Armadilloフォーラム

u-bootのbuild失敗について

oota-h

2021年5月19日 11時54分

お世話になっております。太田と申します。
現在armadillo-x1のCON7に弊社独自の拡張基板を刺して、CANを使用したいと考えております。
この際、必要な作業として
1. ブートローダー(u-boot)でI2C機能の無効化
2. カーネルのAutoDetect機能の無効化
3. CON7-CAN2のdtsの有効化
かと思われますが、2, 3は御社のマニュアルを参考に完了しました。
1 の作業で御社が公開されているu-bootのソースをbuildするとエラーで終了してしまう状況にあります。
エラー時のターミナルメッセージを添付致しますので、何か情報がありましたらご教示ください。

ファイル ファイルの説明
u-boot_make_error-message_utf8.txt
コメント

at_akihito.irie

2021年5月19日 15時19分

入江です。

> 1 の作業で御社が公開されているu-bootのソースをbuildするとエラーで終了してしまう状況にあります。
> エラー時のターミナルメッセージを添付致しますので、何か情報がありましたらご教示ください。

ご迷惑をおかけして申し訳ございません。

こちらにつきましては、おそらくu-bootのバグではないかと考えております。
今後原因と修正箇所の特定を行い、アップデートにて修正する予定です。

ワークアラウンドとしまして、以下のコマンドを実行してからであればu-boot
のビルドを行うことができるはずです。

[ATDE]$ sudo apt-get purge -y --auto-remove libfdt-dev

以上、お手数おかけしますがよろしくお願いいたします。

oota-h

2021年5月19日 18時16分

入江さま
ご回答いただきありがとうございます。
ご教示頂いたコマンドを実行後、ブートローダーをbuildするとエラーなく実行できました。
今回教えていただいたコマンドは、一度実行すればそれ以後は不要でしょうか?
お手数ですがご回答のほどよろしくおねがいします。

at_akihito.irie

2021年5月20日 9時34分

入江です。

> 今回教えていただいたコマンドは、一度実行すればそれ以後は不要でしょうか?

基本的にはそのとおりです。

apt installでlibfdtがインストールされた場合(他パッケージの依存でインス
トールされた場合も含む)は、再度前述のコマンドを実行する必要があります。

気にせずお使いいただいて、ubootをビルドした際に同様のエラーが出た場合
に実行して頂く程度の認識で良いと思います。

oota-h

2021年5月21日 13時56分

入江さま
ご回答ありがとうございます。

もう一点教えて下さい。
libfdt-dev をパージした環境でbuildしたu-bootをx1へ書き込むと
OSが立ち上がらなくなる現象が発生しております。
SoCからの電源供給はテスターで確認できるので、電源は入るもののブートローダーが走らない状況のようです。

正常起動する際のdmesgを拾っていくと、fdt(FLattened Device Tree)がDevice Treeのアドレスを呼び出しているようにも見えます。
どのように解決すればよろしいでしょうか?

ファイル ファイルの説明
スクリーンショット 2021-05-21 13.54.04.png

at_akihito.irie

2021年5月24日 13時00分

入江です。

当方でも同様にlibfdt-devをpurgeしてubootをビルドし、Armadilloに書き込
んでみましたが、現象の再現ができませんでした。

> libfdt-dev をパージした環境でbuildしたu-bootをx1へ書き込むと
> OSが立ち上がらなくなる現象が発生しております。

OSが立ち上がらなくなるというのは、uboot自体は起動しているということで
しょうか。

また、当該のArmadilloの起動ログはありませんでしょうか。
ubootが起動せず一切のログが出力されなかったということでしょうか。

以上、よろしくお願いいたします。

oota-h

2021年5月24日 16時07分

入江さま

太田です。上記質問の件、自己解決いたしました。
u-bootをコンパイルした際に生成される u-boot.bin をインストールイメージとして焼いていたため、
ブートローダーが立ち上がらず、シリアルコンソールになんのメッセージも表示されなくなっておりました。

正しくは、
u-boot-x1.bin を使用してインストールイメージを作成すればよかったのですね。(armadillo-x1をターゲットデバイスとしているため)
このバイナリファイルで問題なくOSが起動するようになりました。

大変お手数をおかけいたしました。
ありがとうございました。