atmarksatis
2018年5月23日 16時55分
お世話になります。鈴木と申します。
Armadillo-810に、ATB-A810WLAN（Armadillo-810用無線LAN拡張ボード）を取り付け、ユーザランドとしてDebian GNU/Linuxを使用した環境を構築しております。
この環境にて、Armadillo-810上でゲートウェイに向けてpingを実行した際、成功と失敗を繰り返すなど、ネットワークが不安定な状態となります。
※先に、ユーザランドをAtmark Distにして構築していましたが、その時に比べてpingの成功率が大きく下がり、通信速度も遅いように見受けられます。
本事象の原因および対処方法、または、ATB-A810WLAN（Armadillo-810用無線LAN拡張ボード）をDebian GNU/Linuxで使用する場合の構築方法や設定方法についてご教示頂けませんでしょうか。
[備考]
・Linuxカーネルはlinux-3.4-at26.tar.gzとatmark-dist-20180330.tar.gzとawl13-3.0.2-3.tar.gzを用いて、以下の情報を元にビルドしています。ここで作ったatmark-distのユーザランドイメージは使用せず、debian-wheezy-armhf_a810_20130116.tar.gzを使用しています。
https://armadillo.atmark-techno.com/files/downloads/misc/atb-a810wlan/A…
・awl13のドライバは上記でビルドしたawl13_sdio.koを使用しています。
・awl13のファームウェアはfwimage487_STA_SDIO.binを使用しています。
・以下ネットワーク関連のコマンド結果です。（一部xでマスクしています。）
root@debian:~# cat /etc/network/interfaces
# interfaces(5) file used by ifup(8) and ifdown(8)
auto lo
iface lo inet loopback
#iface eth0 inet dhcp
auto awlan0
iface awlan0 inet static
address 192.168.11.25
netmask 255.255.255.0
gateway 192.168.11.1
pre-up iwpriv awlan0 set_cryptmode WPA2-AES
pre-up iwconfig awlan0 essid xxxxxxxx
pre-up iwpriv awlan0 set_psk xxxxxxxx
wireless-mode managed
root@debian:~# ifconfig
awlan0 Link encap:Ethernet HWaddr xx:xx:xx:xx:xx:xx
inet addr:192.168.11.25 Bcast:192.168.11.255 Mask:255.255.255.0
UP BROADCAST RUNNING MULTICAST MTU:1500 Metric:1
RX packets:6904 errors:0 dropped:1334 overruns:0 frame:0
TX packets:293 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0
collisions:0 txqueuelen:1000
RX bytes:843215 (823.4 KiB) TX bytes:27045 (26.4 KiB)
lo Link encap:Local Loopback
inet addr:127.0.0.1 Mask:255.0.0.0
UP LOOPBACK RUNNING MTU:16436 Metric:1
RX packets:11 errors:0 dropped:0 overruns:0 frame:0
TX packets:11 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0
collisions:0 txqueuelen:0
RX bytes:2596 (2.5 KiB) TX bytes:2596 (2.5 KiB)
root@debian:~# cat /etc/resolv.conf
nameserver 192.168.11.1
root@debian:~# route
Kernel IP routing table
Destination Gateway Genmask Flags Metric Ref Use Iface
default 192.168.11.1 0.0.0.0 UG 0 0 0 awlan0
192.168.11.0 * 255.255.255.0 U 0 0 0 awlan0
よろしくお願いいたします。
コメント
atmarksatis
2018年5月24日 12時05分
ご回答ありがとうございます。
WiFiルータの使用チャンネルを変更してみたところ多少改善がみられました。
設定の過不足がなさそうということですので、こちらの環境依存で電波干渉などが影響していたかもしれません。
atmark-distのときは電波状態が良好だったのかもしれません。
そのため本問い合わせはクローズして頂いて結構です。
情報提供として以下ご質問に回答いたします。
> 記載のifconfigの結果はpingを打った後のものでしょうか。
> pingのログが無いのでわからないのですが、
> ifconfigの結果にエラーは記録されていないので、pingの送信
> に成功、応答が到達したが何らかの問題でdropしている、
> という認識なのですが、前提は正しいでしょうか。
正しいです。dropが発生しているpingの結果を提示いたします。
こちらはdropが発生した例ですが、繰り返すとdropしな場合もあります。
root@debian:~# ping -c 10 192.168.11.1
PING 192.168.11.1 (192.168.11.1) 56(84) bytes of data.
