eriko0305
2017年7月6日 10時38分
お世話になっております。
Armadillo-IoT G3Lにて、量産品の製造を検討しております。
overlayfsを使用しない状態で、停電等で終了処理を実行できずに 電源を遮断した場合の耐久性について教えていただだけないでしょうか?
手元にあるArmadilloで、OS起動中に電源ケーブルを抜く動作を何度か行っていますが、その後の電源投入時は正常にOS起動出来ているようです。
ログ等の書き込みが頻繁に行われない場合は、ファイルシステムの破たんリスクが少ないのかと思い質問させていただきました。
製品マニュアル(v1.2.1) 「10.2 ルートファイルシステムへの書き込みと電源断からの保護機能」を確認し、質問させていただいております。
http://manual.atmark-techno.com/armadillo-iot-g3l/armadillo-iotg-g3l_pr…
よろしくお願いいたします。
コメント
eriko0305
at_mizo
2017年7月6日 11時20分
溝渕です。
> overlayfsを使用しない状態で、停電等で終了処理を実行できずに 電源を遮断した場合の耐久性について教えていただだけないでしょうか?
> 手元にあるArmadilloで、OS起動中に電源ケーブルを抜く動作を何度か行っていますが、その後の電源投入時は正常にOS起動出来ているようです。
> ログ等の書き込みが頻繁に行われない場合は、ファイルシステムの破たんリスクが少ないのかと思い質問させていただきました。
スーパーブロックへの書き込みを含み、書き込み処理が少ない方が、ファイル
システムの破綻およびジャーナルの破棄の頻度は少なくなるものと思います。
しかし、明示的に書き込みを実行しなくても、ディスクへの書き込みは行なわ
れます。例えばatime(最終アクセス時刻)等です。
書き込みが発生する以上、100%大丈夫と言うことはできません。
# ext4ではジャーナルにハッシュ機能が追加されましたが、ハッシュは偶然の一致が考えられます
またファイルシステムの実装意外の視点から、ハードウェア(eMMCやSDカード)
が、突然の電源断により徐々に電圧が下っていく中での書き込みをどのように
処理できるのか不明です。
そのため、突然の電源断が発生しうるのであれば、overlayfsを利用するのが
確実かと思います。