pocket8137
2018年5月17日 12時03分
Armadilloの量産用のユーザランドを作成する際に、開発ガイドだと、
ATDEを使用する手順になっているという認識なのですが、
ATDEを使わずにArmadillo実機上で、ユーザランドを作成することは可能でしょうか。
コメント
pocket8137
user_2018-02-14
横から失礼致します。
上記の件について、ご質問させていただきたいのですが、
x1-debian-builderの仕組みを使用せずに、tar コマンドで、ルートディスクそのまま、tar.gz形式にしてしまう手順で、
量産可能なユーザランドの作成は可能でしょうか。
/opt/licenseなど端末固有のファイルが識別できれば、tarの--excludeオプションで、固有ファイルを除外することで、
作成が可能だという認識です。
他社製品なのですが、上記のような仕組みでユーザランドを作成する方式をとっている製品があったので、
ご質問させていただきました。
at_koseki
2018年5月17日 14時21分
古関です。
Armadillo(-IoT G3/G3L、X1)上でx1-debian-builderが動作するか試したことが無かったため、やってみました。
問題なく動作しました。
Armadillo側ではパッケージが不足しているため、以下のコマンドでインストールしてください。
# apt-get update
# apt-get install qemu-user-static debootstrap
あとはマニュアルの手順通りで生成できました。
# wget https://armadillo.atmark-techno.com/files/downloads/armadillo-iot-g3l/x…
# tar xzf x1-debian-builder-v1.1.2.tar.gz
# cd x1-debian-builder-v1.1.2/
# sudo ./build.sh aiotg3l
生成にかかる時間は弊社の環境で30分弱でした。
(おそらくボトルネックはパッケージを取ってくるネットワークの部分です)
注意点としては、eMMCブートで行う場合、大きなルートファイルシステムを作ろうとすると
eMMCのサイズ3.8Gに収まらい可能性がある点です。
また、ATDEだとx86上で、qemuを使ってARMのエミュレーションをしてdebootstrapをするのですが、
Armadillo上だとエミュレーションされていないはずです。
不要なパッケージ(qemu-user-static)を入れなければいけませんが、
x86(ATDE)上を想定して作っているのでご了承ください。
よろしくおねがいします。