takuya.murasugi
2019年7月9日 10時29分
お世話になります。村杉と申します。
先ほど「"JP1をショートしない&ユーザスイッチを押さない"で、インストールディスクによるインストールの実行」を質問させて頂きました。
https://users.atmark-techno.com/forum/armadillo/3998
上記で蓋を開けずに無事にインストールを実行することが出来たのですが、
マニュアルには
11.1.3. インストールの実行 1. Armadillo の電源が切断されていることを確認します。接続されていた場合は、電源を切断 してください。また、「17.10. CON13 RTC バックアップインターフェース 1」 にバッテリー が接続されている場合は、必ず取り外して下さい。
と記載があり、
もしバッテリーが接続されていた場合、どのようなことが考えられますでしょうか?
下の方に
インストールの実行中は電源を切断しないでください。ボード情報が破損し、復旧できなくなる恐れがあります。
との記載があり、バッテリーが接続されていた場合にも同様の恐れがあるのかと思い質問させて頂きました。
よろしくお願いいたします。
以上
コメント
takuya.murasugi
at_syunya.ohshio
2019年7月9日 14時14分
大塩です。
> マニュアルには
> 11.1.3. インストールの実行
>
> 1. Armadillo の電源が切断されていることを確認します。接続されていた場合は、電源を切断
> してください。また、「17.10. CON13 RTC バックアップインターフェース 1」 にバッテリー
> が接続されている場合は、必ず取り外して下さい。
> と記載があり、
> もしバッテリーが接続されていた場合、どのようなことが考えられますでしょうか?
Armadillo-IoT G3のインストールディスクは、BMIC(Board Management IC)がコールドスタート(完全に電源が切れた状態からの起動)した事を前提に動作します。
RTCバックアップインターフェース にバッテリーが接続されていた場合、ACアダプタを切断・再接続してもBMICがコールドスタートせず、インストールに失敗します。
なお、U-Boot/Linuxカーネル/debianユーザーランドの3つの書き換えが目的であれば(ボード情報の更新が不要であれば)上記制約を無くすことができます。
手順は[※1]を参照してください。
> インストールの実行中は電源を切断しないでください。ボード情報が破損し、復旧できなくなる恐れがあります。
> との記載があり、バッテリーが接続されていた場合にも同様の恐れがあるのかと思い質問させて頂きました。
RTCバックアップインターフェース にバッテリーを接続していても、インストールが行われないだけで復旧できなくなる状況にはなりません。
内蔵フラッシュメモリやeMMCに書き込んでいる最中に電源を切断した場合に、復旧できなくなる恐れがあります。
[※1]
インストールディスクイメージ作成ツール,弊社標準のインストールディスクイメージのディレクトリ内に存在する「install.sh」の下記を削除することで対応可能です。
-------------------------------------------------------------
print_step "Board Update"
${BOARD_UPDATE_TOOL} 2>&1
[ $? -ne 0 ] && error_exit "Board Update Error"
-------------------------------------------------------------
インストールディスクイメージ作成ツールをご利用の場合
"make_install_disk_image-v[version]/core/images/install.sh" が対象ファイルとなります。
弊社標準のインストールディスクイメージをご利用の場合
インストールディスクイメージを書き込んだSDカードの下記が対象ファイルとなります。
パーティション: 2
ファイルパス: /images/install.sh