64 bytes from 192.168.11.1: icmp_seq=6 ttl=255 time=57.1 ms
64 bytes from 192.168.11.1: icmp_seq=7 ttl=255 time=183 ms
64 bytes from 192.168.11.1: icmp_seq=8 ttl=255 time=107 ms
64 bytes from 192.168.11.1: icmp_seq=9 ttl=255 time=332 ms
64 bytes from 192.168.11.1: icmp_seq=10 ttl=255 time=355 ms
--- 192.168.11.1 ping statistics ---
10 packets transmitted, 5 received, 50% packet loss, time 9039ms
rtt min/avg/max/mdev = 57.118/207.127/355.522/118.909 ms
> 他に手掛りがあるとすれば、/var/log/messageに
> debianの場合だけawlan、sdhci関連のログが出力されて
> いないか気になります。
ログを確認いたしましたが、awlan、sdhci関連のエラー等は見受けられませんでした。
Jan 1 00:00:18 debian kernel: awl13: RX Transmission mode SDINT HT
Jan 1 00:00:18 debian kernel: mmc1: registerd "awl13" device as awlan0
Jan 1 00:00:18 debian kernel: awl13: Version 3.0.2 Load.
Jan 1 00:00:19 debian kernel: awl13: WID=0x5, STATUS CODE=0x0
Jan 1 00:00:19 debian kernel: awl13: disconnected!
Jan 1 00:00:19 debian kernel: awl13: device ready!
Jan 1 00:00:20 debian kernel: awl13: MAC is 00:1d:12:b8:c4:ff
Jan 1 00:00:20 debian kernel: awl13: WID=0x5, STATUS CODE=0x1
Jan 1 00:00:20 debian kernel: awl13: WID=0x5, STATUS CODE=0x1
Jan 1 00:03:30 debian kernel: awl13: WID=0x5, STATUS CODE=0x0
Jan 1 00:03:30 debian kernel: awl13: disconnected!
Jan 1 00:03:42 debian kernel: awl13: WID=0x5, STATUS CODE=0x1
Jan 1 00:03:42 debian kernel: awl13: WID=0x5, STATUS CODE=0x0
Jan 1 00:03:42 debian kernel: awl13: disconnected!
Jan 1 00:03:54 debian kernel: awl13: WID=0x5, STATUS CODE=0x1
Jan 1 00:03:54 debian kernel: awl13: WID=0x5, STATUS CODE=0x0
Jan 1 00:03:54 debian kernel: awl13: disconnected!
Jan 1 00:04:05 debian kernel: awl13: WID=0x5, STATUS CODE=0x1
Jan 1 00:04:05 debian kernel: awl13: WID=0x5, STATUS CODE=0x0
Jan 1 00:04:05 debian kernel: awl13: disconnected!
Jan 1 00:04:05 debian kernel: awl13: WID=0x5, STATUS CODE=0x1
Jan 1 00:04:10 debian kernel: awl13: WID=0x5, STATUS CODE=0x1
Jan 1 00:04:10 debian kernel: awl13: connected!
at_ohsawa
2018年5月25日 11時57分
> atmark-distのときは電波状態が良好だったのかもしれません。
> そのため本問い合わせはクローズして頂いて結構です。
単純に帯域が混雑しているのであれば仕方ないのですが、
受信感度が確保できないようであれば、外付けアンテナも
用意しております。利得は2dbiなので劇的に感度が良くなる
ことはないのですが、標準搭載のチップアンテナはBP3591
という文字と正立する真正面からの受信感度が悪いので、
APの設置方向によっては外付けアンテナの方が調整しやすい
と思います。
外付けアンテナ
https://armadillo.atmark-techno.com/option-products/OP-ANT-WLAN-01W
> PING 192.168.11.1 (192.168.11.1) 56(84) bytes of data.
> 64 bytes from 192.168.11.1: icmp_seq=6 ttl=255 time=57.1 ms
> 64 bytes from 192.168.11.1: icmp_seq=7 ttl=255 time=183 ms
> 64 bytes from 192.168.11.1: icmp_seq=8 ttl=255 time=107 ms
> 64 bytes from 192.168.11.1: icmp_seq=9 ttl=255 time=332 ms
> 64 bytes from 192.168.11.1: icmp_seq=10 ttl=255 time=355 ms
>
> --- 192.168.11.1 ping statistics ---
> 10 packets transmitted, 5 received, 50% packet loss, time 9039ms
> rtt min/avg/max/mdev = 57.118/207.127/355.522/118.909 ms
> ログを確認いたしましたが、awlan、sdhci関連のエラー等は見受けられませんでした。
ログありがとうございます。
at_ohsawa
2018年5月23日 18時59分
すみません、思い当るものがありません。
動作状況からファームウェアのロードは正常に完了している
ようですし、設定にも過不足無いと思います。
記載のifconfigの結果はpingを打った後のものでしょうか。
pingのログが無いのでわからないのですが、
ifconfigの結果にエラーは記録されていないので、pingの送信
に成功、応答が到達したが何らかの問題でdropしている、
という認識なのですが、前提は正しいでしょうか。
他に手掛りがあるとすれば、/var/log/messageに
debianの場合だけawlan、sdhci関連のログが出力されて
いないか気になります。