2c4 {
	status = "disabled";
};
 
&pinctrl_customize {
	fsl,pins = <
		MX8MP_IOMUXC_I2C4_SCL__GPIO5_IO20			0x40000000
		MX8MP_IOMUXC_I2C4_SDA__GPIO5_IO21			0x40000000
	>;
};

ただ、5番と7番ピンは基本的にI2C4として使用されることを想定しているため、
どちらにも4.7kΩのプルアップ抵抗が付けられています。
この点についてはご注意ください。

よろしくお願いします。

下山様

迅速なご回答ありがとうございます。
5番と7番ピンをGPIOとして利用する際の参考にさせていただきます。

ご対応ありがとうございました。