Armadilloフォーラム

ソフトウェアの更新について

ace_kyorin

2019年10月23日 10時48分

宇野と申します。
Tera Termを使ったところ、Armadilloの起動に成功しました。
教えていただき有難うございました。

次にソフトウェアを更新しようとして最新のイメージをダウンロードしました。
6.1.1ブートローダーイメージの更新でMTDのブロックデバイスに直接イメージを書き込むとありますがやり方がわかりません。
以下のようにマニュアル通りに入力してもマニュアルと違うメッセージが表示されてしまいます。

root@armadillo:~# dd if=u-boot-x1-at20.bin of=/dev/mtdblock0
dd: failed to open 'u-boot-x1-at20.bin': No such file or directory

表6-1のストレージやデバイスファイルがどういうものか理解できていないのですが、PCにイメージをダウンロードしただけでは書き込みはできないのでしょうか。
ご教示いただけましたら幸いです。
宜しくお願いいたします。

コメント

at_keitaro.takahashi

2019年10月23日 13時09分

高橋です。

> dd: failed to open 'u-boot-x1-at20.bin': No such file or directory

対象のファイル(ブートローダーイメージ)がArmadillo上に存在しないためエラーが発生しています。
Armadilloは、宇野様が現在操作しているPCとは別のコンピュータであるため、
PCでダウンロードしたイメージをArmadilloに転送するか、直接Armadilloにイメージをダウンロードする必要があります。

PCでダウンロードしたイメージをArmadilloに転送するには、USBメモリやSDカードなどのストレージを使用するのが簡単です。

Armadillo-IoT ゲートウェイ G3L 製品マニュアル「7.3. ストレージ」
https://manual.atmark-techno.com/armadillo-iot-g3l/armadillo-iotg-g3l_p…

直接Armadilloにイメージをダウンロードする場合は、インターネットに接続したArmadillo上で以下のようなコマンドを実行してください。

wget <イメージのURL>

例として、ブートローダーイメージをダウンロードする場合は以下のコマンドになります。

wget https://users.atmark-techno.com/files/downloads/armadillo-iot-g3l/image/u-boot-x1-at20.bin

宇野です。
お返事有難うございます。

> 対象のファイル(ブートローダーイメージ)がArmadillo上に存在しないためエラーが発生しています。
> Armadilloは、宇野様が現在操作しているPCとは別のコンピュータであるため、
> PCでダウンロードしたイメージをArmadilloに転送するか、直接Armadilloにイメージをダウンロードする必要があります。

> PCでダウンロードしたイメージをArmadilloに転送するには、USBメモリやSDカードなどのストレージを使用するのが簡単です。

添付していただいたURLを参照して、カードにDD For Windowsを使って書き込みを行い、Armadilloに挿して先ほどのコマンドを入力しましたが同じメッセージが出てしまいました。

> 直接Armadilloにイメージをダウンロードする場合は、インターネットに接続したArmadillo上で以下のようなコマンドを実行してください。

インターネットは無線LANに接続したいのですが、以下のようになってしまいます。
何か原因があればご教示いただきたいです。
よろしくお願いいたします。

root@armadillo:~# nmcli connection
NAME UUID TYPE DEVICE
Wi-Fi connection 1 e1dcceba-567d-4cb5-a7fe-b39301dd9b0c 802-11-wireless --
Wired connection 1 9b15ce6b-f98b-32e7-ad01-100e3f14b633 802-3-ethernet --
Wired connection 2 e789c6cd-3406-3ce2-b43b-ba2dc665c603 802-3-ethernet --
Wired connection 3 5eeb5249-af9e-38d3-912f-aad08de33fcf 802-3-ethernet --
root@armadillo:~# nmcli connection up "Wi-Fi connection 1"
wlcore: down
IPv6: ADDRCONF(NETDEV_CHANGE): wlan0: link becomes ready
wlcore: down
wlcore: down
Error: Connection activation failed.
wlcore: down
IPv6: ADDRCONF(NETDEV_UP): wlan0: link is not ready
root@armadillo:~# ping -c 4 10.170.9.53
connect: Network is unreachable

at_keitaro.takahashi

2019年10月24日 11時24分

高橋です。

> 添付していただいたURLを参照して、カードにDD For Windowsを使って書き込みを行い、Armadilloに挿して先ほどのコマンドを入力しましたが同じメッセージが出てしまいました。

SDカードをストレージとして使用する場合、DD For Windows等を使用してイメージファイルを書き込む必要はありません。
お使いのPCで、必要なファイルをSDカードにコピーした後、ArmadilloにSDカードを挿入し、マニュアルを参考にマウントをすることでSDカードにコピーしたファイルがArmadilloから見えるようになります。

