Armadilloフォーラム

組み込み機器で使用したライブラリの著作権表示方法について

fukasawa

2020年10月22日 16時45分

お世話になっております。

自身で作り、配布する製品で動作するソフトウェアで使用したライブラリの著作権表示の方法について教えて下さい。
著作権表示が必要なライセンス(MIT, LGPLなど)が含まれたライブラリがある場合、どのように表示すればよいでしょうか?
以下のどれでも対応としてはよいのでしょうか?

・全ての著作権表示を印刷して、製品とともに配布する
・全ての著作権表示をCDなどのメディアに入れて、製品とともに配布する
・全ての著作権表示をHPに掲載して、そのページURLを印刷したものとともに製品を配布する

また、著作権表示の対象となるライブラリはどこまでなのでしょうか?
具体的な例で言いますと、以下のような製品です。

Armadillo-640にキャラクタディスプレイが接続され、ランダムなSin値が表示されます。
製品は筐体に入れられているため、ログインやネットワークアクセスはできません。
Sin値を計算するために、標準Cライブラリの「glibc/math.h」(LGPL)を使用したソフトウェアが動作しています。
ソフトウェアはLinux OS上で動いています。
ソースコードやバイナリの配布はしていません。

このとき著作権表示をする必要があるライブラリは使用している、標準Cライブラリの「glibc」だけでよいのか、それともLinux上で動作している全てのソフトウェア・ライブラリが必要なのでしょうか?

コメント

> 著作権表示が必要なライセンス(MIT, LGPLなど)が含まれたライブラリがある場合、どのように表示すればよいでしょうか?

各ライセンスに従い、お客様の方でご確認ください。

> また、著作権表示の対象となるライブラリはどこまでなのでしょうか?

お客様がフルスクラッチで作成されたソフトウェアに関しましては、使用した
ライブラリなどのライセンスに違反しない形であればご自由に扱うことができ
ます。

お客様が作成されたソフトウェアを除くブートローダーやカーネル、ユーザー
ランドにつきましては全てのソフトウェアについて各ライセンスの適用対象と
なります。

Armadillo-640は、弊社ではU-boot、カーネルにつきましてはソースコードを
公開しており、ソースコード内にて著作権表記がなされています。

debianユーザーランドに関しましては、ソースコード(著作権表記含む)を全て
apt-get sourceで取得することができるようになっております。
以上の対応でライセンスを満たしているという弊社の認識のもとソフトウェア
を配布しております。

お客様の販売する製品につきましては、ログインやネットワークアクセスがで
きないため、別途後からユーザーが製品に用いられているソフトウェアのソー
スコード(著作権表示含む)を取得することができるような記載をすることで、
ライセンスを満たせるのではないかというのが弊社の認識です。

あくまでも全て弊社の認識ですので、実際にはお客様の方で各ライセンス要項
をご確認いただき、お客様の責任においてソフトウェアの配布をして頂くよう
お願いいたします。