kiso.masaki
2018年6月12日 19時33分
初めて投稿させていただきます。
Armadillo-X1のlinuxカーネルについて、1点、確認させてください。
■質問
現在、Armadillo-X1には、WEB上から「linux-3.14-x1-at21」をダウンロードできますが、
過去のlinuxカーネル「linux-3.14-x1-at10.tar.gz」を適用してもArmadillo-X1は動作しますでしょうか。
□linux-3.14-x1-at10
https://download.atmark-techno.com/armadillo-x1/source/linux-3.14-x1-at…
□linux-3.14-x1-at21
https://armadillo.atmark-techno.com/files/downloads/armadillo-x1/source…
■経緯
・Armadillo-IoT G2/G3向けに作成された、アドオンモジュールをArmadillo-X1で使用したいが、
このアドオンモジュールのLinuxカーネルはArmadillo-IoT G2/G3向けしか無い可能性がある。
・このアドオンモジュールのArmadillo-X1用のLinuxカーネルはメーカーに問合せ中だが、
Armadillo-X1用のLinuxカーネルが無い場合、過去のlinuxカーネル「linux-3.14-x1-at10」を
Armadillo-X1へ書き込む必要が出てくるため、確認した。
ざっくりとした質問で申し訳ございませんが、
ご教授いただけますでしょうか。
よろしくお願いいたします。
コメント
kiso.masaki
> 溝渕です。
>
> > 現在、Armadillo-X1には、WEB上から「linux-3.14-x1-at21」をダウンロードできますが、
> > 過去のlinuxカーネル「linux-3.14-x1-at10.tar.gz」を適用してもArmadillo-X1は動作しますでしょうか。
>
> 動作自体はします。linuxカーネルバージョンはat3であれば動作します。
>
> しかし、at10を利用した場合、at10〜at21までに修正された不具合の影響を受ける可能性があります。
>
> 以下に、at10を利用した場合に再現する可能性がある不具合をいくつかピックアップしました。
>
> https://armadillo.atmark-techno.com/news/20180306/software-update-ax1
> > SDカードにより、UHS-Iモードで動作しない不具合の修正
>
> https://armadillo.atmark-techno.com/news/20171228/software-update-ax1
> > Armadillo-IoT G3/Armadillo-X1 搭載WLAN+BT コンボモジュールの無線LANで 電波が悪い状況下で、まれにkernel panicする不具合を修正
> > Freescale Busfreq driver動作時にまれにウォッチドッグタイマーに よるシステムリセットが発生する問題の対策
> > リセットタイミングにより、ARM電源電圧が異常になる不具合を修正
>
> https://armadillo.atmark-techno.com/news/20170926/software-update-ax1
> > Bluetoothサブシステムでスタックバッファーフローが発生する可能性がある不具合(CVE-2017-1000251)を修正
>
> 可能であれば、最新のlinuxカーネルにアドオンドライバを移植することをおすすめいたします。
>
ご丁寧に解説いただき、誠にありがとうございます。
at10を利用した場合に再現する不具合については、調べきれていませんでした。
しかし、アドオンモジュールのメーカー様が、Armadillo-IoT G2/G3向けに作成されたアドオンモジュールを
Armadillo-X1へ対応してくれました。
従いまして、本件はクローズといたします。
今後、投稿する前には、もっとフォーラムを活用しようと思います。
at_mizo
2018年6月21日 10時18分
溝渕です。
> 現在、Armadillo-X1には、WEB上から「linux-3.14-x1-at21」をダウンロードできますが、
> 過去のlinuxカーネル「linux-3.14-x1-at10.tar.gz」を適用してもArmadillo-X1は動作しますでしょうか。
動作自体はします。linuxカーネルバージョンはat3であれば動作します。
しかし、at10を利用した場合、at10〜at21までに修正された不具合の影響を受ける可能性があります。
以下に、at10を利用した場合に再現する可能性がある不具合をいくつかピックアップしました。
https://armadillo.atmark-techno.com/news/20180306/software-update-ax1
> SDカードにより、UHS-Iモードで動作しない不具合の修正
https://armadillo.atmark-techno.com/news/20171228/software-update-ax1
> Armadillo-IoT G3/Armadillo-X1 搭載WLAN+BT コンボモジュールの無線LANで 電波が悪い状況下で、まれにkernel panicする不具合を修正
> Freescale Busfreq driver動作時にまれにウォッチドッグタイマーに よるシステムリセットが発生する問題の対策
> リセットタイミングにより、ARM電源電圧が異常になる不具合を修正
https://armadillo.atmark-techno.com/news/20170926/software-update-ax1
> Bluetoothサブシステムでスタックバッファーフローが発生する可能性がある不具合(CVE-2017-1000251)を修正
可能であれば、最新のlinuxカーネルにアドオンドライバを移植することをおすすめいたします。