Armadillo上でlsコマンドを使うと、マウントしたSDカード内に存在するファイルを確認することができます。

ls /mnt

※/mntディレクトリにマウントした場合

その後、ブートローダーイメージなどを書き込む際にイメージファイルを指定する場合は、
書き込むコマンドを実行するディレクトリにイメージファイルをコピーしてくる(以下参照)か、

cp /mnt/u-boot-x1-at20.bin .
dd if=u-boot-x1-at20.bin of=/dev/mtdblock0
sync

直接SDカード内のイメージを指定する(以下参照)などの方法があります。

dd if=/mnt/u-boot-x1-at20.bin of=/dev/mtdblock0
sync

> インターネットは無線LANに接続したいのですが、以下のようになってしまいます。
> 何か原因があればご教示いただきたいです。
接続先がインターネットに繋がっていないか、接続するのにユーザーIDなどの認証情報が必要なネットワークである可能性があります。
他の無線デバイス(ノートPC、スマートフォンなど)で同じネットワークに正しく接続できるか確認してください。

> root@armadillo:~# ping -c 4 10.170.9.53
10から始まるIPアドレスはプライベートIPアドレスです。
インターネットに接続しているか確かめるには、弊社サイトなど、インターネット上に存在するアドレスを指定する必要があります。

ping -c 4 www.atmark-techno.com

ところで、お使いのArmadilloは、既に何らかのソフトウェアを動作させたことがありますでしょうか。
もし、これから新規で開発を始める場合であるなら、ソフトウェアの更新にはインストールディスクを使用するのが便利です。
インストールディスクを使用すると、内蔵ストレージに保存されているすべてのイメージファイルが上書きされるため、既にArmadilloに保存されているデータやアプリケーション、ネットワークなどの設定は削除されますが、すべてのソフトウェアをまとめて書き換えることができます。

最新のインストールディスクイメージは、以下からダウンロードできます。
https://users.atmark-techno.com/armadillo-iot-g3l/software

インストールディスクの使用は、製品マニュアルの他、以下のブログが参考になると思われます。

Armadillo-IoT(G3/G3L)/X1: 出荷時のイメージ書き込み方法のまとめ
https://users.atmark-techno.com/blog/1913/2396

宇野です。
お返事有難うございます。

> SDカードをストレージとして使用する場合、DD For Windows等を使用してイメージファイルを書き込む必要はありません。
> お使いのPCで、必要なファイルをSDカードにコピーした後、ArmadilloにSDカードを挿入し、マニュアルを参考にマウントをすることでSDカードにコピーしたファイルがArmadilloから見えるようになります。
> Armadillo上でlsコマンドを使うと、マウントしたSDカード内に存在するファイルを確認することができます。
>

> ls /mnt
> 

> ※/mntディレクトリにマウントした場合
> その後、ブートローダーイメージなどを書き込む際にイメージファイルを指定する場合は、
> 書き込むコマンドを実行するディレクトリにイメージファイルをコピーしてくる(以下参照)か、
>

> cp /mnt/u-boot-x1-at20.bin .
> dd if=u-boot-x1-at20.bin of=/dev/mtdblock0
> sync
> 

> 直接SDカード内のイメージを指定する(以下参照)などの方法があります。
>

> dd if=/mnt/u-boot-x1-at20.bin of=/dev/mtdblock0
> sync
> 

SDカードにイメージファイルをコピーしてみました。
microSDXCカードを使用していたので、パーテーション変更とフォーマットを行おうとしましたが、2つめのパーテーションを設定しようとしたところ、以下のようになってしまいマニュアルの通りに表示されませんでした。
その後ストレージデバイスのフォーマットやマウントなどもしようとしましたが、いずれも「ファイルがない」などのエラーメッセージが出てしまいできません。
原因などありますでしょうか。

Command (m for help): n
To create more partitions, first replace a primary with an extended partition.

Command (m for help): p
Disk /dev/mmcblk0: 59.5 GiB, 63864569856 bytes, 124735488 sectors
Units: sectors of 1 * 512 = 512 bytes
Sector size (logical/physical): 512 bytes / 512 bytes
I/O size (minimum/optimal): 512 bytes / 512 bytes
Disklabel type: dos
Disk identifier: 0x00000000

Device Boot Start End Sectors Size Id Type
/dev/mmcblk0p1 2048 206847 204800 100M 83 Linux
/dev/mmcblk0p2 4294967295 8589934589 4294967295 2T ff BBT
/dev/mmcblk0p3 4294967295 8589934589 4294967295 2T ff BBT
/dev/mmcblk0p4 4294967295 6854241533 2559274239 1.2T ff BBT

> ところで、お使いのArmadilloは、既に何らかのソフトウェアを動作させたことがありますでしょうか。
> もし、これから新規で開発を始める場合であるなら、ソフトウェアの更新にはインストールディスクを使用するのが便利です。
> インストールディスクを使用すると、内蔵ストレージに保存されているすべてのイメージファイルが上書きされるため、既にArmadilloに保存されているデータやアプリケーション、ネットワークなどの設定は削除されますが、すべてのソフトウェアをまとめて書き換えることができます。

新規での開発を始めようと思っています。
インストールディスクを使用してのソフトウェアの更新の場合、マニュアルを参照するとSDカードファイルはコピーではなく書き込みを行うということでよろしかったでしょうか。
またTera TermでArmadilloを起動したのですが、ATDEと同じようにインストールディスクイメージの作成を行う方法はありますでしょうか。

何度も申し訳ございませんが、ご教示いただけましたら幸いです。
宜しくお願いいたします。

at_keitaro.takahashi

2019年10月25日 14時03分

高橋です。

> SDカードにイメージファイルをコピーしてみました。
> microSDXCカードを使用していたので、パーテーション変更とフォーマットを行おうとしましたが、2つめのパーテーションを設定しようとしたところ、以下のようになってしまいマニュアルの通りに表示されませんでした。

primary partitionは4つまでしか作成できません。パーティションを消去してからもう一度試してください。
補足ですが、ATDEやArmadilloで使用するコマンドは、manページで使用方法を確認することができます。

man fdisk

のように、manの後に使用方法を確認したいコマンド名を指定してください。

なお、フォーマットを行うとSDカード内のデータが全て削除されます。

> その後ストレージデバイスのフォーマットやマウントなどもしようとしましたが、いずれも「ファイルがない」などのエラーメッセージが出てしまいできません。
> 原因などありますでしょうか。

エラーメッセージなどは、そのとき実行したコマンドと、エラーメッセージそのものを両方記載することで、状況がわかりやすくなります。

> 新規での開発を始めようと思っています。
> インストールディスクを使用してのソフトウェアの更新の場合、マニュアルを参照するとSDカードファイルはコピーではなく書き込みを行うということでよろしかったでしょうか。

はい、そうです。
マニュアルにはATDEでのインストールディスク作成手順が記載されていますが、Windowsを使用してもインストールディスクの作成を行うことができます。

Armadillo-G3/G3L/X1: Windows上でのインストールディスクの作成方法
https://users.atmark-techno.com/blog/1913/2400

> またTera TermでArmadilloを起動したのですが、ATDEと同じようにインストールディスクイメージの作成を行う方法はありますでしょうか。

インストールディスクイメージの作成については弊社最新ソフトウェアに更新する際は、インストールディスクイメージを作成する必要はありません。
以下から最新のインストールディスクイメージをダウンロードして使用してください。
https://users.atmark-techno.com/armadillo-iot-g3l/software

・インストールディスク:インストールディスクイメージを書き込んだSDカード

宇野です。
パーテーションの変更に成功して途中まで書き込みを行えていたのですが、Debian GNU/Linuxルートファイルシステムのみ容量が足りずコピーできませんでした。

そこでアンマウントしてからArmadilloの電源を切ってシリアルケーブルをPCから抜き、SDカードリーダをPCに接続しmicroSDカードを挿してコピーをし直そうとしました。
もう一度ArmadilloをPCに接続し電源ケーブルを挿したところ電源がつかなくなってしまいました。
PCを再起動して試したのですが電源が入らずLEDも点きません。

もしかしたら故障したかもしれません。
交換対応の場合、届くまでに最低何日かかるでしょうか。

at_keitaro.takahashi

2019年10月25日 18時48分

高橋です。

> もしかしたら故障したかもしれません。
> 交換対応の場合、届くまでに最低何日かかるでしょうか。

故障ではなく、ブートローダーが正しく書けていない、SDブートと通常の起動を間違えているなどの可能性があります。
インストールディスクによる初期化を試してみてください。
初期化後に起動するときは、JP1をオープンにする(ジャンパを外す)のを忘れないでください。

なお、交換対応の場合の配送日数については、ご購入された販売店窓口までお問い合わせください。

宇野です。
早々のご対応有難うございます。

初期化しもう一度PCに接続し電源ケーブルを挿したら電源が入りました。
これでマニュアルの第6章のソフトウェアの更新と初期化は終わったということでよろしかったでしょうか。